世界の車窓から「山梨ク・ソフト編」

2002/06/25〜26








6月某日 深夜




夜勤明けで爆睡している抜け忍の元にオギッチから電話が入る。




寝不足で不機嫌な抜け忍と知ってか知らずか、今月25日の予定を半ば強引に聞き出してくるオギッチ。




そして抜け忍の目を一発で覚ます一言を発した。




「抜け忍さん、ウ○コ食いに行きましょう!」




まさに戦慄の一言。




有無を言わさず携帯の電源を切ったのは言うまでも無い・・・










6月某日 会社にて




先日の電話もあり、会社に行ってオギッチと顔を合わすことに躊躇する抜け忍。




「抜け忍すぁ〜ん!なんでこの前いきなり電話切っちゃうんですかぁ〜」




いきなりウ○コ食いましょうなどと言われりゃ切るに決まってる。




しかしウ○コの詳細を聞いてみたところ、ネットで発見したという「ウ○コの形をしたソフトクリーム」のことらしい。




その正式名称とは「ク・ソフト」




久しぶりにハメネタの臭いがプンプンすると抜け忍は参加を表明。




店の場所は山梨県 清里とかなり遠いが、他のメンバーの参加も期待して連絡を行うが、




結局集まったのは、抜け忍、オギッチ、スガヤン、マルチネスといったハメ芸人のみ。




しかも決まっているのは出発日のみで、それ以外は旅行前日まで不明という低落さ。




もうすでに暗雲渦巻くハメ旅行の兆候が現れ始めた・・・










6月24日 旅行前日




前日の夜、スガヤンから旅行の計画決定との電話が入る。




とりあえず山梨名物「ホウトウ」を食うことが目的だと言っているが、




電話の向こうから「ク・ソフト食いてぇオーラ」が呪いの如く伝わってきた。










6月25日 旅行当日(am7:00)




