あんときゃ夜走り朝帰り


仮設に移りました(2019.9.25)。

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山田深夜 - g.o.a.t





ここは、山田深夜のホームページです。
現在リニューアル中です。


このホームページ内の画像、文章作品等、複写転載を禁じます。

開設2000/05/20






山田深夜is?

1961年、福島県須賀川市生まれ。
地元の高校を卒業後、神奈川県横須賀市で私鉄職員として約20年勤務。1997年、文筆業に専念するために退職。バイク雑誌各誌に小説を発表。
2005年、寿郎社より『横須賀Dブルース』、『千マイルブルース』の二冊を上梓。
2005年、『横須賀Dブルース』が「本の雑誌」上半期ベストテンに入る。
2007年、角川書店より『電車屋赤城』を上梓。

2007年、『電車屋赤城』が第29回吉川英治文学新人賞にノミネートされる。
2008年、講談社より『ひとたびバイクに』を上梓。
2009年、『リターンズ』(徳間書店「問題小説」にて前年掲載)が、日本推理作家協会賞短編部門候補となる。
2011年、徳間書店より『ロンツーは終わらない』を上梓。
2017年、双葉社より『横須賀ブロークンアロー』を上梓。
2018年、双葉社より『ひとたびバイクに』を『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ 』として文庫化。
2019年、双葉社より『風になる日』を上梓。





 




今日の雑記


発表します。
来月の後半に、
双葉社から新刊が出ます。
タイトルは「風になる日」。
今回は短編集で、
表題作の「風になる日」は、
今回のための書下ろしです。
ということで皆様、
ご購読をお願いいたします。
それと、
すでに多くのサイトで予約が始まっていますが、
9月中の購買をお勧めします。
10月に入ると、増税分高くなりますので。
けれど本当に大丈夫なのか、俺。
今、その原稿をチェックしている最中なのだが。

( 2019.8.5 )






新刊の「風になる日」の発売を記念し、
Facebookを始めてみようと考えた。
それで登録の手続きを進めると、
なんと驚いた。
すでに「山田深夜」がいるのである。
なんと不可解なと思っていると、
電話番号を知らせてくれだの、
顔写真を送ってくれだのと、
運営が伝えてくる。
それで指示に従っていると、
突然、アカウントが停止された。
どうやら山田深夜の「なりすまし」に思われたらしい。
仕方ないので郵便物などの画像を送り、
本人である証明を今しているのだが、
アカウントはずっと停止したまま。
本人を偽者扱いするとはと困惑したが、
でも考え直した。
私が無知なだけで、
山田深夜なる著名人が他にいるかもしれないのだ。
だとしたら私はその人の「なりすまし」となる。
となると私は、
「山田深夜(別人)」
「山田深夜(その他)」
とかになるのだろうか?
どうしたらよいのだ、
山田深夜(本人だと思う)は。

( 2019.8.12 )





新刊「風になる日」の発売に合わせ、
期間限定でSNSを始めてみようとしたが、
相変わらず、
Facebookのアカウントは停止されたままである。
それでこちらのホームページで、
つらつらと書くことにした。
それに合わせ、
毎週削除していたが、
雑記も当分残すことにする。

で、なぜSNSをやろうと思ったのか?
もちろん、新刊の宣伝のためである。
けれどそれとは別に、確かめたいことがあったのだ。
「はたして、山田深夜にファンはいるのか?」である。

このホームページは、
もうずいぶんと続けている。
そして当初は、掲示板も設けていた。
そこに書き込まれた感想などを読んでいた。
読者とも交流した。
けれど忙しくて管理ができなくなり、
読み物のページも含めてすべてやめた。
「興味のある人だけが辿り着ければいい」
というスタンスにし、
表紙だけを残し、
ひっそりと、
一方的に更新してきたのである。
だが、あれからずいぶんと経つ。
時代も変わった。
それで疑問を持った。
「俺の本って、読まれてんの?」と。

