2004/1/26

 う〜ん、なんかちょっと書きづらいなぁ。・・・まぁその理由は後々話すとして。

 ↓の愚痴っぽくてなんか幼稚っぽい日記を書き殴ってから、沢山のことを考えている。 まぁ少なくとも本人はそのつもり。ただ効果的な解決策が思いつかないのは知識が少ないからかねぇ。
「ユーザーニーズに応えたシステム設計を」なんて事は、新人SEの頃から意識しなきゃ いけない項目だと考えると、中堅SEとしてはもっと広い知識ともっと上位意識が必要なわけで、 そうなると自分は今まで意識したことも無かったし、経験もしてこなかった訳でイカンなぁと。
 とりあえず情報収集が足りないと感じたんで、沢山の書籍を買い漁って自分改造に励みつつ、 後輩には俺と同じ思いをして欲しくないので、それとなく導いている。 ・・・それとなくと言うのは嘘で、結構スパルタかも知れねぇ(^^;
明らかに本人の意識を超える問題をぶつけて考えさせていたりして、 他人から見るとイジメかも知れないなぁ。周りの連中とか、後輩らとか、 俺のことどう感じてんだろうか。とある後輩なんて「俺ってSEに向いてないかも」という 表情をするもんだから、辞めやしないかとドキドキしながら指導してるんだよね。
 あ〜そうそう、派遣先に文句云うのはお門違いなんで、原籍会社に自分の考えを それとなくぶつけて見たんだけど全然反応無いんだよな。 月報報告に書いただけじゃ駄目かねぇ。ちょっと呆れてるんだが、俺も“器”程度にしか 思ってないので、もう期待してないけどさ。


2004/1/4

 三流SEの愚痴。

 あ〜もう連休が終わってしまおうとしているが、なんか休みの間は何やってたんだろう、、って感じ。 別に何もやっていなかった訳ではなくて、仕事用に趣味で作っていたお便利ツールをいじったり、 せっかく買ったVC++.Netなんかをいじったりしてた訳だが、よくよく考えてみるとそれって 去年や一昨年なんかと一緒のような事をやっているなぁと思った。要はあんまし成長してないなと。
 去年を振り返ると、無茶なスケジュールを組まれムキになって業務をこなし、 それを理由に自己啓発ができん!と愚痴っていたりしたが、それってただのいい訳であって、 自分を正当化するために自分を騙しているだけだよな。そんな事が漠然と頭ん中を巡るようになってきて、 30に達してしまった自分を現状を分析してみた。SEとして自分はどうなんだ?と。
 社会人となって、某大手企業で多少のプログラムとか試験とかしていたが、 そこでは分析やら設計やらの経験はまったく無く、おまけにぬる〜い感じで何か重要な事を 学んだという意識が無い。大手特有の確執なんかもあったりして嫌な感じだった。 そのプロジェクトの終盤はとにかく暇で、直属のSEリーダとともに趣味のツール作りや 身内サーバ構築で暇をもてあそんでいた。今のITスキルはその時の“お遊び”が生きている訳だが。
 で、プロジェクトが終わりを迎える時に、次は何やるのかと思えば、社内の仕事が少なく、 その時ちょうど引き合いが来ていた外注業務に社内常駐という形で異動になった。それが今の会社になる。 当初聞いていた業務内容は、先方の設計した案件を実装するマンパワー的な内容で、 それまで大した業務実績をあげていない自分は、そんなもんだなと納得して引き受けていた。 今思えば、3年以上の経歴があるにも関わらず情けない事だ。でもその時はその程度の考えしかなかった。
 実際に業務を始めて見ると聞いていた話とは違って、分析工程から実機投入まで一通りをこなしていく 内容であった。実は恥ずかしい事にXPやらUMLやらオブジェクト指向やら、その言葉さえ知らなかった。 言葉が分からんようでは話にならんので、必死になって勉強していた。某大手企業では そういう事を教えてくれる先輩もいなければ、旧然とした開発体制で知る必要も無かったし。
 とにかく先方に迷惑をかけちゃマズイと思い、頭と手をフル回転させていたが割とすぐに感触が 掴めて来て、設計って面白いかもと感じてきた。ユースケースに分けた案件を設計して実機投入まで こなすので、単体試験ばっかりやっていた頃に比べると相当な充実感を味わえたわけだ。SEの芽生えと言えますな。
 ただ、問題なのがその会社もオブジェクト指向開発を初めて取り入れるプロジェクトで試行錯誤の連続。 慣れない事を一度に導入しようとしているもんだから火を噴いちゃっている。はっきり言って名ばかりで オブジェクト指向開発なんて出来ていやしない。設計書はなんとなくUMLチックに書いているだけだし、 リファクタリングとか言いつつ大規模な改修をしている。それって設計見直しって事じゃんと言いたい。 ユースケース毎に開発し(なんとか)動作可能な状態でリリースしているが、 それでスパイラルな開発をしているつもりのようだ。一つのユースケースの中でも工程を繰り返すべきで、 実はユースケース毎にウォータフォールに開発しているだけ。なんか違う。
 経験の無い人間を集めまくってプロジェクトがスタートしている上、自分も知識が無かったものだから 必死になって業務をこなしていたが、休みに入って一呼吸してみて考えてみると色々ヤバイ事ばかりなのに気付いてきた。 トップがカットオーバーだけを決め、マネジャーが人月計算だけでプロジェクト内の人員を割り振っている。 俺にはもっと上流工程に集中して欲しいといいつつ、右も左も分からない新人を導入するうえ、 3ヶ月はかかるような内容を3週間でヤレと言うし。火を噴くのが見えているのに油を注がれた気分だ。

