@地券を読んでみる
地券での授業実践はすでにいろんな形で紹介されている。私の場合、地券を神田の古本屋街で手に入れた。ちょうど山梨県の地券があったのでそれを入手した。500円であった。それをコピーして、授業中生徒全員に配る。そして、読ませて、読み下し文を書かせる。つまり、古文書解読である。地券は近代の古文書で、比較的単純なので生徒にとって読み下しやすい古文書であろう。これをやらせようとするとき、生徒は「え〜」というような反応をするが、そのあと、二つの反応に分かれる。一つは、おもしろがってやる生徒。もう一つは、つまらなそうにしょうがなくやる生徒(もっともどんなアイデアも生徒の反応はこのように二つに分かれるが)。私が毎年配布している地券は下のようなものである。生徒が用紙に読み下しを書いたあと、正解を配布する。そして、訂正させながら、地券にはどのようなことが書いてあるか確認する。
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