前日の夜に酒を飲み、尿意で目を覚ます「目覚まし尿意」を決行し、朝の7時に目が覚める抜け忍。




明かに会社に行く日よりもヤル気が出ている。




そして「今日は素晴らしい1日にしてやるぜ!」と、気合も十分にカーテン開けたら雨降ってた。




うなだれる抜け忍。




天候すらも動き出すハメ芸人達のハメ旅行が幕を開けた。










25日 am11:00




夜勤明けで参加するスガヤンの回収も無事に終わり、オギッチの愛車プレリュードで山梨を目指す一行。




2ドアで絶望的に狭い後部座席にヘコみながらも、高速道路を目指して都内を進む。




しかし道を間違え、挙句の果てに渋滞の道へと迷い込み、昼食にホウトウを食らう予定だったが、




世間で言うところの昼食に時間にやっと高速へ乗り込むことができた。




抜け道ゆけば工事中、引き返せば道渋滞、我々の行く先に不幸あり。




一般の方々、本当に申し訳ありません。










25日 pm14:00




やっと現地の高速を下り、ク・ソフトの看板を探して道を行く一行。




高速と渋滞の疲労でテンションの低くなった車内であったが、




情報員スガヤンの「高速下りたら一本道で着く」という言葉を信じ、何もない田舎道に目を配る。




しかし見つからない・・・




あまりの見つからなさから「穴場過ぎて潰れたんじゃねーの」などとグチがこぼれ始めたその時である。




「あったあった!あれそうじゃないっすか!?」と前方を指差すマルチネス。




「ウォーーーー!!マジであった!!」とスガヤンも狂気の声を発する。




ついに目的の看板を発見し、歓喜にテンションの上がるスガヤン、マルチネスの2人。




そして看板を発見できずに焦るオギッチ、抜け忍の2人。




なんとか奇跡的にも発見できた看板が↓コレである。





















「な、なんてコケティッシュなデザインなんすか」




「ウケ狙いとしか思えんつーか・・・むしろ外してるっつーのコレ」




「おいしいなんてもんじゃない!って、これで不味かったらプレリュードで特攻ものですよ」




「ウォーーーーーー!!とりあえず早く食おう食おう!!」




あまりにそのままなク・ソフトの看板に思い思いのツッコミを入れる一同。




しかし駐車場に車を止めに入ったのだが、駐車場に停まっている車は我々の車を入れてもたったの3台。




「お、おかしくないですか?客いないって感じですよ?」




一行の運転手を勤めるオギッチが不安に駐車場を見渡す。




「確かに車が少ないっつーか・・・30台は停めるスペースがあるのに俺ら入れても3台だけっつーか」




んで車を降りた抜け忍が他の2台の車のナンバーを調べてみたが、どちらも山梨ナンバーであった。




「きっとあれっすよ。雨降ってるし今日は平日だからっすよ。だから観光客がいないんっすよ」




すかさずマルチネスからの冷静なツッコミを受け、とりあえずその方向で流す一同。




「ウォーーーーーー!!なんでもいいから早く食おう食おう!!」




すでにスガヤンは目先のク・ソフトに興奮、暴れ出している。




一同はそんなスガヤンを抑えつけ、不安を抱きながら店内へと足を踏み入れた。










同時刻 店内




店内は妙に無駄に広いスペースに、どこでも売っていそうな土産物が陳列されていて普通である。




そして案の定、客が1人もいないどころか店員の姿すら見られなかった。




「本当に営業してるんすか?」




「今ならなんでも商品かっぱらえるっつーか・・・」




さらに不安になる一同の心境を知ってか知らずか、女性店員(推定年齢40歳前後)が登場。




「いらっしゃいませぇ・・・」




女性店員、完全にヤル気なしである。




そんなこんなで誰もが躊躇している中、暴走していたスガヤンがさらに暴走を始め、女性店員に向かって言った。




「クソ・フトくれ!クソ・フト!分かる?クソォ・フトォ!!」




違う!明らかに発音の切る部分が違う!とツッコミを入れようかとも思った抜け忍であったが、




スガヤンの言葉に女性店員の目の色が変わったので黙殺。




「ク・ソフトですか?クゥ・ソフトォでいいですか?」




すかさず女性店員、正しい発音はこうだと言わんばかりに反撃。




「「そう!クソ・フトくれ!クソォ・フトォ!!」×4




負けじとハメ芸人4人による、愛と友情のクソ・フト攻撃。




しかし伊達にク・ソフトで生計を立てている女性店員ではない。すかさず次なる攻撃に転じてきた。




