国交職組の歴史  資料11

建設省職員組合連絡協議会結成声明書
     階級闘争至上主義、さらには特定政党偏向の政治闘争主義をもって労働運動と盲信する全建労のあり方を批判し、自由と人権を尊重する民主主義を基調とした組合員のための真の労働運動を確立すべく全国的に民主的労働組合が結成されつつあることは、激しく流動する社会情勢のなかにおいては当然のことである。
 しかし、これらの組織が、単に地域的に結成されるにとどまり、何等連携をもたないとするならば、経済活動、組織活動等を展開するうえにおいて、非常な不利益であることは、火をみるよりも明白である。
 この弱点を補い、さらに飛躍的発展を期するため、ここに、東北地方建設局職員組合、
中国地方建設局職員組合、四国地方建設局職員組合および九州地方建設局職員組合の民主的組織が集まり、建設省職員組合連絡協議会を設立した。
 この協議会は、同志間の全国的連携を保ち、歪められた労使関係の正常化、組織の拡大強化、勤務条件の改善および福利厚生の充実を期し、国家公務員としての自覚のもとに、健全なる労働運動を推進することをここに声明する。