信州への県名変更について(1)

 

2004年1月7日(水) 清宮寿朗



 「長野県」という県名を「信州」に変更する提案は、「道州制導入問題」とは一応、区別して考え、地方自治体の団体自治・住民自治のあり方を問う、という観点でみれば、大変面白い試みだと思いました。

 地方自治法第1条の2第2項は「普通地方公共団体は、都道府県及び市町村とする」と規定されており、かつ、同法第3条第2項では「都道府県の名称を変更しようとするときは、法律でこれを定める」と規定されていますから、原則として長野県独自に名称変更をすることはできないわけです。

 しかし、長野県住民投票条例を制定し、県民の過半数が名称変更を望み、県議会でも名称変更の決議がなされれば、国会も政府・総務省も憲法95条適用の可能性もあることから、完全無視を決め込むわけにはゆかなくなると思います。

 なお、道州制導入問題については、今月から再開される第28次地方制度調査会で本格的に検討・議論されることになっていますが、ことは「日本の国のかたち」を抜本的・体系的に検討し改革しよう、という明治維新以来の大改革に直結するテーマです。われわれも大いに関心をもって同時並行的に議論してゆければと思っています。