One's daily life
11月30日 晴れ
仕事で、近日中にひとつ面接予定のものがあったのだが、
それが来年1月に伸びてしまったため、
短期の仕事が急に入ってきた。
その研修とやらが本日1時間ばかりあるので行って下さい、
派遣登録先(販売関係)の担当者から言われて、
行った先が、錦糸町の「そご○」。
婦人服販売と言われて、何も考えずに出かけたら、
なんと閉店セールの販売者増員の一員であった。
だいたい販売の経験なんて、自分のお店でしかなかったので、
「うーん、婦人服なんて、お直しがあるし、
デパートのラッピングなんて出来ないしさ、
こんな私で大丈夫だろうか」
と、かなりの不安感だったのだが、
売場に到着すると、セールのために増員された
派遣のデパおば軍団が群をなして、
楽しいそうにピーチクパーチク、おしゃべりに興じている。
このデパおば軍団は、
みなさん50代以上の強者揃いという感じで、
「この間まで船橋のそご○の閉店セールにいたのよ。
その前は有楽町だし」
と各店舗を渡り歩いている人が多いようだ。
う〜ん、この中で揉まれたら、
1ヶ月後は、私も立派なデパおば軍団仲間入りか?
まあ、とりあえずデパおばは置いといて、
初めてのデパート販売への不安は隠せない。
しかし、売場の担当者の説明を聞いていたら、
レジ打ちもないし、お直しもないし、ラッピングもないし、
とにかく最終セールをこなしていけば良いという雰囲気なので、
すこしホッとした。
しかし12/1〜25までのセール期間、
休みは一応あるとはいえ、
毎日10時間近くの立っぱなしの仕事に、
果たして耐えられるであろうか・・・。
今はひたすらそれが心配である。
11月29日 晴れ
夕方、ラビさんがケンタッキーフライドチキンをおみやげに
我が家に寄ってくれた。
うちの2匹たちは相変わらずの大歓迎。
ポレの体当たり攻撃も相変わらずであった。
そして、夕食のケンタッキーを食べている間、
2匹はラビさんの側を離れない。
腕の間から顔を出したり、
隙あらばおこぼれを貰おう、いや盗んでしまおう、
という魂胆がミエミエのしつこい態度である。
飼い主のガードは厚いが、
お客さんは「欲しい欲しい攻撃」で、くれる可能性が高い、
と踏んでいるようだ。
がっ、ずいぶん前に私が食べられなかった
ケンタッキーフライドチキン丸ごと一個、
捨てるのがもったいないからと、
2匹に上げたことを思い出した。
「ケンタッキーフライドチキンの
しつこい欲しい欲しい攻撃の原因は、
実は飼い主の私にあった・・・」
う〜ん、犬って自分にとって都合のよいことの、
学習能力は長けているってことを再認識。
でもなんで、都合の悪いことになると、
忘れたフリすんだよ、おい、そこの2匹。
11月28日 晴れ
車の修理が終わり、戻って来た。
何処がボコボコになったのか分からないくらい、
きれいに直っていた。
で、早速乗って出かけたのだが、
今日はすごい木枯らし。
「ヒュルルルルー」と風の泣く音と共に、
落ち葉が舞い踊り、車のウィンドウを叩いてゆく。
吉祥寺通りまで来たら、ものすごい渋滞だった。
ちょうど井の頭公園の御殿山付近で車が止まったまま
動かなくなってしまったので、
しばらくの間、公園の風景を眺めていた。
車の中で聴いていたのは、エンヤの新しいアルバム
「a day without rain」
木々がしなり、落ち葉が舞い散る様と、
エンヤの荘厳な曲が一体となり、
まるで映画のワンシーンを見ているような錯覚に陥った。
本日、車中から見たいつもの風景は、
エンヤ作用により、まるでフィルターのかかった
一葉の芸術写真の如くで、出来れば切り取って、
アルバムに貼って永遠に残しておきたいような、
そんな印象を残していった。
11月27日 晴れ
2ヶ月ぶりで、元「ディア スノーウィ」の店へ行った。
うち宛のメール便がいくつか来ているのと、
毎日何人もの「ディア スノーウィ」目当てのお客さんが
来店されるので、今度のオーナーさんが、
「もしHPでも持っていらっしゃるのならば、
アドレスを書いた紙を、お客さまにお渡しして差し上げますが」
と好意的におっしゃって下さり、
それを置かせてもらいに伺ったのだ。
今度のお店は、紅茶関連グッズとかわいい系の雑貨の店。
12月に入ったら、中でお茶も飲めるようになるらしい。
そこで友人の誕生日プレゼントを購入していたら、
いつもBBSでカキコしてくれるKei1-1さんが入ってこられた。
「いやあ、スノーウィさんがなくなってから、
この店入るの初めてなのだけれど、
今日は何か吸い寄せられるように、中に入ってしまった。」
と・・・。
まるで中にいる私が、外を通りすがった
Kei1-1さんを引き寄せてしまったような、
