まず、
今までのわたしの旅行の基本は単車や歩きといった荷を制限したスタイルでしたが、
最近はクルマでの移動がほとんどなので今までよりは制限されずに荷を選択しています。
しかしクルマが小さいうえ同乗者もいるので、
今のところそれまでの装備とそう大差ありません
(おカネがないというのが第一の理由ですが、、、)。
そして、
昨今のキャンプブームでおかしなキャンパーが増えました。
焚き火は直火でマキは今切ってきたかのような生木、深夜まで発電機を使用、
ゴミの分別も出来ないうえ後かたづけもままならない。
「自然と」遊ぶのではなく、「自然で」遊んでいる人たちの多いこと。
「自然のなかで遊ばさせてもらっている」意識を忘れずにしたいものです。
以下は所有しているアウトドア用の道具たちの紹介です。
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ストーブ
ストーブやランタンなどの火器類を購入するにあたってよく言われることは、
使用燃料の統一ということでしょう。
燃料にはアルコールやガス、ガソリン、軽油、灯油等種々ありますが、
わたしのお勧めはホワイトガソリン使用の火器類です。
ガソリン使用の火器類は嵩張るので持ち運びに不便ですが、
クルマでのキャンプだと荷物の制限があまりないので気にすることはないでしょう。
またガソリンは、引火点が低いので冬のキャンプでも安定した火力を得ることができます。
プレヒートやポンピングなどの操作が面倒ではありますが、
慣れてしまえば大したことはなく、
逆にそれらの前準備が楽しくなってきます。
ガス式は扱いやすく操作も簡単なのですが、
長期キャンプともなると空カートリッジがたくさん出ますし、
替えのカートリッジ代もバカになりません。
カートリッジが不足したときの入手も結構大変です。
ヨソの国のようにガソリンスタンドなどで簡単に再充填可能なガスボンベが使用できれば、
オートキャンプには一番良いと思うのですが。
単車では自動車用ガソリンも使用できるタイプが断然お勧めです。
1gくらいの燃料ボトル2本を常に携行すると、
突然のガス欠にも対応できます。
歩きや自転車の旅行でもやはり単車と同じ選択をするのが無難でしょう。
ただし、全行程でどのくらいの燃料を使用するのかが始めからわかっているのであれば、
ガスの方が嵩張らないし軽いのでお勧めです。
ヨソの国に行くのであれば燃料にはガソリン以外に灯油が使用可能で、
メンテナンスも楽に出来るように構造が簡単なのがお勧めです。
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OPTIMUS 123R

結婚祝いにいただいたストーブ。
屋外では未使用(部屋のなかで使ってしまいました)。
オプティマスの定番で自動加圧方式。
点火にはプレヒートが必要(専用のチューブ式燃料が販売されています)ですが、
別売のミニ・ポンプを使用し、タンク内の圧力を高くするとプレヒートは不要になります。
燃料はホワイトガソリン。なんといっても燃焼時の音がいい。
19世紀後半からモデルチェンジはほとんどなく製造されてきたストーブ。
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MSR WHISPER LIGHT INTERNATIONAL

これまでにいちばん活躍したストーブ。
厳冬の北海道や秋山郷・秋の穂高・夏の豪州。
すべての季節・すべての場所で。
点火にはプレヒートが必要です。
燃焼部下部の受皿に燃料を溜め、ライターなどで点火。
炎が消えかけたころ火力調整バルブを「開」。
燃料はホワイトガソリンや自動車用ガソリン(有鉛は不可)。
ジェット交換で灯油などが使用可。
燃料タンクと燃焼部が分離できるので携帯に良。
構造的にも壊れにくく出来ているのでメンテナンスが楽。
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COLEMAN SPORTSTER U UNLEADED

現在、いちばんよく使っているストーブ。
ポンピングし、燃料タンク内の圧力を高め、
火力調節バルブを「開」にし、点火。
プレヒート不要。ガスストーブのように気軽に使えるのが魅力。
燃料はホワイトガソリンほか自動車用ガソリン。
かさが高く携帯に不便ですが、
移動手段がクルマであればそう大して気にはなりません。
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焚き火

