フェルメール展

平成十二年春、大阪市立美術館で17世紀オランダ絵画、フェルメールとその時代展が開かれました。
“青いターバンの少女”
最も有名な作品であ時を越え、すべての人間が共有する理想が表されている。
“聖プラクセディス聖女が斬首されたキリスト教殉教者の血を水差しに注ぎ込んでいる。
“天秤を持つ女”
若い女の持つ天秤は金や宝石を量るのが目的ではなく、最後の審判に備え、自分の行動を量っている。
人間の魂の運命を決定する秤である。
“ミヒール・ファン・デルデュッセン、と妻とその子供達の肖像”
高価な服を着た裕福な家族。
カトリック教徒である。
この後、幾つもの悲劇に見舞われ、5人の子供のうち4人が死亡する。
“デルフト市警団白旗部隊の士官たち”
オランダ共和国の大きな町には市警団があり、町を防衛した。
集団肖像画である。

緑、オレンジ、白、青の部隊があった。
“立ち聞き”
田舎の屋敷の夕食会に招かれた客とメイドの逢引の様子を屋敷の女主人が立ち聞きしているところである。
“牛乳を注ぐ女” “ワイングラスを持つ娘”
“金を天秤にかける男”
縁なし帽の男が天秤で金貨の重さを量っている。妻は若者が暖房の火をおこすのを待ちながらこの様子を見ている。
朝の情景である。

“デルフト新教会内部”  “デルフト旧教会内部“
17世紀デルフトの町と運河。
オランダで一番美しい町と言われた。
17世紀デルフトの町 空想の回廊。
ビール、毛織物、製陶業が盛んであった。
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