アウシュビッツの恐怖

 ・・・今だからもう笑い話にできますけど・・・当時はシャレになりませんでしたからね・・・。関係者の方・・・見逃して♪(オヒ)だいぶほとぼりがさめてきたところで書いちゃいます。(ぉ

 大学1年の時の体験です・・・。最初はそれから1年に渡って苦しめられることになることに気付かずにいた・・・。それは・・・ドイツ語。(涙)
 母親が大学は楽だ楽だ、とばっかり言うので思いっきり気はゆるんでました。(爆)ドイツ語もそんな授業の一つとしてしかとらえてなかったのです。
 最初の授業・・・その時はまだ教科書が届いてなかったのです。ということで、最初の授業は休講となりました♪・・・これは巧妙な罠だったんでしょうか・・・。次の授業からはプリントが配布されて、それにそってやっていきました・・・最初は読み方から・・・まだ楽でした♪そう、思いっきり気が緩んでます。(汗)そして、教科書が届き、文法へと入っていきます・・・。
 その先生は受講者に問題をあてて、できなかったら減点する、というスタイルでした。わたしの1回目・・・人称変化を黒板でやらされます・・・しかし、甘く見ていたわたしは、勉強なんぞさっぱりしてません。(滝汗)というわけで、全然できなくて出鱈目に書いたりしてオロオロしちゃいました・・・。
先生「全然できてないね。」
わたし「・・・(汗)」
先生「そんなんじゃ、減点だよ。
わたし(グサッ!!)
 ・・・わたしの考えはその瞬間に一変しました・・・。この授業は・・・恐ろしい。(;;)噂はちょっとだけ聞いていました・・・1回の減点で6点減らされたりすることがある、とかゆーことも・・・合格は60以上かなぁ・・・と勝手に想像したり・・・。どうにかなるかな、とか思ってましたが・・・それは甘い考えだと悟ったわたしは、それからはきちんと勉強をします。(^^;)
 ちなみに授業時間は月曜1時間目A301(←部屋)水曜2時間目A103(←まだ覚えている自分がちょっと悲しい。)その前日はかなりつらいです。(;;)それでも、あの先生は微妙な隙をついてきて、たまに減点を食らったりします。(TT)
 ある日、ある人が1回の授業で2回減点を食らったときのことです・・・。先生はこんなことをのたまう・・・
「○○くんは今日2回目だね・・・休むより悪いよ。
(な・・・なにーーー?!)←心の中
なんだ・・・それは・・・?!もしかして・・・1回休み=減点1回なのか?!でもでも・・・1回休み=1.5減点という可能性も・・・でも、そんなはんぱだとはあまり思えない・・・。(汗)ということは・・・減点食らうと休みと同じ?!(滝汗)休みの回数は別に書いているのではないか、という推測もあったが、先生がマークしているものを見てもそんな風な記入はなし・・・。1回休みは1回棒を書いているだけ・・・。
 そのうちいろんなことを言いはじめる・・・
曰く・あの先生は減点を食って生きている。
曰く・あの先生は受講者の写真を部屋に張ってそれに向かって減点減点と叫んでいる。(←当然ですが、妄想の産物です。(^^;)
曰く・減点の変化。動詞gentenの過去分詞はgegenten。(←んなもんない。)
曰く・減点するたびに記入しているもの。あれは減点するたびに「減」の字を一画ずつ書いていて、3つ完成したら落ちる。(12×3=36)
曰く・その「減」の3文字目は「減」と見せかけて「滅」(13画)と書かれる。完成したら終わり。(←めちゃくちゃうけました。(^^;))
その時はすでに減点だよ。」はタブー。精神に致命傷を与えるものになってました。(涙)しかし、わたしらは数学系・・・なにがあるかというと・・・数学の授業でも・・・
先生「・・・原点を中心に・・・」
わたし(びくっ!!)
 ・・・という状況です。(今だから(笑))ええ、減点なしで授業を切りぬけられたときは学食で奮発です。(笑)

 ・・・でも、それはまだよかったんです。(;;)2セメ(後期)には長文に入りました・・・。勉強量2.5倍(当社比)です。(汗)予習が間に合わないときには、すっぱりと無駄に予習はせずに自主休講。(爆)だって・・・1減点=1回休みですから。(;;)予習で自分の時間をつぶした上に、休みと同じ扱いにされてしまうのはごめんです。火曜の3・4時間目(2・5時間目には授業があり。)はドイツ語タイムです。談話室で友達と一緒にドイツ語の予習に精を出す。(;;)自分にあたるところは分からないからすべてやるしかなく・・・勉強した9割は無駄になる・・・。

 A301とA103はアウシュビッツ・・・わたしたちはユダヤ人で迫害されている・・・。(;;)