気づけばもう二十年以上、
作家を続けている。
自称小説家ではなく、
プロの商業小説家として、
長年飯を食ってきた。
しかし映像化された作品はないし、
大ヒットした、という作品もない。
ブームがあったという記憶も当然ない
(だいたい著作が少ないのだが)。
そして相変わらずの貧乏暮らし。
なのに忘れ去られたという感覚も、
終わったという感慨も、
実感としてはない。
著作はどれもいまだに売られているし、
とりあえず業界で名前が通るのである。
なんとも不思議である。
いや、すべてはファンのおかげである。
ただ、実感が湧かないのだ。
それでSNSを試してみたくなったのである。

といって、Twitterはやりたくない。
つぶやくことなどないからだ。
あったとしても、
公表しようとなどは思わない。
私はひっそりと、
目立たずに生きてゆきたいのだ。
それにTwitterにもすでにいるらしいのだ、
山田深夜が。
ということでFacebookのほうが、
まだ書くことがあり、
よさそうだと考えたのである。
だが、アカウントはまだ停止されたままなのであった。
やっぱしやめるか、SNSは。
だいたい、スマホで確認できないし。
持ってないから。

調子悪いなあ、ホームページも。
こっちもやめるか?

おっかしいなあ。
画像がアップできない。
やっぱり10年前のだからなあ。

↓ここに画像があるのよ、ホントは。

あ、できた。

っておい、Twitterかよ。



( 2019.8.19 )





カバーデザイン、帯、惹句などがほぼ決まる。
アップはできないが、とてもよい出来栄えである。
私からの希望である「道と街」、
そしてもうひとつの希望である、
「ここではないどこかへ」、
いざなうデザインである。
これもまだ明かせないが、
イラストレーターのF氏に感謝。
やはり氏の描く「道」はよい。

けれど古くからのファンは、
その表紙に面食らうだろう。
「さ、爽やか過ぎるぞっ、山田深夜!」と。
じつは、それが狙いなのだ。
私は、女性ファンがほしいのだ。


( 2019.8.20 )





氷結STRONG期間限定「すっぱうまレモン」は美味い。
何本でもいけるな。
9%とという度数もいい。
じゃあなくて。
新刊のカバーデザインである。
「女性が手にしやすいものを」、
というコンセプトでもあったのだ、今回は。
そう、洒落たカフェで小脇に抱えていても絵になるような。
「あら、あの人が抱えているの素敵な本だわ」と、
同性の女性たちで噂になるような。
「東野圭吾の新刊かしら?」と勘違い、
もとい、思われるような表紙がほしかったのである。
タイトルだって爽やかなのだから。
「山田深夜? 知らない作家だわ。でも爽やかそうだし読んでみたい」。
これである。

「すっぱうまレモン」がなくなった。
次は業務スーパーの、
「ストロングチューハイタイム」である。
これも立派な9%だ。
コスパなら「ストロングゼロ」界で最高であろう。
ただ、悪酔いする。

さて、私が飲むのは、主に安酒である。
違う。
私を読むのは、主に男性である。
それで今回、女性の読者を増やそうと考えた。
そのためには、
女性に手に取ってもらえるデザインでなければならない。
そこで、爽やかな表紙が欲しかったのだ。
その意味でも、今回の出来はすこぶるよい。
けれど、ひとつ問題がある。
私の顔だ。
つまり、著者近影。
この顔が、すべてをぶち壊してしまう。
「爽やかだわ」と書店で手に取っても、
カバーの返しに私の顔があれば、
そっと閉じられて元の場所に戻されるはず。
「見なかった見なかった」と、
「クワバラクワバラ」のように呟かれ、
東野圭吾の棚に移ってしまうに決まっている。
そこで今回は、山田深夜の写真は、ない。
おお、みごとな作戦である。
そして買ったあとに、ぶっ飛ぶ。
ふっふっふっ。
※東野先生、引き合いに出してすみません。酔ってるんです。


( 2019.8.24 )





新刊の「風になる日」について。
今回は短編集で、
過去に文芸誌で掲載された四作品に、
書下ろしの一篇を加えたものとなる。
つまり全部で五作品。
それぞれのタイトルは、
「リターンズ」
「エンブレム」
「流儀」
「横取り」
「風になる日」
となる。
こう眺めると、
なんだか面白そうなタイトルばかりだ。
いや、内容も面白い。
各話の解説はいずれしたいが、
「リターンズ」は推理作家協会賞にノミネートされた作品だし、
「エンブレム」には、
「横須賀ブロークンアロー」の謎の老人、
雑賀孫蔵が出てきて啖呵を切る。
「流儀」は小説には珍しい無線がモチーフの物語だし、
「横取り」は登場人物がふたりだけの、
クローズド・サークル・ミステリーだ。
そして表題作の「風になる日」。
これはひと言で表せば、「ぶっ飛んだ小説」。
青年の成長譚ではあるが、
クライマックスは無茶振りが過ぎる。
読者の皆さんは、決して真似しないように。

