One's daily life

 
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         7月31日 晴れ

         今日で7月も終わり。

         あっという間であった。

         本日の定休日は、営業。

         でも、仙台からお客さんが来て下さったので、

         ホント開けてて、良かったです。

         でも今日は、早帰りしょっと!

         

         7月30日 晴れ

         先々週の金曜日、

         タレントの女の子の撮影が店であった。

         写真集と言っていた。

         結構かわいい子であったが、最後まで名前はわからなかった。

         興味がないので、聞きもしなかった。

         まぁ、写真集が出来たら送られてくるそうなので、

         それを楽しみにして。

         明日は定休日なのだが、月末なので営業予定。

         今日3人の若者が店に入ってきて、

         「明日、自主映画の撮影をこの店でしたい」とお願いしてきた。

         まっ、明日は営業するので、

         「いいですよ。」と答えたが、なんの映画やら・・・。

         なんだか、ちっとも売り上げと関係ない撮影ばっかし。

         メジャーなテレビ番組の取材があったらなあ・・・。

         以前にテレビ東京の「アド街ック天国」にほんの数秒出させもらった。

         そしたら、翌日、狭い店に250人以上来た。

         「王様のブランチ」も、電話が鳴り続けるくらい反響があったが、

         やはり今までの中で、一番なのは「アド街ック天国」だ。

         あの忙しさが、なつかしいよぉ。

 

         7月29日 晴れ

         今日は、車ではなく歩いて店に来た。

         途中、ポレがウン○をしたので、取ろうと思った瞬間、

         「げげげげげーっ」

      となった。

         白い小さな虫が2匹、くねくねしている。

         「うーん、これはもしかして、条虫・・・・。」

         昔、スノが一回やっているので、それほど驚くことはなかったが、

         しっかし、白い虫のくねくねして動く様は、

         決して気持ちいいものではない。

         そのウン○を袋に入れて、

         店の途中にある獣医さんに寄った。

         (かかりつけではないが、店に行く途中にあるので)

         診断は当然のごとく、

         「条虫ですね。今年はノミの予防をしてましたか?」と聞かれて、

         「そういゃあ、今年はケチってフロントラインやっていなかったけ」

         と言うことで、2匹分のフロントラインと駆虫薬を貰い、

         朝から1万数千円の痛い出費。

         

         昔、友人が、自分の飼い犬(ピレ)から条虫が出たと、

         身体中をくねらして、虫の動きのマネをしていたのを思い出した。

         その動きが妙にうまかった。

         しかし寄生虫のマネをする人は、あまりいないと思う・・・。

         ちなみに彼女は、30代後半。

 

         7月27日 曇り時々晴れ

         今日、昼御飯にカップラーメンをズルズルと食べていたら、

         お客さんが入ってきた。

         「アチャー」とは思ったものの、後の祭り。

         スープの匂いが店中に広がっていたはずだ。

         なにしろ一人で店をやっているもので、

         昼ゴハンを外で食べることが出来ない。

         たいてい、デパート地下のお弁当か、

         コンビニか、パン屋さんかで買って中で食べる。

         

         今日来たお客さんは、「あれ?」と思った表情を一瞬したものの、

         その後は、素知らぬ顔をしてくれた。

         そして、「長崎から来たんですよ。」と一言おっしゃった。

         長崎からわざわざご来店して下さったお客さんに、

         ラーメンの匂いのする雑貨屋と印象づけてしまったことが、

         本日、二度目の「アチャー」である。

        

         7月26日 雨のち曇り 

         このところ、ちょっと胃の具合が悪い。

         胃痛というより、胃もたれ、胸焼けがずっと続いている感じだ。

         今までほとんど、胃の調子など悪くなったことはないので、

         なんだか少し、人並みになったような気がする。         

         今がチャンスとばかりに、

         ダイエットなどに励めればよいのだが。

         がっ、食欲だけは相変わらずだ。

         気持ち悪いのに、モリモリ食べられる自分がこわい・・・。   

 

