2005年 年頭のごあいさつ     

京都紫光サッカークラブ

 

  皆さん、明けましておめでとうございます。

 昨年度は京都紫光サッカークラブの活動に対し一方ならぬご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて2002年日韓ワールドカップの余韻を楽しむ間もなく今年は2006年ドイツワールドのアジア

最終予選がはじまります。ジーコジャパンにとって強敵となるチームばかりだと思いますが、ここま

で来て楽に勝てるチームなどあるはずがないわけで、きっと本大会へ出場してくれるものと信じ、応

援したいと思います。

 ただ勝つためにはいくつかの要素が必要になってきます。でも一番大きな要素は「経験」だと思い

ます。海外でその「経験」を積んでいる選手がたくさん出てくるようになりました。

イタリアに渡った中田、中村、柳沢選手、オランダの小野選手、ドイツの高原選手などなど・・・。

でもやはり注目は中田選手だと思います。

チームがかわり、負傷からの復帰ということもあり、なかなか本来のプレースタイルである「輝き」が

見られません。たしかに身体は強固になり激しいタックルにも負けずプレーしています。

しかし「輝き」という点では中村選手の方が数段上にいると思います。やはりサッカー選手はボールと

いっしょでなくては何の価値もありません。

残念ながら今の中田選手にはそのボールととの一体感が感じられません。中村選手にはその一体感

プラス「遊び」があります。だからプレーする姿は本当にリラックスしていて実に楽しいそうに見えます。

「輝き」があります。

 話が長くなりましたが、我々クラブの指導方針は中村選手のようにボールとの一体感があり「遊び」

があり、本当に楽しんでいる子供達を育てていくことなのです。決して現在の中田選手のように「激しさ」

「強さ」だけが前面に出てくるような子供達にはなってほしくありません。

今後もこの方針を変えることなく、指導者一丸ととなって子供達の技術の向上のみならず、スポーツマン

としての人間形成にも励んでいきたいと考えております。

そのためにも保護者の皆様のご協力をお願いしたいと思っております。

 

 最後にジーコが日本にきて話をした中で印象に残った言葉を挙げたいと思います。

    「試合に出されずふてくされ、試合に出た時、何もできないようなヤツは最低だ」

        「出た時アピールすれば次がある。出られなくもがんばればチャンスをくれる」  by ZICO

 

以上の決意をもって魅力あるクラブ作りをしていきたいと思っております。保護者の皆様方のご協力を

いま一度お願いして年頭の挨拶とさせていただきます。