今回の作品に共通したテーマは「移動」であり、
「ここではないどこか」。
どの話にも、大なり小なりバイクが絡んでいる。
こう書くと、
「ああ、またバイク小説か」と思われるかもしれないが、
バイクは大道具や小道具にしか過ぎない。
描いているのは、人間。
ともかく、早く書店に並べたい。皆さんに届けたい。
そのためにも、SNSで宣伝がしたい。読者の声が聴きたい。
けれど相変わらず、アカウントが停止されているのであった。
もう、こっちでいいか。
だけど11年前のソフトなんだよなあ、これ。

やっぱし調子が悪い。
なんで言うことを聞いてくれないんだ、
ホームページビルダー13よ。
いや、わかってるよ。
Windows XP 用なんだから。
って、やっぱし古いよなあ。



( 2019.8.26 )






「風になる日」が数日前に校了したが、
これから営業や書店員の皆さんに大いに世話になる。
ありがたいことである。

一冊の本を出すという作業には、
とても多くの人が関わっている。
そして皆さん、
「よい本を」という思いで力を貸してくれている。
出版というと著者だけがピックアップされるが、
著者の労力など、たいしたことはないのである。
書きたいものを書いているだけなのだから。

そうした幾多の尽力にて、
読者の手に渡り読んでもらえる。
感想はそれぞれだろうが、
もし面白かったら、知人に教えてほしい。
そうしてもらえれば、
関わってくれたすべての人が喜ぶのだ。
私だって、毎晩キリンが飲めるようになる。
いや、好きですよサンガリア。

( 2019.8.28 )





「風になる日」の手書きPOPを作りたいと思う。
それで今回は、
必要としてくれている書店を優先して届けたい。
もちろん、手渡しで。
といっても遠方は無理だから、
関東圏となってしまうのだが。
連絡を取り日時を告げて。
飛び込みだと、やっぱり難しい。
業界紙の売り込みとよく誤解されたものである。


( 2019.8.31 )





いよいよ駄目っぽいな、
ホームページビルダー。
今調べたら、
64bitに対応していないんだもん、
当然だよな。
つうか、今までよく頑張ってくれたよ。

さて、ではどうするか。
Facebookのアカウントは停止されたままだし。
ブログは向いてないと思うんだよなあ。

( 2019.9.1 )





文字色や行間が勝手に変わるなあ。
頑張ってくれ、ホームページビルダー13よ。

さて新刊「風になる日」の各物語について、少し解説。
まずは最初の「リターンズ」。
故郷を捨てた青年が、高速バスで郡山から東京に向かう物語。
隣席の青年と仲良くなるのだが、その青年が、なぜか老いてゆく。
隣の席で、中年となり、老年となってゆくのだ。
バスは移動しているし、車内は密室――。
といった物語。
こう書くとホラーかファンタジー、SFっぽいが、
コメディタッチのミステリーである。
高速バスで移動していた時に閃いて書いた作品。

これは徳間書店の文芸誌「問題小説」に掲載され、
日本推理作家協会賞の短編部門にノミネートされた。
翌年の「ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑」(講談社)にも収録。
伊坂幸太郎氏、連城三紀彦氏、曽根圭介氏らに並び掲載される。
けれど自分としては、
推理小説やミステリー小説を書いたという自覚が、
まったくなかった。
なので候補になった時には、
「俺ってミステリー作家なの?」と、とても驚いた。
以降、ミステリー小説というものを意識するようになる。

といっても次の「エンブレム」と同時期の作品で、
なんと11年も前に書いたもの。
でも古さはまったく感じない。
今もそうだが、
流行り廃りに興味がないためだろうと分析している。