                   7月25日 雨

         夕べ、ちょっと夕寝をしようと思い、

         寝室から枕を取ってきて、

         リビングでゴロンと横になった。

         小30分ほど、ウトウトしていたのだが、

         なぜだか、ピーピー、ドンドンと音が聞こえてくる。

         窓の外で、かなり強い風が吹いていたので、

         「あー、そのせいか」と思い、

         たいして気にもせず、さらに30分ほど寝てしまった。

         目が覚めて、リビングの中を見渡すと、スノ1匹しかいない。

         「ポレは、どうせお風呂場の中で寝ているのだろう。」

         と思った瞬間、

         「ピーピー、ドンドン」と、寝室から音が聞こえてきた。

         「あれぇ」と思い、ドアを開けたら、

         情けない顔のポレが・・・。

         私が枕を取りに入ったほんの少しの間に、

         ポレも一緒に寝室に入り、

         気が付かずに、閉じこめてしまったみたいだ。

         「ピーピー」と言うのは、鳴いていたポレの声。

         「ドンドン」と言うのは、前足でドアを叩いていた音。

         一時間も間、暗いクーラーも効いていない部屋で、

         「ピーピー、ドンドン」と訴えていたらしい。

         本人は、必死だったはずなのに、

         かわいそうなような、ちょっと笑えるような・・・。         

         スマンことをしました。ポレチーノさま。      

 

                  7月23日 晴れ

         朝から、旅行カバン(バゲージ)をガラガラ押して歩く人を

         たくさん見かける。

         みんな海外に行くんだろうなぁ。

         いいなぁ。

         もう何年行っていないだろうか。

         お店を始めてからだから、もう5年もの間、

         大好きなヨーロッパに出かけていない。

         海外旅行に行く前って、用意一つするのにも、

         ワクワクするんだよねぇ。

         

         あーあ。

         今日もヒマすぎて、インタネを4時間ぐらいやってしまった。

         近所の雑貨屋のおにいさんが、やはりヒマすぎて遊びに来た。

         そこの店には、フレンチブルの子犬がいる。

         おにいさんも、「昨日、今日はひどい売り上げです。」

         と、ぼやいいていた。

         この殺人的な暑さ、なんとかしてくれよー。

         気温は、体温以上に上がっちゃいけないぞ。

         人間の体温より暑いなんて、そりゃ人間に対する冒涜だ。

         人間をなめちゃいけねぇ。

         だから明日は、30度以下になって下さい。

         神様、お願いします。 

         

        7月22日 晴れ

         今日は、最低である。

         土曜日でありながら、売り上げの最低記録を出した。

         一昨日、昨日と、まずまずの売り上げであったのに、

         夏休み最初の土曜日のせいか、

         みなさん、海や、プールや、山などに行ってしまったのだろう。

         しかし5年店をやっていて、

         土曜日にこんなに悪い、なんてのは初めてなので、

         落ち込むより、むしろ驚きと諦めの境地になっている。

         

         明日はどうかなあ・・・。

          

               7月21日 晴れ

         昨日、今日と、海外のビクトリアンのHPを網羅して見ている。

         犬柄の雑貨屋でなければ、

         ビクトリアンばかりを集めた雑貨屋をやりたいぐらいだ。

         ビクトリアンと言えば、1837−1901年の

         イギリス・ビクトリア女王が生きた時代のことである。

         どんな時代だったのかは、調べてみないと分からないが、

                  

         

          と、こんな雰囲気だ。

          うちのHPもイメージを一新して、

          ビクトリアン調にしてみようか、と思いつつ・・・。

          なんだか、ますますグチャグチャになりそうな予感がするので、

          どっしょっかな?

