【極東にのこる限定的冷戦構造】

 

2004年06月12日(土)  清宮寿朗


冷戦構造の一部が朝鮮半島と台湾海峡にまだ残ったままなんだな、とつくづく思います。

この地域では、いまでも軍拡競争(新型ミサイル開発と新型原子力潜水艦の建造・改造を中心として)が続いていて米国や中国の軍産複合体の存在価値があいかわらず維持されています。

そういう観点から考えてみますと北朝鮮問題も台湾独立問題もともに中国問題そのもの、あるいは米中問題そのもののように思われてきます。

中国としては虎の子の「広東・珠江デルタ」「上海・長江デルタ」を標的にされるという大きな犠牲をはらってまで台湾海峡や朝鮮半島で米国を相手に戦争するとは考えにくいわけで、米中両国の軍産複合体勢力にとっても「極東にのこる限定的冷戦構造」維持が最適の戦略なのかもしれません。