あと、この物語でこだわったのは、「読後感」。
清涼飲料水を飲んだ後のような、
爽やかな後味を意識して書いた。


ともかく私にすれば「爽やか」な部類に入る作品で、
ジャケ買いしてくれた女性も、
「ああ、あたしの勘は当たったわ」と納得するはず。
けれど次の「エンブレム」で、
「あれ? なんだか男くさいわ」となるだろう。
いいのだ、買わせたらもうこっちのものなのだ。
ふっふっふっ。

( 2019.9.2 )





Twitterを改めて眺めてみた。
これは精神衛生上、よくない。
やっぱり駄目だな、私には。

( 2019.9.4 )





京急線で事故が……。
被害者も心配だが、
まずは復旧に頑張ってもらいたい。





ポップを作り、まずは横浜地区の書店に持参しようと考えております。
使っていただける書店様を優先いたしますので、メールフォームからご連絡ください。



やっぱり字がきたねえなあ。

( 2019.9.5 )





昨日の京急線事故。
亡くなったトラック運転手には申し訳ないが、
どう見ても悪いのはトラック。
それがなぜ京急が叩かれるのだ?
他の電鉄は知らないが、
私が見てきた京急の運転士は、
皆、立派な仕事人であった。
人命を預かっているという自負を持っていた。
会社もそんなプロにするべく育てていた。
システムもそう。
何重もの安全対策がとられている。
けれど、無理矢理に踏切に進入してくる車は阻止できない。
それさえも防げというのか? 
運転士に、電鉄会社に責任があるというのか?
悪し様に報道している番組やキャスターがいるが、
私にはこの方たちが理解できない。
ともかく現場、頑張れ。
雑音は気にするな。
君たちには「乗客のプロ」がついている。


恩のある京急の名誉を守りたい。
影響力のあるツイッターのアカウントを取得して発言しようか?
いや、時期が悪い。
新刊の宣伝や売名行為に取られてしまう。
ここで、ひっそりと応援するしかないか……。

( 2019.9.6 )





京急線営業再開。
大変だったろうなあ、みんな。
お疲れ様でした。

( 2019.9.7 )





京急に対する批判報道にはいくつか言いたいことがあるが、
やめておく。
ここで書いたとしても、
新刊の宣伝材料にしていると取る人もいるだろうから。
ということで、本筋に戻り、新刊の宣伝をさせていただく。


深呼吸をして、さて。
新刊「風になる日」の作品解説を。
五作品の二番目は、「エンブレム」。
これも最初の「リターンズ」と同時期、
約10年前に書いた作品。
こちらは双葉社の文芸誌「小説推理」に掲載。
じつはこの時期、連載作品を模索していた。
それが「横須賀ブロークンアロー」になるのだが、
その構想中に書いたもの。
なので舞台は横須賀であり、
謎の老人、雑賀孫蔵が登場する。
「横須賀奴」という造語もこの作品で生まれた。
内容は、学生運動をしていた団塊の世代を痛烈に皮肉る物語。
それはラストの一行で頂点に達する。
その意味ではこの作品も、
余韻というか読後感を重視したといえる。
作中の雑賀孫蔵の啖呵が、とにかくカッコいい。
ともかくこの作品で「いけるな」と感じ、
「横須賀ブロークンアロー」が始まった。
6回くらいの連載かと思ったら60回以上になり、
350枚のはずが3500枚以上になってしまうのは、
この時予想もしていない。

( 2019.9.8 )





台風のためにずっと停電であった。
ともかく、まいった。
暑さもそうだが、情報が入らないのだ。
ラジオを聴いていても、
「詳しくは気象庁のホームページを」とか、
「詳しくは東京電力のホームページを」と、
役割を放棄しているのだ。
スマホを持たずラジオだけを頼りにしている人もいるのにと、
とても残念な気持ちになった。
今の時代、
スマホがエマージェンシーツールと思われているのだろう。
しかしウェブにつながらなければ、ただの携帯電話。
そして携帯の電波自体がつながらなければ、
もうなんの役にもたたない。
最悪の状況下で頼れるのは、やはり無線だと思う。
いやスマホも無線機なのだが。
五作品の三番目の「流儀」は、そんな物語でもある。

( 2019.9.10 )





