イラク復興支援のための東京会議開催を

 (2003.12.23 清宮)

 来月、アナン国連事務総長が来日するとの報道がありました。その際に、東京会議開催を日本と国連事務総長が共同提案することは、日本の独自外交の姿勢を世界に発信する大きなチャンスになると思います。

 しかも28日には、ベーカー元国務長官も来日します。これからの2〜3週間は、日本の外交はもとより、米国の外交にも大きな影響を与え得る重要な分岐点になりそうです。もちろん、そうなるかどうかは小泉首相の決断しだいですが、日本の未来のみにとらわれることなく、アジア、世界の未来のためにも、しっかり判断して勇気ある決断をしていただきたいと思っています。国連安保理の常任理事国を目指しているのならなおさらのことです。

 新聞報道によれば、ベーカー元国務長官は、日本の対イラク債権放棄の要請のために来るということですが、イラク財政・負債処理問題は次官補クラスが担当すべき技術的な問題でベーカー元国務長官クラスの政治家が担当する問題でないことは周知の事実です(下記記事参照)。

 http://slate.msn.com/id/2092440/



 上記、記事にあるとおり、ベーカー元国務長官は、イラク問題処理について、米英だけでなく独仏露中加及びアラブ諸国とともに共同処理の体制をつくりたい願っており、その新たな連携体制構築のイニシアチブを日本に期待している可能性があります。アナン国連事務総長もそうだと思います。

 閣僚以上の高官のみが使うホワイトハウス政府専用機で米国を代表して来日するベーカー特使と、イラクの債務処理問題についての意見交換で終わってしまうことのないよう願っています。