そんな不思議な感じであった。
そしてお店を後にして、お茶を飲みに近くの喫茶店へ入った。
2ヶ月ぶりの対面に話がはずみ、
気がついたら3時間近くたっていた。
Kei1−1さんは、5年前のOPEN当初からのお客さまであり、
そして人生の大先輩である。
Kei1−1さん、今日は本当に楽しい時間を
ありがとうございました。
これに懲りずに、またお茶にでもつきあって下さい。
11月26日 晴れ
自転車で吉祥寺をブラブラしていたら、
五日市街道にある100円SHOPが目に入り、
ついフラフラと入ってしまった。
で、なつかしいお菓子を発見。
明治クリームキャラメルとヨーグルトキャラメルである。
子供のころ、当時ハーフのはしりタレントだった
「キャロライン洋子」とその兄(名前は忘れた)が、
仲良くTV−CMで出ていたヤツだ。
(その二人はまだ子供だった)
多分30代後半以上の人でないと、
記憶にないかもしれない。
パッケージも昔のまま、味もその当時のままである。
しかし「新やわらか食感」と書いてあったので、
昔の方がもっとカチカチに固かったかもしれない。
ああっ、懐かしい。
それから、スノとポレ用にサンタの帽子2枚、
およびオーナメントを購入。
しめて400円。安いコスプレ材料である。
ゴムひもにオーナメントを通して、首飾りの完成。
作業をしている間中、
ポレは何をやっているのか、
気になって仕方がないという様子だった。
スノーウィ
ポレ
表紙の2匹も更新したので、
是非見てやってください。
11月25日 晴れ
今日はスノーウィ8才の誕生日であった。
思えば7年と10ヶ月前に、
千葉・鴨川のブリーダーさん宅で出会い、
それからは、うれしい時も、悲しい時も、つらい時も
いつもいつも一緒であった。
自分の命以上に大切な宝物のスノーウィ。
(あっ、もちろん息子のポレもね)
私が死んだ後、霊界へ行ったら、
必ずスノとポレを私の隣にずっと置いて下さい、
といつも神様にお祈りしている。
11月24日 晴れ
ここ一週間ほど、右足の膝から下が痛い。
一昨日、今日と自転車を1時間漕いだら、
まともに歩けなくなっていた。
一晩寝ると治るのだが、どうしたのだろう。
祟りだろうか・・・。(何の?)
さて本日は、あまり特記することもないので、
先日わざわざ大雨の中、
2ヶ月前に閉店した「DEAR SNOWY」を
訪ねてきて下さって、初めてクローズしたのを知り、
「大ショック!!」とHPにカキコをしてくれた
だいふくさんちの「だいふく」ちゃんの
画像を紹介しよう。
白い秋田犬とのMIXだそうだ。
名前の由来は、そのものずばり「大福餅」だ。
鼻がピンクなので、今は「いちご大福」らしい。
う〜ん、とってもプリチーね。
耳が少し大きいことを抜かせば、
ほとんどサモエドだよ。
成犬になって、どんな風に変わったのか、
ちょっと見てみたい気がする。
11月23日 晴れ
雨が降ると天気予報ではいっていたが、
晴れてくれたので、
2匹を引き連れて、井の頭公園に出かけた。
今日は、昔お散歩であった飼い主さん何人かと、
その犬たちにも出会えたのと、
お店のお客さんにも何人かお会いできたことが、
とってもうれしかった。
そして、お客さんだった方と立ち話をしていると、
いつのまにか私たちの回りが人だかりになっている。
特に親子連れが、子供に犬をさわらせたくって
しょうがないという感じで寄ってくるので、
「触っても大丈夫ですよ」と言うと、
我も我もと手を差し出してくる。
中にはヨチヨチ歩きの赤ちゃんが
スノの身体に手をかけたものの、
よろけた拍子にガバッと毛をつかんで抜いてくれて、
「すみません、ごめんなさい」と
平謝りに謝ってきたお母さんがいたが、
これもご愛敬ということで、
「あっ、大丈夫です。気にしないで下さい。」と答える。
公園の空気は、少しだけ冷たく、
そして少しだけ甘酸っぱいリンゴのような匂いに包まれて、
本当に気持ちのよい散歩タイムであった。
11月21日 曇り
昨日の雨風で、木の葉がだいぶ散って落ちたようだ。
今年は暖かなせいか、葉の色づき具合も、
まだ今ひとつ足りないような気がする。
しかし今年もあと1ヶ月とちょっと。
本当に、どうしてよいのかわからないくらいに、
時間が流れてゆく。
劇的な日々はなくても、淡々と毎日を過ごせること、
これは案外神さまがくれたプレゼントかもしれない。
しかし、私の場合、まだ淡々というわけにはいかないね。
車は事故るし、お金はないし・・・。
とりあえず自分自身、早く平和な日々が来ることを祈るのみ。
11月20日 雨
車の修理は、全額保険で直せるので、
ちょっとほっとした。
4等級も落ちてしまうのが、
かなりの痛手である。