五作品の三番目は、「流儀」。
「小説推理」に2017年に掲載。
仕事を辞めて北海道ツーリングしている男が、
胸に抱えていた葛藤を解決し、前に踏み出す物語。
小説には珍しい「無線」をモチーフにしていて、
アマチュア無線やCB無線が出てくる。
じつは以前から「無線」を題材になにか書けないかと考えていたが、
ずっと二の足を踏んでいた。
アナログでありアナクロの世界であるため、
説明や描写がとても難しいのだ。
けれどよいストーリーを思いつき、
当て嵌めたらうまくいった。
またテーマである「流儀とはなにか?」の答えも得られた。
五作品の中では一番長い物語であり、
読みごたえがあると思う。

( 2019.9.11 )





お披露目。


( 2019.9.12 )





四番目の短編は、「横取り」。
2018年に「小説推理」に掲載。
登場人物二人だけのミステリーが書けないかと、
試みた作品。
主人公が目を覚ますと、そこは崖の下。
かたわらには横倒しとなったバイク。
見上げると崖の上に道らしきものがある。
どうやらあそこからバイクごと落ちたらしい。
体中に痛みはあるが、致命的なものはない。
けれど頭を強く打ったらしく、記憶がまるでない。
自分が何者なのかわからないのだ。
背負っていたリュックの中身を見ると、
なぜか札束がいくつも入っている。
あたりは森閑とし、崖上を通る人はいない。
ようやく崖上に現れたライダーを止めて助けてもらうが……。
といった物語。
少しずつ蘇る記憶が物語を二転三転させる。
はたして誰がなにを「横取り」したのか。
あとは読んでからのお楽しみ。

( 2019.9.13 )





短編集の最後を飾るのは、
表題作の「風になる日」。
今年の夏前に作った、書き下ろし。
好奇心と探究心は人一倍あるが、
何事にも慎重な青年が主人公。
ある日、知り合いの小説家から、
共通の知人が亡くなっていたことを知らされる。
高速道路上でのバイクの単独事故で、
速度超過による運転操作ミスが原因。
けれどおかしなことがわかる。
時速150キロのスピードで、
誰かに片手を挙げていたらしいのだ。
事故はその直後に起きた。
亡くなった彼は、
いったい誰に挨拶していたのだろう?
といった謎解きののち、
主人公がそれ以上の危険な行為に踏み出し、
人間としてひとつ殻を破る。
そんな物語。
ちなみにこの作品に出てくる、
「スランプ中の強面の小説家」の名前は、
川田朝也。
ワルキューレに乗っているし、
誰がモデルであるかバレバレである。
ともかく「風になる日」は私の最新作であり、
自信作である。
読後の読者の胸中に、
爽快な風が吹くと信じている。
そして最後の「仕掛け」にとても驚くはず。
読者の反応が、今から楽しみである。

( 2019.9.15 )





そんなわけでこの新刊は、
私の10年の軌跡ともなっている。
もちろんその間に長編をいくつか書いたが、
短編には力量がモロに出るので、
ここまでの成長を知ることができると思う。
もしかしたら、
「成長してねえじゃん」と思う方もいるかもしれないし、
それどころか「劣化したじゃん」、
と言う人がいるかもしれない。
けれど私の中では確実に前に進んでいる。
とくに表題作の「風になる日」は記念碑的な作品で、
書き上げた時に新たななにかをつかんだ感触を得た。
もしかしたらそれは勘違いかもしれないし、
自己を正当化するための錯覚だったのかもしれない。
しかし得た感触は、まだこの手にある。
あとはこれを次にどう活かすか。
ともかくおかげさまで新刊が出せる。
けれどプロである以上数字がすべてであり、
出される現実を静かに受け容れたいと思う。
敬愛する談志師匠は言っていた。
「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。
時代が悪いの、
世の中がおかしいのと云ったところで仕方がない。
現実は事実なんだよ」。

( 2019.9.16 )





新刊を出した時の心持ちは、
いつも同じである。
喜びと期待、そして不安と恐れ。
これが発売後一週間続き、
そして落ち着く。
ランキングが出て、
今後の予測がつくからだ。
もちろん、じっくり売れる本もある。
私にもあった。
しかしそれは例外であり、
書店としてもスペースの都合から、
いつまでも優遇はできない。
それで出版業界では、
発売後一週間の店頭販売数が重視される。
なので私としても、
発売一週間以内の店頭購買がとても助かる。
となると来週の25日くらいまでか。
でも、もし購読する予定で今余裕がないのなら、
増税前のギリギリでいいですから。
再来週の9月30日ですね。
……うーん。なにを言っているんだ、俺は。

