下着について

サノ皮膚科クリニック

 

1)素材について:下着は綿100%のものが、お勧めです。また、綿100%でも、メッシュでない平織りの白無地が良い。

2)締め付けについて:締め付けが生じやすい部分は、腰(下着とベルト)と股の部分。ブラジャーの肩ひもとアンダーです。肩ひもやベルト部分が幅広く、皮膚に食い込みにくい下着が望ましい。

3)縫製の縫い目の刺激について:縫い目が平らで糸が肌に当たらないものや、無縫製のものが良い。

4)タグによる刺激について:タグは取り外すか、タグが外に配置されているものを選ぶ。

下着の例

①男性用下着・・・グンゼの綿100%のものや、富士紡ホールディングスの綿100%のBVDなど。

②ジュニア用・・・グンゼの綿100%のもの(ピエクレールなど)。

③婦人用下着・・・胸パッドが布で覆われていて、下にきついゴムがないもの。

グンゼのキレイラボ(KIREILABO)綿ではないが完全無縫製でパットが取り外し可能なもの、(通販あり)。メディキュア・・・通販で買える低刺激下着。綿100%ではないが、完全無縫製で、洗濯後の洗剤や皮脂が残りにくくなっている。インターネットで「グンゼ メディキュア」を検索するか、TEL 0120-46-4000へ電話。

Fleep(島崎株式会社)(通販あり)

 ④赤ちゃん用下着・・・プリント柄などがなく、メッシュでない平織りの白無地をお勧めします。これは、普通のスーパーにはあまり置いていなく、「赤ちゃん本舗」や「西松屋」などに行かないと置いていないようです。通販でも買えるものがあります。

 

その他:乳頭周辺がこすれて湿疹になる場合・・・Fleepのバストパッド、ピジョンの母乳パッドなどを使うと、こすれる刺激を減らせます。

また、Fleepには布ナプキンもあります。

 

以上は車地祐子先生、山本泉先生のご意見を参考にさせていただきました。

参考文献 野村有子:日常着用するものを選ぶ極意 日臨皮会誌 2019

20202月改変)