cocktail117.jpg カクテルへのこだわり

 カクテルでの重要なこしは「味、色、香り」稀な酒の銘柄もデパートなどを探して手に入れ、氷や水も市販のロック・アイスやミネラル・ウォーターを使う。もはや常識となった素材を吟味することは、家庭でも十分対応が可能です。さらに店では、入手先やルートもこだわることになります。

 素材にこだわったあとは、おいしく作るコツですが、それは「酸味と甘味のバランスを取ること」にあります。「甘めで作ってくれ」といわれたり、相性の悪い2種類のの酒をわざわざ指定されることもありますが、極端にいえばどんな飲み物や食べ物、どんな柑橘系や甘味料を使っても結構。バランスさえうまく取れればおいしく仕上がります。

 微妙なバランスは熟練によって得られるものです。シェーカーを振る手もぎこちないという方なら、勝手に処方をアレンジせず、カクテル・ブックにあるスタンダードを心掛けましょう。現在まで伝えられる処方は、やはりおいしいから残っているわけで、それで十分なのです。