( 2019.9.20 )





信じられん。
「風になる日」がアマゾンで日本文学の96位だと?
馬鹿な。
私の本がそんなに売れるはずがない。
これはなにかの間違いだろう。
それとも私をからかっているのか?
でも、本当だったらどうしよう。
み、水を飲んでこよう。


ご、ごじゅーよんい?
日本文学で54位だと?
絶対に間違いだ。
あ、もしかして、
アマゾンでよく買い物をするからなのか?
その感謝から順位を上げた?
でも、高額のものは買ってないしな。
最近買ったのも、
中国製のキャンプ用火吹き棒だし。
たしか188円で、届くのに一ヶ月かかった。
その前に注文した、
やはり中国製のストーブ用風除けは、
二ヶ月経っても届かず、結局返金された。
あれは208円だった。
あとは会員でなくても買える安いものを……。
あ、読めた。
順位を上げるからプライム会員になれというのだな?
残念だが、それは無理だよアマゾンさん。
今の私にお急ぎ便は必要ない。
金はないが時間は余るほどあるのだから。
無料の音楽やビデオにも興味はない。
だから配慮はいらないのだよ。
――と、正直に書いてしまった。
これで順位が急降下するに違いない。
ああ……。


46位だと?
ベスト50に入った?
だからプライム会員にはなれない、っての。
いやまて。
これは私のパソコンだけの表示ではないのか?
つまり全国での順位ではなく、
私が住んでいる横須賀でのランキング。
どういう仕組みかはわからないが。
それで実際は、460位か4600位とかだったり。
ならば納得するのだが。
ともかく解せんなあ。
うーん……。

( 2019.9.21 )





アマゾンの売れ筋ランキングは、もういい。
いや、よくない。
でも、振り回されていてもしょうがない。
だけど、皆様ありがとう。
もう、いじめないでください。

( 2019.9.22 )





さて、今回の「風になる日」で、
はじめて私を知ったという読者が沢山いると思う。
そして興味を持ち、
このHPに辿り着いた人もいるでしょう。
たぶん「今時ホームページかよ、それもダサいやつ」と、
笑われていることだと思う。
まあいろいろな事情があり、こうなのです。
私が求めているのは「ひっそり」だし。
そう、私は前面に出たくないし、
声高に叫びたくもない。
主張したいことがあれば、
物語の中ですればよいのだから。
けれど小説家も客商売であり、
書いたものを認知してもらい、
顧客を得なければなりません。
その努力からでしょう、
同業の皆様も日々SNSを更新し、
執筆や新刊の現況を発信しています。
でも私は、それらは最小限にしたい。
けれど今の時代、それではどんどん埋没する。
なので「これでよいのか」という葛藤は、
一方でたしかにありますね。
「読んでもらう努力とは?」は、いつも考えています。
しかしやはり、本質で勝負したいのです
(なにげに使ったが、「本質」とは凄い言葉だ)。
ということで今後も発信方法を模索はしますが、
しばらくはこのスタイルでよいかと。
あ、印税が入ったら、
最新のホームページビルダーを買います。
今使っているのは2008年版で、
不具合が出まくりなので。
といって最新版も、
2016年でバージョンアップが止まっているのだが。
発売元も、
もう時代に合っていないと悟っているのだろう。
無料のホームページやブログがいくらでも作れる時代だし。
私は勝手につく広告が嫌いなので使わないが。
ということで、私は今後もホームページをメインにする予定です。
更新は、基本週一回、月曜日。過去ログも残しません。
このところ毎日なにか書いて残していますが、
これは新刊記念のお祭りなので、
落ち着いたら元のスタイルに戻します。
――うーん。
読み返すと、売れない要素がてんこ盛りの内容だ。

( 2019.9.23 )





kumami さん、発信を読みました。
アドバイスをありがとう。
お薦めの無料ブログ、検討してみます。

双葉社 風になる日

双葉社 ひとたびバイクに


( 2019.9.25 )





仮設に移りました(2019.9.25)。