森喜朗首相の顧問料

なぜ買春容疑で検挙された前歴のあるような人が総理大臣になるのであろうか。
国民の憤慨をよそに密室の政権交代が行われる中、金と泥にまみれた森首相の体質が炙り出されてきた。
医療界に関しては“金沢医科大学顧問料問題”が提起されている。
森首相の地元にある金沢医科大学が顧問料として毎年250万円支払っていたという。
なぜ医科大学が政治家に顧問料を払わなくてはならないのか.
顧問料と政治献金とはどのように区別され、違うのであろうか。
すでに政治家は政党を通じて多額の政党助成金の交付を受けている。
国民の範たる選良が言を弄して大金を食むようでは日本の未来は明るくない。

   特定財源の見直しに対する過疎町長の投書

平成十二年四月、政府税制調査会は 従来 揮発油税、地方道路税、自動車重量税などよりなる“特定財源”を廃止し、一般財源化し、“環境税”の導入を検討していると発表した。
これに対し、高知県の某町長が“過疎地の面積は広く、道路整備費の減額は死活問題である”として反対していた。一見正論である。
しかし、一体国は過疎地にいくら税金を注入すればよいのであろうか。
すべての財源、補助金を考慮すると、過疎地の老人一人に数億円を注ぐことになる。
そして数年後には、人気の無い山間の廃墟の中に草むす道路だけが残るのではなかろうか。
社会全体にもっとコスト意識が欲しいものである。

             大学病院の特定共同指導

平成九年十二月、岡山大学付属病院第一外科に対して厚生省と岡山県による特定共同指導が行われ、カルテの記載、レセプト病名の禁止、診療計画の記載、検査の抑制、保険適用のルールに従った薬剤の投与、在院日数の短縮を指導したという。
岡山大学第一外科では 田中教授以下スタッフ全員で“生体肝移植”に取り組み、寝る暇も無いほど多忙な仕事に励んでいる。
又、入院患者はみな状態が悪く、様様な合併症をおこし、これらの病変に対して叡智の限りを尽くして治療にあたっている。
このような多忙なスタッフの時間を割いて指導を行うことは失礼でもあり、社会の損失である。
世の中の価値観は逆転してしまったのであろうか。社会のために尽くしている人に対しては尊敬が必要であろう。


            技術者のリストラ

業績の悪化した日産自動車はここ数年、経営者が責任を取ることなく、合理化、リストラを進めてきた。そして遂に“航空宇宙部門”の切り離し、売却に踏み切った。
しかしながら、その売却交渉の最中、日産製のロケットの不調による 国産ロケット打ち上げの相次ぐ失敗が起こり、売却交渉も頓挫してしまった。
技術者の給与が銀行員の給与より低いと企業はもとより国自体の経済が成り立たなくなる。
日本は技術立国であることを再認識すべきである。
                                 
            ゴミのポイ捨て

私の医院の近くに美術館があります。
或る日のこと、その美術館の駐車場を歩いていたところ、“バサッ”という音がします。  驚いて音の方を見ると軽乗用車に乗った中年の夫婦が窓からビニール袋に入ったゴミを捨てて走り去るところでした。
このゴミは一体誰が処分するのでしょうか。  






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