「ク・ソフトはバニラ、ブルーベリー、巨峰、そしてチョコの4種類ありますが、何味にしますか?」




普通なら4人全員が違う味を注文して分け合うってのが常識だろう・・・しかし相手はク・ソフトである。




「チョコに決まってんだろ!チョコ!!」×4




流石はハメ芸人達。全員が一致団結してウ○コ色に近いチョコを選択した。その辺は心得ている。




女性店員が次々と茶色いソフトクリームを機械から捻り出し、それをスガヤン、マルチネスが受け取る。




そして「さぁ次は抜け忍の番だ!」と思っていたところで亭主である親父店員(推定年齢50歳前後)が登場。




「そんな捻りじゃダメだ!」と言ったかどうかは知らないが、




女性店員からカップを奪い取り、抜け忍のク・ソフトを捻り出し始める。




そして満面の笑みで抜け忍に手渡してきたク・ソフトが↓コレである。





















「こ、これがク・ソフト・・・なんつーか・・・客を舐めてるっつーか・・・やり過ぎっつーか・・・」




とりあえず見た目はアレのまんまでクオリティは高い。




ちなみにスプーンの先には・・・





















ご丁寧にウンコに集るハエのイラスト入り。




んでついでにモザイク処理してみた↓





















まぁそんな訳はないだろうが念のために匂いもかいでみたが、かすかにミルクの匂いがして妙な気分になった。




「ウォーーーーーー!!うんめぇーーーー!!クソ・フト超うんめぇーーーー!!」




念願のク・ソフトを食いながらカップを股間に当て、排出のパフォーマンスを披露するスガヤン。




「カップの部分がコーンじゃないし!食えないし!500円は高いし!」




一方マルチネスは500円の高いネタに鋭いツッコミを入れまくってはいるが、




なぜかこれでもかと言わんばかりの満面の笑みを浮かべている。




「それにしてもコレ、量多過ぎやしませんか?もう飽きちゃいましたよ〜」




オギッチは半分ほど食ったところで、その量の多さに泣き言を言い始める始末。




しかしその意見には抜け忍も賛同した。




見た目のインパクトから話しのネタにはなるク・ソフトだが、肝心の味がイケてない。




不味くはないが美味くもなく、そんなもんに限ってカップの底までビッシリと入っているのだ。




ハッキリ言って後半は拷問に近い状態で食らっていた。




しかも時間が経てば経つほどソフトが溶け出し、見た目もアレで絶望的な状態になるハメ。




見た目もアレで絶望的な状態が↓コレである。





















一同「・・・」




当初の盛り上がりは何処へやら・・・一同絶句。




ちなみにコレもモザイク処理してみた。





















とりあえず他の3人は完食したが、抜け忍は半分以上を洗面所に捨てた。




「皆さん・・・次の目的地・・・行きますか・・・」




オギッチ先導の元、静かに退散する一行。




その車内、女性店員に貰った「ク・ソフト通信」なるチラシを読んでいたのだが、さらにへ込む記事を見つけた。




へ込む内容の記事が↓コレである。





















・・・!!Σ( ̄ロ ̄lll)




一部抜粋して拡大したのが↓この記事。





















「テレビで見て、ク・ソフトだけのために、わざわざ3時間も車に揺られてきた、もの好きな若者グループ」




・・・まるっきりオレらの事じゃん!!Σ( ̄ロ ̄lll)




とりあえず他のメンバーへは知らせなかった・・・つーか知らせることが出来なかったっつーか!




ク・ソフト探求ツアー  終劇











25日 pm15:00




ク・ソフトの一時的な笑いも消えた車内。




次の目的地である高原へ向けて直走るプレリュード。




高原での目的はスガヤンのリクエスト「高原バニラソフトクリーム」を食うためなのだが、




すでに抜け忍とオギッチはク・ソフト食って体温急低下で食う気なし。




しかも山頂へ近付くにつれ雨が激化し、テンションまで下がる始末。




結局、高原ではスガヤンとマルチネスの2人だけが注文し、一口だけ食わせてもらったのだが・・・




これがク・ソフトなんぞ過去の異物にしかならんほどの美味さだった。




ク・ソフトなんて食ってる場合じゃねぇっつーの!!










25日 pm16:30




気分を一新すべく温泉地へレッツらゴー!