 

         7月20日 晴れ

         幼稚園の夏休み。

         朝6時に母親にたたき起こされた。

         母・「原っぱで、ラジオ体操をやっているから、

            行ってきなさい。」

         私・「幼稚園の子は、いっちゃいけないんだよ。」

         母・「いいんですっ!とにかく行きなさい!」

         問答無用の声に、仕方なく出かけた私。

         行った途端、

         「幼稚園に行っているヤツは、来ちゃいけないんだ!」

         という小学生のガキのどなり声。

         「ばっかやろー」と、口には出さずに、

         腹の中で悪態をついて帰った。

         そして、まだ敷いてあるフトンの中にもぐりこんで、

         ふて寝をした。 

         それから小学生になるまでは、

         2度と朝のラジオ体操には行かないと、誓ったあの日。

 

         実は、小学生になっても、

         ラジオ体操には行かなかった。

         別に行かないと、決めたわけではなく、

         単にさぼっていただけのことだが。 

 

         今でも小学生たちは、あのラジオ体操を、

         毎朝、団体でやらされているのだろうか・・・。

 

         7月19日 晴れ

         今朝、犬にワクチンを打つため、

         獣医さんに行ってから、店に来た。

         ポレは、2月の毒物中毒の時に、

         毎日点滴と注射を6本打たれた記憶が、

         トラウマとなっているのか、

         今では、大の注射嫌いだ。

         7種混合ワクチンを打つのにも、大騒ぎ。

         スノは、打たれたことも分からないくらい、

         ササッと終わるのに、

         ポレは打つ前から、

         「ギャア、ギャアアア、ギャアアアアッ」

         と超うるさい。

         先生からも、「こいつ、オーバー過ぎる!」と怒鳴られてしまうし、

         終わった後のご褒美おやつも、

         「ぼっ、ぼくがこんな痛い目に遭っているのに、

          そんなもんで、許すか!」

         と、不遜な態度を取る。

         そして、いらんとばかりに放り出したおやつを、

         すかさず横からスノが取る。

         結局、先生から貰ったおやつは、全部スノの腹の中に収まってしまった。

 

         そして、後ろを振り向けば、

         診察の順番を待ちながら、

         その様子を見ていたビークルの姿が・・・。

         そして、その口元と足元は、ヨダレの海であった・・・。

         

         7月18日 晴れ

         いつの間にか梅雨が開けてしまった。

         普通は開ける前に、豪雨などがあるものだが・・・。

         暑い、暑いと言いながら、

         なんとはなしに、この暑さにも慣れてきた。

         ・・・と言いながら、昼も夜もクーラーを

         つけっぱなしの部屋で過ごしている、わたくしです。

 

         最近5時前に起きて、散歩に出ても、

         外は、ムアーッとする暑さ。

         涼しい風ひとつ吹かない。

         ああっ、別荘が欲しい。ひと夏涼しく過ごせる別荘が。

         以前に、「清里に車一台分で買える別荘」というコピーの

         折り込み広告が入っていた。

         22坪の土地に、平屋の家付きで、

         300万〜500万という金額であった。

         一番安い家は、12畳のLDKにロフト付き。

         500万ので、それに6畳ぐらいの和室が付いていた。  

         水道・ガス・電気・電話工事済み。

         バブルの頃は、清里よりもっと下の田圃地帯でも、

         別荘5000万なんて価格がしていたのに、

         300万かぁ・・・。

         まっ、それでもビンボーなわたくしには、

         買えませんがね。

         300万でも・・・。 

          

         ちなみに、この間引っ越した友人は、

         バブル時に2億で家を買いました。

         先日、その家を売ったら、5千万でした。

         人生悲喜こもごも・・・。

         

         7月16日 晴れ 

         暑さのため、お犬さま2匹は車通勤となった。

         私はお抱え運転手である。

         さすがに連日30度を越えだすと、

         自宅から店までの40分程の距離を歩くのはつらい。

         犬もつらいが、私もつらい。

         すでに土方焼けも板につき、

         時計の後もくっきりとついたわが腕を見ると、

         なんだか心悲しくなったりして。

         さて、車通勤であるが、短期間ゆえに駐車場などは借りていない。

         この辺で借りるとなると、4〜5万ぐらいはザラにするので、

         借りるつもりもさらさらない。

         だから、お犬様2匹を乗せて店まで来て、

         こいつらを降ろしてから、再び自分ちの駐車場に戻るのである。

         そして、私は電車で来るのだ。

         なんたるロスタイム。でも背に腹は代えられない。

         それに、帰りはそのまま散歩になるから、

         この2ヶ月だけのガマン。

         

         大きなサモエドを2匹、後ろに乗せてブォン、ブォンと走っていると、

         多分、後ろについた車の人は

         「ちくしょー、犬連れて遊びに行くんだぜっ」

         と思っていることだろう。

         違うんだよっ、違うんだよっ、仕事だよっ、仕事っ!

