Gin Fizz ジン・フィズ

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耳を澄ますと、グラスからこぼれるフィズ・フィズの合唱

氷が入ったカクテルの古典中の古典。ソーダ水の爽やかな喉ごしはカクテルの定番だが、本来は酒というより、休日の朝の目覚ましドリンクとして飲まれてきた。すがすがしい朝、冷蔵庫から新鮮な材料を取り出して、グイっと一杯。 

Gin Base  テイスト:中口

TPO:オール・ディ 製法:シェーク

レシピ

◆ドライ・ジン・・・45ml ◆レモン・ジュース・・・20ml ◆砂糖・・・2tsp ◆ソーダ水・・・適量

@ソーダ水以外の材料をシェークする。 Aタンブラーに注ぐ。 Bグラスに氷を入れ、冷やしたソーダ水を満たす。 C軽くステァする。好みでレモン・スライスを飾る。

バリエーション

◆他のスピリッツでも作られるが、日本ではリキュールで作るフィズが好まれる。スロージン、カカオ、バイオレット、グリーンティの各リキュールを使ったものなど。ジン・フィズにミントの葉を飾ると"アラバマ・フィズ"卵黄一個分を加えてシェークすると"ゴールデン・フィズ"卵白一個分加えると"シルバー・フィズ"卵一個だと"ロイヤル・フィズ"というカクテルになる。ジン・フィズのレシピに牛乳1tsp、卵白一個分、オレンジ・フラワーウォーター1/2tspを加えてシェークする"ラモス・ジン・フィズ"もブランチのドリンクとして有名。

ポイント

◆国際バーテンダー協会(IBA)のオフシャル・レシピでは、シェークしたあと氷を入れないタンブラーに注ぎ、ソーダ水を満たす、となっている。日本ではスライス・レモンなどを飾ることもあるが、世界的にはデコレーションしないスタイルが一般的。

ネーミング

◆フィズとは、ソーダ水の泡がグラスではじけるときの”しゅーっ”という音のこと。フィズ・スタイルとは、スピリッツに甘味と酸味とソーダ水を加えたカクテルのスタイルで、ジン・フィズはその代表的なもの。1888年、ニューオリンズの名バーテンダー、ヘンリー・ラモスによって作られたといわれる。