 しかし、それにも一つの転機が訪れる・・・友達が・・・図書館で教科書の訳本を発見したのです♪(喜)即、コピー☆・・・だからと言って勉強はしなくて済むのでしょうか・・・答えは否。(;;)きちんと理解してないとあの先生の質問には耐えられません。でも、答えは分かってます・・・指針が立てば予習もしやすくなり、予習時間もおおはば短縮されて、1回の授業の予習にかかる時間は4時間程度。(滝涙)授業時間(90分)の3倍近くの時間を予習に使う・・・。ええ、ええ、真面目に勉強しましたよ。それはもう受験勉強以上に。(爆)こんなに勉強してるよ、わたしっ?!
 訳本が手に入り、思いっきり勉強したそのかいもあって、回りは減点されるなか、わたしらはほぼ減点なし♪・・・これでされたら泣きます。(^^;)たまに減点を減らす、という質問があったりします・・・そういうのは「減減点」と言いました。(わたしらは)あくまでも「加点」ではありません。(爆)
 ・・・そのうち他のグループにも訳本の存在に気づきはじめるところが出てくる・・・しかし、その人たち、そのコピーをそのまんま授業に持ち出す。(汗)そりゃやばいやろぉぉ!!先生に見つかったらどないするぅぅ!!さらに、訳本のまんまに解答する。ばれるやろがぁぁ!!(←心の叫び)ちなみにわたしらは訳本は参考にするだけ、きちんと自分の言葉で理解して授業に臨んでます。・・・でも、先生はその存在をはっきりと確認したにもかかわらず、何も言わなかったんですね。ただ、訳本をそのまんま持ち出しても答えられない質問をあびせるだけです。(滝汗)

 こんなきつい授業にも終わりが近づきます・・・。(;;)(←感涙)終わりの時は以外と早いでした、最終日の2・3週前に最初に抜ける人が出ます・・・。その基準は、減点が10以下。どうにかなる♪とちょっと思いました・・・が・・・そこで恐るべき事態が発覚するのです・・・。なんと・・・1回休み=2減点だったのです!!(滝涙)言われれば当然ですが、「より」という言葉が気にかかって1回休み=1減点と思ってました。・・・で、結果。わたしらのグループ5人のうち2人抜け。わたしは12減点で抜けることができませんでした。(涙)(←これで済んだのはひとえに訳本のおかげです。感謝。)・・・さて、いちばんひどいのはどのくらいでしょう・・・だいたい・・・40近くの減点です。(^^;)しかし、先生はこれにもがんばればまだ単位取得できる、といいました☆ということはわたしは大丈夫でしょう♪次の授業ではきっと基準も下がる♪2点3点だけ下がるということはないだろう・・・5点くらいはさがると思うから・・・次休んでも14減点だからきっと大丈夫♪次は自主休講☆(爆)
 ・・・というわけで、次は自主休講で、終わった後まだ残っていた友達に様子を聞きました・・・するとさらにひどいことが発覚するのです。
抜ける基準は10減点で変わらず。(涙)
抜けるまで補講が終わってからもずっと授業を続ける。(滝涙)
 まてーーー?!なんじゃそりゃーーー?!(TT)補講の2週目にあたる時期は友達とスキーの予定なんやぞーーー!!(T^T)ちなみに、この授業でわたしらのうちでの残りの3人のうち1人抜けました。・・・絶望の果てです。(涙)でも・・・やるしかない!!予習に精を出す・・・検討もつける・・・このあたり・・・あやしい・・・質問されそうなきがする・・・。とチェックしたり・・・。ちなみに先生はこのあたりでは太っ腹に減減点大放出です。(←なかったら抜けること不可能なので当然なんですけどね。(;;))
 そして、次の授業・・・(ただいま14減点)始まる・・・余談ですが、わたしらのうちのもう一人・・・不幸にもこの日に事故って、授業に出れませんでした・・・。(汗)怪我とかはなしで、事後処理に忙しかったということで・・・。
先生「それじゃ、これ分かった人・・・5つ減点減らすよ。」
そ・・・そこは・・・やまを張ったところにどんぴしゃ・・・♪
即、挙手!正解♪減点が一気に減って突破♪(喜)さらに後の5減減点問題(これもわたしがやまを張ったばしょにどんぴしゃ)で誰も挙手しなかったので、わたしがやっちゃって10減減点♪それで、無事に合格♪(大喜)友達に報告しまくったりして。(笑)
 ちなみにわたしらのうちの最後の1人も次で突破☆スキーも予定通り行うことができました☆

 しかし・・・減点の傷はしばらく癒えない・・・。終わってからも減点or原点に反応してしまう自分が悲しかったです。(;;)