「五木の子守歌」の違う歌詞ありましたので送ります。 いくつか重複もしてますが、歌い継がれる中でどんどん増えていったんですね。 それにしてもかなり子守娘の「本音」が歌われてます。怖いくらいです。 それだけ苦しかったんでしょうね。

☆☆☆五木の子守歌 

1. おどまいやいや泣く子の守りにゃ 泣くといわれて憎まれる

2. ねんね一ぺん言うて眠らぬやつは 頭たたいて尻ねずめ(尻をつねれ)

3. ねんねした児に米ン飯くわしゅ 黄粉アレにして砂糖つけて(「米ン飯」は貴重品でした)

4. ねんねした児のかわいさむぞさ 起きて泣く児の面憎さ

5. 子どんが可愛いけりゃ守に餅くわしゅ 守がこくれば児もこくる(親を脅迫しています)

6. つらいもんばい他人の飯は 煮えちゃおれどものどこさぐ(他人の飯はのどを通らないという意味)

7. おどま馬鹿々々馬鹿んもった子じゃっで よろしゅ頼んもす利口か人

8. おどま盆ぎり盆ぎり盆から先ゃおらんと 盆がはよくりゃはよもどる

9. おどま非人(かんじん)々々あん人たちゃよか衆 よか衆よか帯よか着物(きもん)

10. おどま非人々々ぐわんがら打ってさるこ(かねをうって歩こう) ちょかで飯ちゃあて堂にとまる(かねのちゃわんで飯を炊いて堂に泊まる)

11. おどんがこン村に一年おれば 丸木柱に角がたつ(とにかく早く故郷に帰りたかったのです)

12. 丸木柱に角たつよりは おどまはよ暇ンでればよか

13. おどんがおればこそこン村もめる おどんが去(い)たあと花が咲く

14. 花が咲いてもろくな花ささん 手足かかじるイゲの花

15. おどんがうっ死んだちゅうて誰が泣(にあ)てくりゅうか うらの松山蝉がなく

16. 蝉じゃござらん妹でごさる 妹なくなよ気にかかる

17.おどんがうっ死んだら道ばちゃいけろ 通る人ごち花あぎゅう

18. 花はなんの花つんつん椿 水は天からもらい水

19. おどんがとっちゃんなあン山おらす おらすともえば行こごたる