二人の夕食


世界で一番早く目覚めてしまった
不幸な鶏の声を合図に
僕は出発するよ

千の夜を越えて
千と一番目の
鮮やかな夕陽が落ちるその前には
君のドアの前に
たどりつけると思うから

ちょっとだけ待っていて欲しい

よく冷えたビールと
温かい心を用意して
待っていて欲しいんだ

それだけあれば
きっと楽しい夕食になるから

もう少し我慢して
ちょっとだけ待っていてくれないか?

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