【テクノロードやまがた2003】

 

2003年11月22日(土) 清宮寿朗

 

 21日は、お台場の東京ビッグサイトで19日から開催されていた第37回「テクノロードやまがた2003」(山形県機械工業展)を一日かけて見学してきました。

 とても楽しい展示会でした。約60社が参加していたと思います。鶴岡市や酒田市からも多くの企業が参加していました。さながら「ミニ鶴岡宝田クラスター」のような雰囲気もありました。

 各社の若手の担当者からは、技術や製品の説明のみならず将来の夢や構想などを熱く語っていただけたのが印象的でした。ついでながら、加藤紘一代議士の政界復帰の話題になりますと、どの企業(鶴岡・酒田の企業にかぎらず)の社員や社長さんも一様に目を細めていかにも嬉しそうにしていました。山形県民の加藤代議士に対する期待の大きさを肌で感じることができました。それと同時に東京にはない暖かさや夢、そして爽快感をテクノロードやまがた2003の会場全体から感じることができました。

 鶴岡宝田クラスターにある山形ケンウッドの佐藤さんや酒田エスエーエスの宝田さんには大変親切にしていただきました。

 また、非常に興味をもったことの一つに「酒田港を拠点とする環日本海貿易圏構想」があります。1992年にすでに山形独自の計画で実行中だったんですね。なかでも「東方水上シルクロード」には興味をもちました。

 「酒田→日本海→アムール川→松花江→ハルビン」航路で日中貿易の大動脈がすでに形成されていたんですね。さらに「酒田→釜山→大連→ハルビン」の航路・陸送ルートもできて活用されているとのことでした。

 庄内クラスター(宝田クラスター)と酒田港に、21世紀の日本の進むべき方向性、あるいは自治のあり方のようなものをみた思いがします。山形県はいまや東北の技術力集積ゾーンになりつつあるようで、同時に環日本海経済圏の新しいエンジンとして生まれ変わろうとしているようでした。

 今後は設備資本財や機械商品・部品等の貿易にとどまらず、アジア諸国や地域の経済発展段階に応じて、山形クラスタや山形大学等がその蓄積した知的財産、すなわち技術やノウハウ、人材をアレンジして移転・移動・流通させる環日本海経済圏ビジネスも活発化させるかもしれません。

 そんなことを感じさせる「テクノロードやまがた2003」でした。