教育相談について |
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最近またいじめが全国的問題になってます。いじめ対応の原則をわかりやすく書き直しました。 |
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私は、教育相談担当(高校の校務分掌)として活動しています。 2009年3月まで、教員の研修として2年間上越教育大学大学院臨床心理学コースに在籍し、今は、学校現場に復帰し学んだことを生かそうとしています。そして、学校心理士や臨床心理士の資格取得 し、日々生徒の個別相談や連携による支援を行っています。 最近、感じていることは、以前ほど「教育相談」や「心の教育」に関心をもつ人が少なくなった、或いは、教育相談よりも特別支援教育の方に教員らの関心が移っているような感じがします。 また、文科省からも学校にスクールソーシャルワーカーが導入されるなど、心理的な対応より、社会的な支援や環境調整の方が重要視されるようになっているようです。 今は格差社会となり、生徒の問題も、単に心だけの問題ではないし、家庭環境や貧困層の問題ともいえるわけです。離婚や片親の家庭も多い。そうして親世代は自分が生きるのが精一杯で、子どもまで配慮できない。そんななか、心理的対応より優先されるのは、ソーシャルワーク的なアプローチでしょう。 ただ、環境調整も大事ですが、生徒の環境としての学校を整えること、そして、できれば、学校やクラス、部活、や特定の教員が生徒の居場所の一つになることが望ましいのに越したことはありません。私は資格を生かし、そのような生徒の居場所的な教員になること、さらに学校全体が生徒の居場所としても機能するよう学校組織に働きかけています。 以下、臨床心理学を学び、臨床心理士となった今、改めて私の考えを今日的状況にあわせて考えなおしました。 |