だって、わたしはテサリスト

 ・・・ドラマガ2000年4月号・・・そのフルメタを読み終えた時、なんとも言えぬ喪失感がわたしを包み込んだ・・・。「朴念仁の彼でさえ、胸の鼓動が高鳴る」「戦慄するやらどぎまぎするやら」「・・・。『きれいだ』・・・か?」・・・これらの言葉が原因であろう・・・。確実に宗介×かなめになってきている・・・覚悟はしていたはずなのにあまりに分が悪い・・・。

 さて、それは1999年5月頃にさかのぼる。わたしはテサリストが立ち上がった時、すぐに入った・・・それはなぜなのか・・・。基本的にわたしは天邪鬼なのであろう・・・わたしは・・・ヒロイン以外の誰かを好きになりたかった。そう、これが1つの理由・・・。その時点で「負け」はほぼ決定しているのである。
 そして、あとはテッサ自体の魅力である。他の作品でもヒロイン以外が好きなのか?と言われたら・・・実は「NO」なのである。そのサブキャラにヒロインと同等、もしくはそれ以上の魅力を感じないのがその1つの理由・・・。テッサにはその魅力を感じます。極端に積極的でもなく消極的でもない・・・賢くて出すところは出して、抑えるところは抑える・・・うまく言えませんがそんなところに・・・。
 そしてヒロイン以外を好きになれない一番の理由が・・・主人公とヒロインの関係がすでにほぼ確立されている、ということである。そう、読者から見ると「2人が(実は)お互いに好きあっている」ということが大抵読み取れてしまう。そこにサブキャラが現れて、主人公とサブキャラが結ばれることを応援できるか・・・わたしはできません。そこでフルメタ・・・さあどうか。わたしから見て、その時点ではまだ大丈夫、宗介×かなめは確立されてない・・・うがった見方(最後はどーせ宗介×かなめになるんだ、というような)でなく、正直に見てそう思えた・・・ここから宗介×テッサに変わってもいいだろう・・・社長の気が変われば自然とそうすることも可能ではないか・・・かなめ→宗介確立されてても宗介→かなめはまだ宗介自信は意識してない、いや、まだ芽生えていない可能性だってある・・・まだ・・・ここからなら宗介×テッサを応援できる!ヒロイン以外と結ばれてしまう作品があってもいいではないか!そういう考えでテサリストになったのです。
 最初の頃は「今はテサリスト」と言ってました。それは、これから進むにつれ宗介×かなめがほぼ確実に成立したとき、宗介×テッサを応援できない、と思ったから・・・宗介がかなめへの想いを確実に意識した時・・・もう、テッサは邪魔者以外のなにものでもなくなってしまう・・・そう、わたしは思った・・・。(;;)ですが、テサリストとして活動・・・そして、そーてっくにも入ってしまったわたしは、もう後には引けないことに気付きました・・・もう・・・どんなに宗介×かなめが進展しようと・・・宗介×テッサを貫き通すしかない!!(うがった見方をして)宗介×テッサはまず絶望的である・・・覚悟はしているはずである・・・でも、わたしは望む・・・最後になるまでに・・・宗介がかなめを意識する前に宗介×テッサの場面があって欲しい・・・今は、そんな気持ちになっています。(T_T)

 そして、冒頭のところ・・・そう、宗介がかなめを意識したと思われるのである・・・テッサが邪魔者へ向かう道を確実に進んでいる・・・でも・・・それでも、わたしは宗介×テッサを応援する・・・だって、わたしはテサリストだから・・・。