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正しい排気の体勢 (上体を起こすこと
常に上体を常起こしぎみにしておけば、BC内のエアーは排気バルブに集まりやすくなります。
空気がBCの上側に溜まった状態で排気ボタンを押せば、インフレータホースから空気が出て行ってくれます。ダイビング中は体を完全に水平にするのではなく、常にこのように上体を起こし気味にした方が、BC操作もしやすく、またナビゲーションをするために必要な視野も広くとれます。
ダイビング後半やダイビング後にゲップが出たり、気持ちが悪くなったり頭痛がするという方は、常にこの様に上体を起こし気味にしておきましょう。上体を前に倒していると副鼻腔もつまり易くなり、ダイビング後半や、イクジット後に頭痛や吐き気の原因になります。
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誤った排気の体勢
上体をこの様に倒し気味にしていると、BC内の空気はお尻の方に溜まってしまい、排気ボタンを押しても排気されません。浮き気味になるとビギナーの方は、BCを操作せずにヘッドヘッドファーストになりやすい傾向があります。しかしこの体勢のまま排気ボタンを押しても、空気がBCの外に出て行ってくれません。自分の姿勢がいまどうなっているかを常に把握しておきましょう。
またこの様な姿勢、あるいは完全に水平になって水中で泳いでいるビギナーダイバーもいます。ダイビングのイメージがそうなってしまっているのかもしれませんが、上体を常に起こしておかないと視野が狭くてナビゲーションはできません。またこの体勢では海底しか見えず、バディーの確認もできません。そして困ったことにエアーが胃袋に入りやすくなり、上体を起こしたときにゲップ、吐き気の原因になります。また副鼻腔や鼓膜に通じる耳管などを痛め、ダイビング後半やイクジット後にめまいや吐き気、頭痛の原因にもまります。
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