・・・がいきなり道を間違えて明後日の方向へ突き進むハメ芸人達。




そして山中のバス停でUターンとなったのだが、そのバス停に女子中学生を発見。




都心を出てから女子中学生など1人も見ていなかった車内は狂気乱舞。




んで数十メートルの位置に車を停車し、窓から女子中学生に手を振る一同。




「ウィーーーーーーー!!」×4




なぜかスタンハンセンを真似る。




「ヒィィィィ!!犯されるぅ!!!」




・・・などと思ったかどうかは知らないが、明かに怯えた様子の女子中学生。




警察に通報されたらシャレにならんので一目散に逃げ出すハメ芸人達。




まぁよく考えるとあまり可愛くなかったのだがね。










25日 pm17:00




色々あったが山奥の温泉地へ到着。




入り口で入場チケットとタオルを購入した抜け忍だったが、他のメンバーはタオルを持参しているハメを食らい妬んでみる。




しかしまぁ雨が降る中で入った露天風呂の気持ち良さといったらこの上なかったね。




ハメ芸人総出で女子風呂への侵入を試みたりもしたが、背中に刺青をした「その手の人」にビビって未遂に終わる。




んで風呂から上がり、ロビーでダラダラと過ごす一同であったが、




そこへテニスの合宿に来ているのであろうジャージ姿の女子高生一行に遭遇。




ハメ芸人一同、テンション急上昇。




帰るつもりがロビーで女子高生が露天風呂から出てくるのを待ち伏せし、あからさまに怪しい行動に出る。




「あっちに土産コーナーがあったっすよ!」とマルチネスが指差す。




その指差す方向には湯上りの女子高生集団が。




「土産見ようっつーか!やっぱ旅行といえば土産っつーか!土産買おう!土産!」




ここぞとばかりに「土産」という言葉を連発してカムフラージュを試みる抜け忍。




無駄にあからさまである。




んで案の定、ハメ芸人達の襲撃で一気に引く女子高生一向。




それでも土産を探すフリして湯上りの香りを胸いっぱいに吸い込む。




もう感無量。




はっきり言って山梨まで来て本当に良かったと始めて思った一時でした。










25日 pm19:00




露天風呂から女子高生も撤収し、我々も居座る理由がなくなったので撤収。




次に向かうは最終目的地である山梨名物ホウトウの名店と名高い「小作」である。




店の場所はク・ソフトを探している途中で発見していたので問題はなかった。




しかし店内に入るとバカ広い座敷の半分は照明が落されており、




我々以外の客は会話の全くないヤンキーカップル1組だけであった。




そして我々の通された席は照明の落された近くで、絶望的に薄暗いとなかなかのハメっぷりだ。




しかも席のすぐ後ろには怪しいタヌキの剥製が仁王立ちで我々に死線を送っている。




そんな死線を忘れるために、ここぞとばかりに注文する一同。




「ウォーーーーーー!!ホウトウと煮貝弁当じゃーーーーーー!!」




2000円もする煮貝(アワビ)弁当を惜しげもなく注文するスガヤン。




「んじゃ俺は豚ホウトウとトロロ定食っつーか!食うよ!トロロ!」




痩せの割には大食らいで燃費の悪い抜け忍も負けじと注文。




「ん〜じゃぁ俺も豚ホウトウ・・・それと御飯を一杯」




ホウトウをオカズに御飯を食おうとするオギッチ。無謀だ。




「俺は猪(シシ)ホウトウだけでいいっす」




無難にホウトウだけを注文したマルチネスであったが・・・




「猪(イノシシ)ホウトウですね?イノシシ!」と詠み方の違いを店員にツッ込まれている。




ナイスボケ&ナイスツッ込みで盛りあがる。




しかしタヌキと死線が合って一気に無口になるハメ芸人達。




いまだ全く会話のないヤンキーカップル。




静寂に発狂しそうになった時、ついに念願のホウトウが運ばれてきた。




「デカッ!!」




ただでさえデカイと聞いていたホウトウだったが、なぜかマルチネスの鍋だけ異様にデカイ。




これはもう当社比2倍のサイズである。




マルチネスに対して小作のハメコンボが激しいと沸き立つハメ芸人達。




ホウトウを説明すると味噌汁にうどんを入れた「田舎うどん」とでも言うべきでしょうか?




そして↓コレが問題の無駄にデカイ鍋である。





















これがまぁ本当に鍋がデカイ。




しかも鍋の底から次々と具が発掘され、最初は「美味ぇ美味ぇ!」と盛り上がっていた余裕はあったのだが、




食べるにつれ無口になり、最後にはハシが完全に止まる始末。




それとスガヤンが注文したアワビの煮貝弁当も「硬い・不味い・量少ない」と、始めて口にしたアワビがこれかと嘆く始末。




オギッチも何気に淡白な味付けのホウトウで泣く泣く御飯を食べている。




結局、唯一まともだったのは抜け忍の注文したトロロ定食だけ。




んで↓コレが唯一まともだったトロロ定食(改めて見るとショボイ)





