         休みなんかないっつーのっ、犬を車に乗せていても!

         

         ところで明日は、一日お休みしまっす!

         そういうことで、日記もお休みでっす!

 

                 7月15日 曇り

         お店を始める前、犬の散歩は井の頭公園がコースだった。

         そこには数人の散歩仲間がいて、

         特にゴールデン飼いの友人とは、

         毎日時刻を合わせて、公園内を一周した。

         毎年夏になると、公園一周に他に、

         茶店での「かき氷」タイムが加わる。

         池付近の茶店は、高いだけで今ひとつおいしくないので、

         公園の上の方にある茶店で、いつも食べた。

         定番は、クリームミルク宇治金時だ。

         その名の通り、コンディスミルクに、宇治金時に、

         アイスクリームまで乗っかっている豪華版である。

         たまには、イチゴとか、レモンとか頼んだが、

         なにしろ、甘くって、くどくって、ゴージャスって言ったら、

         このてんこ盛りメニューしかない。

         いやあ、夏の間中、このかき氷を食べるために、

         公園に散歩に通ったね。

         一緒につきあってくれた、ゴールデン飼いの友人は、

         「このメニューにすると、夕飯が食べられない」と言っていたが、

         私は、当時そんなに太ってなくったって、

         これぐらいの量は、へのかっぱ。

         かき氷の他に、クリームあんみつやら、クリームパフェやら、

         甘党の王道を、ズンズンと突き進んだ。

         友人がいなくても、一人で茶店に寄った。

         ああっ、汗をだくだく流しながらイスに座り、

         蚊取り線香の匂いのする中で、食べたかき氷。

         汗もスーッと引いていった、あの爽快感。

         思い出したが吉日だ。

         今度の定休日にでも、やってみようか。 

         

        7月14日 晴れ 

         夕べ、知り合いと久しぶりに、ばったり道で会った。

         最初の一言、

         「ひゃー、相当に太った? いい生活しているんじゃない?」

         「してません。」

         太ったことは、事実だが。

         はい、12キロ太りました。この2年半で。

         以前に、お店のカタログのカラーコピーを

         セブンイレブンで取っていた。

         いつも1回に100枚ぐらい取るのだが、

         これが悠に一時間ほどかかる。

         ジーッ、ジーッとコピー機が稼働している間、

         忍の字で待っているのだが、

         たくさん並べられた食料品が、私を誘惑する。

         「あーっ、おでんもいいなぁ。

          あっ、あのラーメンも・・・。あっ、おそばも・・・。

          あっ、あのアイス、食いてー。」

          こんな私が、誘惑に乗るのは時間の問題であった。

          それから1年間、一週間に3〜4日、

          セブンイレブンコピーと、夜食はセットになってしまい、

          それから私は、

          「太ったオバさん」

       と、呼ばれるようになったのさ。

                   

        7月13日 晴れ

         9月からHPで使用しているMIDIの曲が

         使えなくなるらしい・・・。

         どうやら著作権の問題で、有料になる動きがあるとか。

         うーん、クリスマス用のMIDIも、

         たくさん蓄えたのにさぁ・・・。

         と言うことで、ここをクリック

                    MIDIをたくさん作っている人たちのHPも

         みーんな、なくなってしまう可能性が・・・。

         そりゃ、ないよねぇ・・・。

         みんなの楽しい趣味を取らないで欲しい!

