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最も長く乗っている「単車」

 2005年に書いたものを2011年に訂正致しました。
同一車種に乗って22年目になる(2010年現在)。SUZUKIのビジネスバイク、バーディー80である。家業に使い3台乗り継いでいる。1台目は乗り潰した。2台目は盗難に遭い、3台目は現在に至る。

仕事を始めた頃は祖父のバーディー50(2スト)を借りていた。しかし祖父もかなり荒い乗り方をしていたので今から想うと「かなりくたびれたバイク」だった・・・。祖父は「アクセルは全開」という乗り方だった。そうでもしないと走らなかった。そして私がそのバイクに慣れた頃、私専用にバーディー80を購入。

真新しいバイクを見ながら「これからコレに乗るのか」くらいの気持ちだったのだが・・・。

古い50tと新車の80tの違いは大きかった。少しアクセルをひねるだけでバーディー80のエンジンは「さあ行くぞ」とばかりに機敏なレスポンスを返してくる。祖父のバーディーとは全く違う挙動に戸惑い、恐る恐る乗る日がしばらく続いた。二十歳だから、まだHAWKにも出会っていなかった頃である。ただ仕事の為に乗っていた。

追記:滋賀県ではSUZUKIは珍しいかもしれない。福井県や鹿児島県では多く見かけた気がする。私の父は鹿児島出身なのだが、父に言わせると「坂の多い場所ではSUZUKIが強い!」・・・。父の若かりし時の言葉が今でも通用する説かどうかは別としても、バーディー80はHONDAのスーパーカブ90よりも小排気量なのに最大トルクが上回っている。(スーパーカブ90は0.79kgm/5500rpm)

 

そのうちに「バーディーでもっと速く走れないものか?」と思い始めた。以前は配達が多かった。早く帰って次の配達に備えなければならないので知らず知らず「飛ばす」走りに・・・。レッグシールド(白い風防)の下部は削れ、今度はステップが削れていき、倒しすぎて何度か転倒もした。バンクセンサーとしてのレッグシールドの下部に鉄片を付けて減りを止めようとしたが、やはり削れる(左は2010年の写真)。

タイヤは現在ブリジストンのバトラックス、BT390。グリップが良く、フロントが流れていくのを防げるからだ。ステップと純正サイドスタンドは切断。リアのサスは5段階に調節できるタイプに変更。

2006年2月には全天候型パワーフィルターとPC20キャブに変更(過去のブログに記載)。ただし、毎日仕事に使うのだから単車の寿命を削るような大胆なチューンはしていない。っていうか知識がないので出来ない。

これからも「SUZUKI」なのか?

現在所有の3台目のバーディーは15年の歳月を共にし、走行距離48000km弱。エンジン、シャーシとも明らかに「老化」しつつある。既にピストンリングもクラッチも何度か交換。しかしもう長くは乗れないだろう。最初に乗ったバーディーはスイングアームが折れ、運が悪ければ大事故を起こすところだった。

そうなると考えるのは「次に乗るとしたら・・・?」である。仕事を続ける以上、次の足を考えなくてはならない。しかし以前にもハンドルロックが壊れ、ハンドルを目一杯切った状態でアクセル全開して吹っ飛ばされたり、キャブのジェットニードルが抜け落ちて交差点内でエンストという目に遭わされている事、そして「もう少しパワーのあるビジネスバイクに乗りたい」というわがまま。さらに「(当時)現行のバーディー(BC-BD43A)は(個人的に)デザインが最悪」ということから、個人的にはSUZUKIは選ばないと思う。乗りたいと思うのはタイホンダかタイスズキなど東南アジア系のモデルである。

 

なぜタイの単車なのか?小排気量、特にアンダーボーン・フレームの車種に関しては、バイクタクシーなどでカブを酷使するタイあたりの単車が最前線を走っていると思う。実際にカブのフレームに125tのFUELインジェクション(PGM-FI)やディスクブレーキなど過剰装備しているタイの単車。実用性を超え遊び心も感じられる。タイカブのDream125をベースにしたビジネス仕様が国内でも販売されている。気になるところだ。 

↑2010年、HONDAがスーパーカブ110を発売している!
たぶん、次はそれになると思う。
とはいえまだまだ今のバーディーに頑張っていてほしい。
もう只の「仕事用」ではない存在だから。

一台目のバーディーの最期には休日に琵琶湖へ向かった。日頃、街しか走らなかったから違う景色をバーディーに見せてやりたかったのだ。これからもそんな気持ちで付き合っていきたい。

2011年2月 バーディーとの別れ

 
スーパーカブ110に乗り換えることになった。

走行距離48833q。

 

使えるパーツは父のバーディーに載せ換えたり、会長に使ってもらう。

長い間ありがとう。

ブログに経過を載せているが、整理が出来たら追記するつもり。

 

 

主要諸元
  
形式 BC41A
全長・全幅・全高(o 1815/635/1005
ホイールベース/最低地上高 1170/125
車輌重量(s) 79
エンジン形式・種類 C401 空冷4ストローク OHC2バルブ 単気筒
総排気量(t) 81
内径・口径(o) 48/45
圧縮比 9.8
最高出力(ps/rpm) 6.8/6500
最大トルク(kgm/rpm) 0.83/5500
始動方式 キック・セルフ併用
点火装置形式 CDI
潤滑方式 ウエットサンプ
燃料タンク容量(g)
クラッチ形式 第1:湿式自動遠心シュータイプ 第2:湿式多板
変速機

常時噛合式3段ロータリー

タイヤ F/R 2.25-17/2.50-17
ブレーキ形式 F/R リーディングトレーディング/リーディングトレーディング
懸架方式 F/R ボトムリンク/スイングアーム

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