んで店を出るとき値段に見合ったグチを垂れてきた。




「高い金払って食わされたのハメだけっつーか。二度と来ねぇっつーか!」




「なんで俺のホウトウだけ鍋がデカイんすか?ハメっすか?これハメっすか!?」




「ホウトウをオカズに御飯を食うのは間違いですかぁ?ねぇ答えてくださいよ抜け忍すぁ〜ん」




「ウォーーーーーー!こんなんアワビじゃねぇ!アワビじゃねぇよぉーーーーーーーー!!」




会計してた店員の顔と言ったらなかったね。










25日 pm20:00




夕飯にハメを食らってお腹一杯のハメ芸人一行。




温泉入って飯食って、ハッキリ言ってヤル気なし。




しいて言えば帰る気なし。




ハメまみれの芸人一行が考えることはただ1つ。




「今から温泉のホテルに行けば、合宿中の女子高生に会えんじゃねぇの?」




それからの行動は早かった。




ホテルへ部屋の予約の電話を入れ、コンビニで酒を大量に購入して突撃。




その道中、街頭の全くない絶望的に暗い峠に迷い込み、




後ろからヘッドライトを消した「姿無き走り屋」にあおられたりもした。




もうメチャクチャである。




んで命からがらホテルに到着した我々は一日の疲れを癒すため、本日2度目の露天風呂へ直行。




まぁあれだ、風呂に行けば女子高生達に会えんじゃねぇの?なんて期待をしてた訳なのだが、




見事にババァ集団に出くわして裏切られるハメ芸人達。




旅の疲れも倍増って感じだ。










25日 pm23:00




世間が騒いでいるサッカー・ワールドカップの日本戦を肴に酒を飲む愚か者達。




そしてク・ソフトに興奮していたスガヤンが眠りに落ち、




続いて運転手であるオギッチも眠りへと落ちて行った。




しかし抜け忍とマルチネスは深夜アニメの話題で盛り上がり、




残った酒を全て胃に収め、アニメ放送も終了した深夜3時過ぎに眠りについた。




翌日にあんな惨劇が待っているとも知らずに・・・










6月26日 am7:00




「うぁ〜・・・すんげー身体がダルイっつーか・・・酒が抜けてねぇ・・・」




昨晩の飲みのお陰でダルダルな抜け忍。




完全な二日酔いである。




早々に爆睡していたスガヤンとオギッチは元気なようだが、




抜け忍と最後まで飲んでいたマルチネスも二日酔いのようだ。




「ちょっと風呂入って目ぇ覚ましてくる・・・露天風呂のタダ券どこ?」




昨日のチェックインの時にホテルとは別の露天風呂のタダ券を貰っていた。




目覚めに朝風呂を決め込むと、チェックインの時から計画していた抜け忍。




旅行2日目の醍醐味ってやつだ。




「抜け忍さん、タダ券って朝の6時までっす。もう無理」




半裸でタダ券を必死に探す抜け忍を哀れむ目で見ながら静止するオギッチ。




その視線から逃れるために「んじゃ朝飯でも食いに行きますか!」と爽やかに言い放つが、




「えっ!?安く泊まるために朝飯は頼んでないっすよ」と瞬時にマルチネスに突っ込まれる。




楽しみにしてた朝風呂と朝飯を食いっぱぐれ、ハメを食らって始まる悪夢のような旅行2日目なり。










26日 am10:00




もう少しゆっくりしたかったが半ば強引にホテルを強制退場させられたハメ芸人一行。




ク・ソフト、ホウトウ、露天風呂と全ての目的を果たした我々は、土産でも買って帰路に着こうかと意見が一致。




そして昨晩、姿無き走り屋にあおられた峠を下ることになるのだが、上へ下へ、右へ左へと身体を揺すられる。




ただでさえ二日酔いでグロッキーなところへこの揺れである。




しかも限界へ来ている抜け忍とマルチネスがよりにもよって後部座席。




明かに口数が少なくなり、もういつゲロってもおかしくない危険な状態だ。




「ウォーーーーーーー!!牛じゃ牛じゃぁ!!狂牛病バンザイ!!」