         お願いだからさっ。
         

        7月12日 晴れ 

         昨日、蓼科に引っ越した友人、

         「井の頭のマリア」(註・6月の日記参照)から電話がかかってきた。

         今は、人の別荘に仮住まいで、

         12月頃までには、自宅が建つ予定らしい。

         「前に住んでいた家が、全部収納用スペースがあったでしょ。

         だから今回引っ越す時に、家具類が全然ないのよねー」

         「それでもねぇ、うち、すごい荷物だったのよ。

          ダンボール何箱だったと思う?」

         「えっ? 30箱ぐらい?」

         「アハハハハッ、驚かないでよぉ!

          350箱!!

 

         そりゃあんた、驚くなと言われても、驚くわ。

         夫婦二人と犬2匹で、なんでそんなに荷物がある。

         1トントラックで運んで、

         引っ越し代100万かかったそうだ。  

         聞くところによると、その中身は、ほとんど着ない洋服だったとか。

         なにも100万かけて、蓼科まで持っていくことないだろうが、

         着ない服を・・・。

         「アッハッハッハッ! いーの! こっちでフリマやるから!」

         相変わらず、声だけは明るい・・・。

 

                   7月11日 晴れ

         またしても、表紙の曲を変えた。

         1週間もするとあきるのでね。

         今度は、ポリスだ。

         低音がビリビリしている。

         ついでに、日記の曲も変えてみた。

         やっぱりユーミンだ。

         青春の思い出よ!   

 

         ところで、1980年代前半ぐらいに出た、

         ドイツ語で歌ったロックバンド、ネーナのヒット曲、

         誰かタイトルを教え下さい。

         無性に聴きたくなるんだけど、

         これって、普通のCDじゃあもう売ってないよね。

         友達のダンナが、何年か前に古レコード屋で、

         ドーナツ盤のシングル買っていたもんなぁ・・・。 

                  

        7月10日 晴れ  

         今日は定休日である。

         しかし何かしらの用があるため、結局店に来ている。

         ついでにパソコンもつけた。

         せっかくだから、日記も更新した。

         今日は、クソが10コぐらいつくほど暑いぞ。

         店は定休日でよかった。

         開けていたって、お客さんは多分とても少ない・・・。

         と言っても、明日も、あさっても同じように暑いのだろうが・・・。

         今年の7月は、売り上げのサイテー記録を更新中です。

         

         もう少しで学校も夏休みだ。

         夏休みの思い出・・・。

         必ず1回か、2回は、家族で海に行った。

         だいたいは、鎌倉とか逗子とか近場が多かった。

         海の家でのお泊まり。

         自分の家族だけではなく、

         ゴチャゴチャ他の人たちもたくさんいたような、

         そんな雑魚寝だった記憶がある。

         その海の家で、初めて食べたのが、

         マヨネーズがけゴハン。

         世の中に、こんなウマいものがあったのか、

         あの当時、たかだか数年しか生きていないのに、

         この年になるまで、あの感動は忘れていないぐらいの

         おいしさだった。

         他のおかずは、何一つ食べず、

         ひたすらマヨネーズだけでゴハンを食べた。

         今思えば、厳しい母が、ゴハンにマヨネーズだけかけて食べるのを

         よく許してくれたと思う。

         海に来ていたから、特別だったのか?

         実際、自宅で食べさせてもらった記憶はない。

         しかし、今、それを食べろと言われても、

         さすがに出来ない。

         やはりマヨネーズは、サラダにつけて食べるのが一番である。

         この嗜好は、子供の時だけの味覚だったのかも・・・。

 

         仲の良い友人が子供のころ、

         プラスチックの容器に入ったマヨネーズが全部なくなると、

         それに水を入れて、振って飲んだそうだ。

         本人曰く、「いや、決しておいしいもんじゃなかったんだけどさ、

         母親がくれるんで、仕方なく飲んでたのよ。

         親はね、すごく好きだと思っていたみたい。」

         おいしくないのに、親の誤解の元に、

         律儀に、マヨネーズ入り水を飲むことを実行していた、

         あんたはえらい。

         

