Manhattan マンハッタン
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☆ | カクテルの 女王 19世紀半ばから、世界中の人々に飲まれつづけてきた。世界の大都会マンハッタンの夜を演出する、パートナーとしてマティーニ同様、レシピは簡単だが、ドライかスイートか議論は絶えない。オーソドックスから辛口タイプ、最近人気のドライ・マンハッタンまで。また、ウイスキーの種類によっても、味わいが微妙に違う。 Whisky Base テイスト:中口 TPO:プレ・ディナー 製法:ステア |
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レシピ ◆ライ・ウイスキー・・・45ml ◆スイート・ベルモット・・・15ml ◆アンゴスチュラ・ビターズ・・・1dsh ◆マラスキノ・チェリー・・・1個 ◆レモン・ピール @ライ・ウイスキー、スイート・ベルモット、アンゴスチュラ・ビターズをステアする。 Aカクテル・グラスに注ぐ。 Bマラスキーノ・チェリーをカクテル・ピンに刺して飾る。 Cレモン・ピールを振りかける。 |
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バリエーション ドライ・マンハッタン ◆ベースにスコッチ・ウイスキーを使うと"ロブ・ロイ"になる。スイート・ベルモットをドライ・ベルモットに変えたのが代表的なバリエーションで"ドライ・マンハッタン"(写真右)味わいにかなりの差がある。マンハッタンより辛口なのでチェリーをオリーブに変える。その中間、マンハッタンの辛口タイプにするなら、ウイスキーとスイート・ベルモットの割合を変える。ドライ・マンハッタンの場合も、ドライ・ベルモットの割合を変えるとよい。 |
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ポイント ◆レモン・ピールを絞りかける処方は、日本だけのもの。スタンダードなマンハッタンの場合、最近の欧米のカクテル・ブックにこの処方はみられない。 |
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ネーミング ◆いくつかの説がある。アメリカ生まれのチャーチルの母親がニューヨークのクラブ・マンハッタンでのパーティで作ったという説。メリーランド州のバーテンダーが傷ついたガンマンの気つけ用に作ったという説など。 |
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エピソード ◆17世紀初頭、オランダ人はこの土地を買おうとし、インディアンの酋長に酒を飲ませて、泥酔状態のまま契約を済ませてしまった。酔いから醒めた酋長は、俺はマンハッタン(泥酔)だったからこの契約は無効だ、と訴えたが、オランダ人にはその意味が通ぜず、この土地の名を教えてくれたと勘違いされた。 |