「霧が凄いっすよ!事故ったらどうします?ねぇどうしますぅ!?」




たっぷりと睡眠を取ったスガヤンとオギッチはそんな2人を尻目に騒ぎ立てる。




「コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ」




車内でゲロって黙らせようかととも思ったが、さすがにそこまで汚れになる覚悟などある訳なし。










26日 pm13:00




終始無言で到着したファミレス。




とりあえず高速に向けて飯を食っとこうとなったのだが、抜け忍は食欲なし。




しかし昨日のホウトウから何も食べてなかったので、少しでも腹に入れておこうと食べやすそうなカレーを注文。




んでこれが失敗の元だった。




カレーを一口舐めた瞬間、胃から喉へと熱いモノが込み上げてきた。




他の人達は一般市民も入れて、ウマウマと昼飯を食らっているファミレスである。




この平和な日常を惨劇の場へ変えないためにトイレへとダッシュする抜け忍。




まぁあれだ、例えると「爆発寸前の爆弾を抱え、自分を犠牲にしても皆を助けるヒーロー」って感じだ。




頭の中ではミッション・イン・ポッシブルのテーマ曲が流れている。




良い感じだ!




しかし思った・・・




「もしトイレに誰かいたら・・・挙句の果てに個室が使われていたらどうしよう」と。




そんな不安を感じつつも、「まぁそれはそれでハメで良し!」と思ってしまう自分が憎い!




そしてトイレへ駆け込むと洗面所には誰もいない・・・そして個室も使われていない・・・OK!誰もいない!




期待してたハメはなかったが、「これで心置きなくゲロれる!僕は皆を守れたよママン!」と気が緩んだその瞬間・・・




レッツゲロ!




個室に入った瞬間 → 便座のフタが閉まってる → フタを開けてる余裕なし → 見事にフタの上にゲロをブチ撒けた




もはやゲロを止める術などなし。




しいて言えばゲロを止める気なし。










26日 am13:15




トイレの個室で抜け忍は苦悩していた。




一時の快楽とはいえ、思いっきりゲロったことを終わってから後悔していたのだ。




とりあえずトイレの個室内は凄いことになっている。




んで掃除する気力もなし。




よって抜け忍お得意の「てきとー精神」が発揮されることとなる。




とりあえず床のゲロをてきとーにトイレットペーパーで拭き取り、




便座のフタに至っては拭きもせずに上げた状態にして終了。




そして何事もなかったかの如くテーブルへと戻った。




「抜け忍さん、ゲロりましたね?」




テーブルに戻った瞬間、マルチネスの第一声がコレである。




嘘でも言って誤魔化せばよかったのだが「なぜバレた!?」と聞いてみたところ、




「二日酔いで涙を浮かべてトイレから戻ってくればゲロしかないっすよ」とのこと。




恐ろしいほどの洞察力と推理力だ。




リアル版「見た目は大人、頭脳は子供の名探偵コ○ン」である。




そしてゲロの惨劇を飯に影響がない範囲で説明していると、トイレへ向かう御老人が1人・・・




もしも気を利かせて便座のフタを下ろした日にゃ心臓麻痺で御臨終の可能性大。




間接的に殺人犯すのも気分が悪いんで、そそくさと店を後にするハメ芸人一行。




その御老人がその後どうなったかは定かではないが、今となっては御老人が元気であることを願います。










26日 pm15:00




ゲロって楽になったお陰で帰りの高速では睡魔に襲われ爆睡し、気が付けば高層ビルの立ち並ぶいつもの風景に。




そんなこんなで行き当たりバッタリで始まった怒涛の山梨ツアー・・・




ここに終劇!!




したぁ!!












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