        7月9日 晴れ  

         2年前まで、吉祥寺の大正通りに、

         「ミュゼット」という雑貨屋があった。

         母と娘が経営する店だった。

         たまたま、そこで売っていたアメリカの

         ペットマットを仕入れることになり、

         それから公私共々おつきあいをさせていただいた。

         経営者のお母さんは、芸大の作曲科を出て、

         さらにスイスの国立ジュネーブ音楽院で、

         チェンバロを学んだ人である。

         たまたまダンナさんが輸入雑貨の会社を経営していたため、

         音楽家でありながら、雑貨店の経営に携わっていた。

         娘は、スイスのレマン湖のほとりで生まれたので、

         「みずみ」というロマンチックな響きの名前だった。

         お店は、アメリカのアンティーク品やカントリー物、

         キャンベルスープのキャラクターグッズから、 

         日本のカントリー雑貨草分け「マニー」の商品から、

         ヨーロッパのものまで、「ドンキホーテ」並みに

         所狭しと並べられていた。

         1000万かけた店内の内装は、天井が高く、

         ミュゼットカラーのスモーキーな水色と、

         白い漆喰の壁のコントラストがなんとも言えない、

         よい味を出していて、地方からやってくるファンも多く、

         海外の雑誌の取材も何度かあったっけ。

         よく月曜日の定休日になると、

         おやつを持って遊びに行った。

         そして6時の閉店まで、カウンター内に入って、

         みずみさんとおしゃべりした。

         しかし大正通りでも、かなり奥の方で、

         おまけに2階にあったので、

         がんばって8年営業したものの、

         なかなか経営は大変で、結局2年前に閉めてしまったのだが。

         私にとっては、店内のすみずみまで、商品の一つ一つまで、

         なつかしい思い出の残る店である。         

         今朝、みずみさんとばったり会い、そんなミュゼットの、

         少々感傷的な思い出から始まった一日だった。               

       

                    7月8日 台風のち晴れ

         今朝、5時に起こされた。

         外は、暴風雨である。

         起こしたポレは、律儀にベッドの前へお座りをして、

         私が起きるのを待っている。

         そのうちスノーウィも来て、2匹で待ち始めた。

         しかし窓の外を見れば、横なぐりの雨。

         そして風でしなる木々の枝。

         「ご、ごめん。こんな時に散歩は行けん。」

         と知らぬを決めて、そのまま寝た。

         しばらく待っても起きてこない飼い主に、

         業を煮やした2匹は、あきらめて別の部屋に行ってしまったのだが、

         再び10分後、ポレだけがまた起こしに来た。

         「うーん、ご勘弁〜。」と無視する私。

         その後3時間も延々と、同じことを繰り返す。

         ポレは相当に、しつこい。

         仕方がなく、8時に2匹を連れ出して外に出たものの、

         突風で傘は逆さとなり、歩ける状態ではない。

         おしっこを2、3回させただけで、戻ってしまった。

         しかし、こんな暴風雨の中でも、

         ズンズン前に歩く2匹っていったい・・・。

         ものの10分で、家に戻ってきた私に、

         「早すぎるよー」と文句顔の2匹であった。

         午前中には、雨も上がり、

         無事にお店を開けた土曜日。

         ちょっとホッとした一日の始まりであった。

         (しかし、売り上げは今ひとつ・・・。) 

         

         7月7日 曇り

        今日は用があったので、朝4時15分に起きた。

        夏になると、朝早く起きるが苦痛でなくなる。

        これが冬だったら、絶対ダメなんだけど。

        朝一番の散歩は、気持ちがよい。

        風もひんやりとしているし、犬もゼィゼィハァハァがないので、

        楽しそうに、そこらへんの草むらの匂いを嗅いでいる。

        しかし、さすが4時に起きると、その反動が店で来る。

        昼ゴハンを食べた後、イスに座ったまま、

        小30分ほど、昼寝をしてしまった。

        お客さんが何人か入って来て、目が覚めるのだが、

        気が付くと、再び目を閉じている。

        手元に持っていたものをドデッと落として気が付いたり、

        お客さんから、「あのー、すみません」と声をかけられ、

        あせって、捜し物をするフリなんかしたりして、

        結構はずかしい思いをする。

        

        ところで、明日から台風だって。

        なんで土日に来るんだ。

        台風が避けて通るよう、今日はお祈りをして眠ろう。

     