キャンプといえば「これ」しかありません。
「これ」とアルコールさえあれば満足、
何も言うことなし。
秋冬のキャンプでは鍋料理が多く(わたしは鍋好き)、
もっぱら焚き火を囲んでの夕食です。
また、焚き火で炊いた御飯のうまいことといったら。
難点は鍋類の裏がすすで汚れることくらいですが、
慣れれば大丈夫です。
鍋を焚き火で使用する前に鍋の底にクレンザーを塗っておくとすすが付かない、
といったことを聞いたことがあります。
試したことはありませんが、気になる方は。
キャンプ場周辺にて乾燥したマキを拾うのは困難なので、
タキギは持参しています。
また、直火禁止のキャンプ場が多いので、
もっぱらバーベキューコンロの上で焚き火を楽しんでいます。
自然を痛めぬようローインパクトで。
そして、来たときよりも美しく。
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IWATANI PRIMUS P-121

ガスストーブの利点は着火が簡単であることだと思います。
となると普段の調理は焚き火やガソリンストーブに任し、
ガスストーブはおもにコーヒーや紅茶用の湯沸かしとなります。
シェラカップやマグカップなどといった小さい鍋類の使用を想定し、
火口ができるだけ小さいものを選びました。
当初自動点火装置は付けずにいましたが、
わたし自身がタバコを吸わないのでライターやマッチなどを持ち歩く癖がなく、
それらの火元を忘れることが多々あったので現在は自動点火装置を付けています。
キャンプ時のみならず花見や釣り、スキーのときなど使用範囲は幅広いです。
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ランタン
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COLEMAN POWER HOUSE 2 MANTLE

クルマでキャンプに行くようになってから購入しました。
明るさを最大にすると暴力的な明るさ。
めったに最大にはしません。
その他、まわりに明かりがもれないようリフレクターを取り付けています。
現在のメインの明かりです。
燃料はホワイトガソリンほか自動車用ガソリン。
ポンピング後に着火するわけですが、
普通の100円ライターで着火しようとすると、
カサやホヤをはずしてからでないと着火できないのが難点。
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EPI MICRO SUPER LANTERN AUTO-U

ガスランタン。キャンプ場内の移動用兼テーブル上用。
ホヤは透明に交換。
まわりに明かりが漏れないようリフレクターを付けました。
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IWATANI PRIMUS IP-2245A

ガスランタン。もっぱらキャンプ場内の移動用。
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テント
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DUNLOP V-200

言わずと知れた山岳用テントのベストセラー。
ポールは吊り下げ式で、
手袋をはめたままでも設営でき、
寒いとき便利。
過去、台風時の強風雨にも耐えた強者テント(台風が来てるのにキャンプしてました)。
前後に出入り口があり、前室も広い。
一人の旅行には最高のテント。
豪州でキャンプ中、
テント生地を虫にかじられ穴だらけになってしまった。
それが難点といえば難点。
虫にかじられないテント生地ってないのでしょうかねぇ。
写真は豪州でキャンプ中のもの。
始めは律儀にフライシートをしてましたが、
雨が降らないので途中からはフライシートをしなくなりました。
おかげでフライだけは虫にかじられずに済みました。
日本に帰ってきてからは使っていません。
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JAPANA SOUTHFIELD 4人用

クルマでの移動時はもっぱらこのテント。
自立式のドーム型なので設営が楽。
3本のポールを使用する、正6角形の底面。
ポールをスリーブに通し、底面のピンに差し込む方式。
前室はありませんが、二人で使用する分には不足はありません。
中が広いのですべての荷をテント内に収納でき、
二人でちょうど良い大きさです。
これが四人となると、ちとつらいかもしれません。
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その他
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LALLEMAND FOLDING TABLE 130

なにを思ったか、キャンプ用のテーブルを購入してしまいました。
わたしのキャンプはいつもサバイバルっぽいので、
リッチな気分に浸ろうとでも思ったのでしょうか。
と、思ってましたが使ってみると意外と良い。
このテーブルで食事をするわけではなく、
単なる物置としての利用なのですが。
あとは食事の準備など。
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MONT-BELL MINI TARP HEXAGON

わたしがキャンプに行くときはほとんど雨が降ってきます。
自他共に認める雨男です。
数人でキャンプするときに、
みんなが一つのテント内にいるのは息苦しいので、
購入にいたりました。
オートキャンプには少々小さめです。
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SNOW PEAK CHAIR

寛ぐには最高のイス。
某有名メーカの製品なぞ較べ物になりません。
多少値が張るのですが、それだけの価値はあります。
このイスはただ座るだけでなく、
あぐらをかくことができます。
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