【アングロサクソンについて(1)】

 

2004年2月24日(火) 清宮寿朗


 2月22日(日)のサンデープロジェクトで元駐タイ大使だった岡崎氏が「過去400年間、アングロサクソンが世界の覇権を握り続けていた」という趣旨の発言をされていました。ここでアングロサクソンとは何か、ということを確認しておきたいと思います。

 アングロサクソンを広辞苑で見てみますと「五世紀半ば以降、ドイツの西北部からイギリスに渡って諸王国を建てたゲルマン民族の一部。今日のイギリス国民の根幹をなす」と説明されています。

 この「ゲルマン民族の一部」というのはユトランド半島西岸に本拠地を持っていた東ゴート族のことであり、ゲルマン民族の大移動の先駆けをして、オランダ、イギリスへと大移動した民族でした。

 この大移動の理由としては、当時、東方からアッチラ大王率いるフン族の民族大移動があり、その圧迫がゲルマン民族の大移動を引き起こしたといわれています。

 いま、映画「ロード・オブ・ザ・リング」が話題になっていますが、この物語の時代背景にも、フン族とゲルマン民族の激闘と民族大移動があると言われています。

 話を元に戻しますが、岡崎氏はアメリカ人ともイギリス人とも言わず、「400年間のアングロサクソン」と言っています。つまり、1600年以降のアングロサクソンといえばゲルマン民族といってよいと思います。

 アメリカ人と言えば、1776年に建国された多民族国家の国民のことで、私の親戚にもアメリカ人はいますし、現在では、アメリカ人の金融・軍事のエリート集団はネオコンも含めてユダヤ系アメリカ人が主流となっているといわれています。現在でもWASPは存在していると思いますが、「アメリカ人=アングロサクソン」と言うことはできなくなっていると思います。