                   7月6日 曇り時々晴れ

        最近、ベン&ジェリーのキャラメルアイスに凝っている。

        キャラメルのトロトロがグルグル巻きに入っているヤツだ。

        ダイエットしているはずが、いつの間にか、

        このようになし崩しになる。

        季節が夏っていうのも、いけないねー。

        こんなおいしいアイスを食べられないくらいなら、

        死んだ方がマシです。(ウソ)

        ところでこのアイス、溶けかけた瞬間に食すのがウマい。

        キャラメルがさらに、トロトロになり、

        高脂肪乳の濃い味と一体化して、

        お口にくどい味が広がります。

        でも、それがいいのよー。

        

        そういえば、昔あったフランスキャラメル。

        あれってもう完全に廃盤商品なのかなー。

        フランスキャラメル、それは3色味があって、

        かなりハイカラなパッケージで、

        それだけでも、結構おしゃれで好きだった。

        あと、フルタのウィンターキャラメル。

        あんまりおいしくないけれど、

        これはまだ、売っている(はず)。 

        不二家のノースキャロライナ、これもキャラメルだよね。

        真ん中に、オレンジやメロン味なんかのグルグルが入っていて、

        丸い形をしていた。

        これも好きだったなぁ。 

        

        7、8年前にベルギーで食べたキャラメルが

        とってもウマかった。

        フランスキャラメル系で、袋に3色入っていて、

        噛むと柔らかく、お口にジュワーッと広がったよ。

        決して、差し歯が取れるような堅さではなかったね。         

        同じものを日本で見つけて、買って食べたら、

        カチンコチンに固くって、

        古い味がしてマズかった。      

        

        あと30年ぐらい前に、植木等がキャラメルのCMにでていたの、

        覚えている人います?

        なんか、大きな箱のキャラメルだったような記憶が・・・。

        いや、もしかしたら、植木等が主演していたドラマのCMだったかもしれない。

        そこのところが、あやふや、はっきりしない、

        イライラしてくるので、誰か教えて下さい。

        多分40才以上の人でないと、わからないと思うのだが。                         

        7月5日 晴れ 

        うーん、今日の売り上げはヒドイぞ。

        お客さんも雨の日以下の来店数だ。

        オーナーはショックを受けていても、 

        犬は冷房の効いた店で熟睡している。

        私も犬になりたい・・・。

        しかし、YAHOOのオークションに4000円で

        出していた洋服が、またしても、10501円で落札されていた。

        今まで6枚出して、全部落札されて、

        人気のあるものだと、8人、9人も入札が入っている。

        それだけだよ、うれしいことは。

        でも、そろそろ売るものも、尽きてきた・・・。

        しかし、私の運は尽きないで欲しい・・・。

             

        7月4日 晴れのち雨

         昔、学生時代にTVのエキストラのバイトを

         何回かしたことがある。

         看護婦になったり、時代劇の日本髪をつけて、

         町娘になったり、結構面白かった。

         確か看護婦役をした時は、

         病人役の渡瀬恒彦をタンカからベッドに

         移動させる演技をさせられた。

         私が渡瀬恒彦の頭を持って、

         枕の上にそっと乗せなければならなかったのに、 

         勢い余って手が滑り、下に落としてしまった。

         渡瀬恒彦は、仕方なく苦笑いをしていたが・・・。

         竹下景子と一緒に衣装室で着替えをしたこともある。

 

         たくさんいるエキストラ役の中には、

         私のように、ただのバイトとしてやっているのではなく、

         真剣に俳優を目指している人も多かった。

         芽が出るともわからない、その他大勢の中で、

         認められるその日を夢見ているその人たちは、

         エキストラの役一つでも、決して疎かにすることなく、

         一生懸命演じていたっけ。

         しかし、あの時出会った誰一人にも、

         TVで出会うことはない。

         TVや映画に出られて、認められる人なんて、

         本当に一握り。

         ピラミッドの頂点をてっぺんとすると、

         その下にいる、その他大勢のなんと多いことよ。

         世に出られる才能と、運と、徳分と・・・。

         三つ巴を持たなければ、花は開かない。

 

