ホームドクター(かかりつけ医)のすすめ
(サトウ歯科だより 第2号より)


皆さんがもし身体の調子が悪いと思われたときには、どこのお医者さんにいかれますか?
たぷん今まで行っていた医者をまず最初に思いうかぺ、そこに行かれることが多いでしょう。 それはなぜでしようか?

やはり行きつけの医者のほうが自分のことをよく知ってくれているので安心だからでしょう。そのような「いきつけの医者」あるいは「かかりつけの医者」のことをホームドクター(家庭医)といいます。

患者さんにとって良いホームドクターを持つことはいろんな利点があります。ホームドクターは患者さんのいままでの身体の状態をよく知っていることのほかに、その人の生活習慣や家族全体のことや生活環境まで知っているということです。これは治療を行う上で非常に大切なことです。

たとえば子供の虫歯を治療し、二度と虫歯にかからないように予防するためには、食生活をはじめとするご家族全体の協力が絶対かかせません。歯の治療は単に病気を知ることだけでなく、患者さん全体を知ることも大切なことなのです。

一方、ご存知のように最近の医療の進歩はめざましいものがあり、そのため一人のホームドクターがすべての病気に対処することはむつかしくなってきました。技術的なこと以外に医療設備やスタッフにも一人の医者では限界があります。そのために大きな病院では分業化され専門化されています。

しかし幸いなことに、歯の病気の大部分はホームドクターの守備範囲内で解決できます。 もしホームドクターが自分のところでどうしても解決できないケースにでくわせば、 その時は大学病院や専門医を紹介します。ホームドクターはその患者さんにとってどの方法が最善なのかを判断いたします。的確な判断ができることも良いホームドクターの条件のひとつです。

ホームドクターをみなさんのご家庭でもつことのいろんな利点をのべましたが、なによりも、ホームドクターと患者さんとの間には信頼関係があってこそはじめて良い医療が行われます。
「皆様には良いホームドクターを持つ事をお勧めします。」