☆
☆
☆
「たそがれの海」 たそがれの海は母のやさしさ ばら色の愛をいっぱいたたえ ほら 波がなつかしい子守唄を歌ってる 友よそのつかれた心を 柔らかな砂のしとねにそっと横たえ給え 清らかな潮騒で 巷の汚れをきれいさっぱり 洗いおとし 身を灼く懊脳は 海の底に投げこむのだ ポツンと沖に浮かんでいるあの白帆が 君の孤独をわかってくれる いま君が欲しいのは やさしい言葉だけではないのかい やがてしめやかに 星が舞い降りて 君を心地よい揺りかごに誘うだろう ☆ kaoru |