         お店の前の道をバミューダーパンツで娘と歩く、

         佐野史郎を見かけて、しみじみと考えてしまった一日。

         (佐野史郎の家は、店から歩いて3分。)     

 

                     7月3日 晴れ

         表紙の曲をスマップの”shake”に変えてみた。

         最近は、MIDIの曲を探すのにも、

         編曲のよいものばかりを選ぶ。

         オルゴールだけのも結構好きだが、

         多重にアレンジしてあるものに比べたら、

         なんとなく物足りないので、

         結局、完成度の高い素材を使ってしまう。

         製作者の皆々さまがた、

         このようにして、みなさまの汗と涙の打ち込みの結晶を          

         無節操に使わせていただいております。         

         まだまだ使いたい素材を山ほど保存しているので、          

         ますます無節操になってゆくであろう、我がHP。

         さて、次の曲は、なんにすっかな。

       

                      7月2日 晴れ 

         谷内六郎という画家の絵が大好きだ。

         昔「週間新潮」の表紙を描いていたおじさんである。

         もう亡くなってから、20年近く経つが、

         わざわざ世田谷にある家まで訪ねて行って、

         サインと絵を描いてもらったことがある。

         前歯の抜けた、人のよさそうなおじさんであった。

         ファンレターを書いて、返事を貰ったこともある。

         もちろん画集は全部持っている。

         図書館で借りた昔の本は、すべて廃刊になっているので、

         それを全部手書きで写したぐらい好きだった。

         子供時代に記憶した郷愁の風景というのか、

         年代は親と子ほどに離れているのに、

         その絵と文章は、私の心にピタッとはまりすぎるぐらいにはまった。

         季節の心象風景画とでも、いうのだろうか。

         幼い目で見た、感じた感覚的なものが、

         谷内さんの絵を見た瞬間、

         時を越えて、グググッと迫ってきた。

         

         春の芽吹きの、「どあんむるー」と吹く風や、

         夏の熱い砂の上のよしずばりの影、

         秋のヒューヒュー泣く木枯らし小僧たちや、

         真冬のタングステンのほのかな灯り

         そうそう、「週間新潮は明日発売されます」の

         ナレーションと赤トンボの曲も、

         なぜかほっとさせるものがあったね。                

         ああ、郷愁。

 

                     7月1日 晴れ

         夏っ!夏っ!夏っ!

         いきなりの蒸し暑さ。お陰でクーラーがフル稼働。

         犬たちも、ゴハンを食べずにひたすら寝ている。

         もっともっと暑い日が、これから2ヶ月以上続くと思うと、

         すでにウンザリ気分。

         暑さに夏を感じて、ルンルンする人もたくさんいるだろうが、

         私は、ダメ。         

         もう頭クラクラ。思考能力ゼロ。

         脳味噌も溶けてきそう・・・。 

         だから夏だけ氷付けで冬眠したい気分。

       

         でも考えてみたら、

         昔、うちにはクーラーなんてものはなく、

         扇風機とうちわで、過ごしていたっけ。

         子供の頃は、夜になると蚊帳を吊って寝た。

         蚊帳の中からの見る外の風景は、すべて緑色で、

         蚊取り線香の匂いと共に、

         幼少時の心象風景として記憶に残っている。

         それから、金たらいに水を入れて、行水もよくやったな。

         それがお風呂がわりになったりしていた。

         子供の頃は、遊ぶことがすべてだったから、

         夏は一番の魅力ある季節だった。

         山に、海に、川に、プールに、盆踊り、花火に、

         楽しいことが山ほどあった。

 

         今はね・・・。遊びはもー、どーでもいいの。

         暑さだけで、もーダメなの。

         だから、誰か私を北極にでも連れてって。

         スイスのお山にでも、連れてって。

         いや、ゼータクは言わない。

         高尾山でもいい、どこでもいい、

         暑くないところなら。

         (要するに冷房の効いた部屋から、一歩も出なきゃいいのよね。)