二大政党政治のための与野党の対立軸

 

2003年9月12日(金) 清宮寿朗



 「小さな政府」「構造改革推進派」「改憲」「先の大戦否定派」「国連中心主義の平和志向」という点については、自民党、民主党に限って言えば、おおかた同じであると思います。

 違いは、その方法論とその方法論を導くための前提条件、すなわち各政策分野における主たる原理、原則の違いだけであると思っています。

 マクロの「改革」であれミクロの「改革」であれ、その方法論と原理原則が違うというに過ぎないと思います。

 また、厳密にいえば、同じ自民党政権でも、その時々の政権によって原理原則があったりなかったり、あっても主たる原理原則が違っていたりすることがあると思います。

 しかし、大枠として「与野党の対立軸」を仮説的に設定するとすれば、「官僚主導の政治を調整的に改革してゆくのか、あるいはゼロベースで改革を断行するのか」ということになるかと思います。

 この対立軸上で、「小さな政府」「構造改革推進」「改憲」「政党政治のあり方(公職選挙法改正や政党関連法改正を含む)」の各政策課題について、より精密な方法論と原理原則が打ち出されれば、自民、民主の二大政党制の骨格が明確化されると考えます。