 ・・・書いているうちにまた愚痴っぽくなってきた。

 愚痴っても仕方ないので、何とかこの状況を打破しないと自分の身が危険だ。それに30にもなって お便利ツールを作っている自分の姿勢も問題だ。SEとしての自覚と経験が希薄のような気がしている。 与えられた業務だけをこなしているだけの状況で、それではSEではなく只のマンパワーにしか過ぎない。
 が、実のところ何をしていいのか分からない。原籍会社からポイッと投げられて来ているので、 今の職場には自分の先輩にあたるSEがいないのがツライ。ポイッと投げられた上、3ヶ月かかる内容を 3週間でヤレと言われること自体が、自分のことをマンパワーとしか見ていないのかも知れない。
 で、自分のスキルを分析してみると、DBの経験が無い、Webも無い、.Netなんかも現状の体制じゃ導入できないし、 メインフレームも無ければ、ハードも底々。唯一アプリケーション力だけ。というか、 その業務にしか携わったことが無い。どうもSEとしては三流だ。
 このままで十年後を迎えた時、自分は何をやっているのだろう?と考えると非常にマズイ状況にある。 ただDBやらWebといったITスキルを身に付けるには、やはり業務に就かないと習得できない。 独学してもたかが知れているのできっと業務に役立てることは出来ないだろう。このままアプリケーション力を 付けて行くのも手だが、やはり指導してくれるような人がいないと、これも独学程度の力しかつかない。
 単純な自分は転職を考えてしまう。SEのレベルアップには環境も重要な要素だと常に思っているのだ。 でも転職って、なんか安易な考えだ。只の甘えにしか見えないので、何とか現状の自分と環境を改革する手立てが 欲しいが、何をどうすればいいのか答えが出ない。とりあえず求められるITスキルやSE像をはっきりさせる為に、 セミナーやコースでも受けてみっかな。あとは原籍会社や今の職場のトップやマネジャレベルに詰め寄って、 自分をどう見ているのかはっきりさせてみたい。私はマンパワーですか?このままだと私や同僚、後輩の 十年後は使えない人材になりますよ、と。
 なんかすっごい回り道しそうな闘いだなぁ。無駄骨でしょうか?


2004/1/1


 お〜やっと新年に変わった。すげ〜息切れしている感じがする。 去年の忙しさといったら何だったんだ。で、年が変わって今年は どうなるんだ?というと、きっと去年と一緒でしょう(泣)
 ま、今年はゆる〜く行きたいところですが、仕事以外の アプリケーションやらツールやら作って自分の地固めをして行こうかと。 地固めと云うからには、どんな小さなアプリでも設計をちゃんとやって オブジェクトを抽出してから取り込むように心掛けようかと思うわけですよ。

 そんな事を考えつつ、今年もよろしく。m(_ _)m