しかし背に腹は代えられない。
明日はTOYOTAの人が代車を持ってきてくれるので、
それに乗ってみよう。
(と言っても同じRAVA4。どーせ乗り心地には変わりなし。)
11月19日 晴れ
車のウィンカーの点滅はOKだったので、
サモエドオフ会に出かける用意をした。
場所はお台場である。
しかし、なんだか、とっても事故車で出かけることに
抵抗があったから、
犬を置いて私だけ電車で行こうかとも考えた。
しかし、とりあえず車は動くし、
せっかく初めてのオフ会参加で、
犬無しではつまらないかと思い直し、
集合時間の2時間前には車を出したのだが、
やはり不慣れな首都高、途中まではスムースに行けたのに、
案の定間違えて羽田方面へ行ってしまった。
なにしろ普段は、三鷹、吉祥寺、杉並あたりぐらいしか
運転しないので、間違えてしまったら最後、
どこでどう降りてどう行けばよいのか皆目わからない。
それで新宿方面の道へ入り、結局高井戸まで戻ってしまった。
で、オフ会参加は断念。
ああっ、私は何をしに行ったのだろう・・・。
ドライブというのにはあまりにも緊張がありすぎたし、
犬も疲れ切った様子であった。
そして帰宅してから、私はこたつでふて寝。
犬2匹も疲労困憊の様子で、夕方5時過ぎまで寝ていた。
今度のオフ会は、歩いていける井の頭公園にして下さい・・・。
11月18日 晴れ
今日はスノとポレとお見合い相手・はなちゃんとの
代官山デートの日であった。
お昼に代官山にお住まいの飼い主さん宅に行って、
オープンテラスのお店でゴハンを食べるのと、
代官山を散歩するというのが、目的であった。
おうちには迷うことなく行けたものの、
車庫に車を入れさせていただくのに大失敗をして、
右前を電信柱にぶつけてしまい、
車体はボコボコ、ウィンカーは飛び出てしまい、
こんなお金のない時に、なんでこんなことになるのかと、
ショックで呆然としてしまった。
直すに一体いくらかかるのだろう・・・。
確か車両保険には入っているはずなのだが、
自己負担がどのくらいなのか、
しばし我が身の不運を嘆く。
しかし不運を嘆き、
いつまでも呆然としている訳にはいかない。
気を取り直して、はなちゃんの飼い主さんと、
昼ごはんを食べに外に出た。
向かったのはヒルサイドテラスにある、
有名な「TOM’S SANDWICH」
生まれも育ちも代官山のはなちゃん飼い主さんは、
ここのオーナー夫妻ととっても仲がよい。
そこの奥さんは犬たちのために、
おいしそうなハムを3枚もくれた。
外のテラスに座り、
ボリュームたっぷりのサンドイッチを頬ばっていると、
いつの間にか私たちのまわりに人垣が出来ている。
なにしろサモエド3匹なので、目立つことこの上ない。
バンバン写真は撮られるし、まるで見せ物の如くだった。
はなちゃんの飼い主さんは、それがとっても気になって、
「見せ物じゃないのよー」と
落ち着いて食べていられない様子であったが、
食意地のはっている私は、
それさえも気にならず、最後の最後までおいしくいただいた。
我ながら図太い神経である。
それから新名所代官山アドレスを見て、
さらにオープンカフェの「GIZEBO」で、
お茶とケーキを食べて、夕方までブラブラして、
その後ノイくんを見たいという、
はなちゃんの飼い主さんと共にのいぱぱの会社に伺い、
しばらくおしゃべりをさせていただいてからの帰宅であった。
帰宅後、ぶつけた車はガムテーム等で補強していなかったため
ウィンカーがぶ〜ら、ぶ〜らと外に飛び出していてびっくり。
こんな状態で運転していたとは・・・。
「そういうば途中パトカーが怒鳴っていたっけ。
あれうちの車のことだったんだ。」
と思い出し、冷や汗が出た。
これでウィンカーが、チカチカ点灯しなくなっていたら、
明日のオフ会はパスでございます。
11月17日 雨のち曇り
明日は、スノとポレのお見合いした女の子と、
2度目のデートである。
女の子のシーズンはまだなので、
明日は先方の飼い主さんの家へ遊びに行かせていただく予定。
ちなみにここんちの奥さんは、
スティービー・ワンダーや坂本龍一、矢野顕子などの
コンサートツアーコーディネーターをされている
キャリアウーマンだ。
今月末には香港のスター、ナントカ・カントカ(名前忘れた)が
来日するので、「あのワガママ・スターのゴキゲン取りに
時間が費やされます」と、おっしゃっていた。
スティービー・ワンダーが前回来日したとき、
秋田犬が欲しいというので、それもコーディネートしたそうだ。
そしてその犬が死んでしまい、
スティービー・ワンダーのお母さんが嘆き悲しんで、
また秋田犬を飼うことになり、
今度はスティービーのお兄さんが来日されて、
一緒に秋田県まで犬を探しにいったそうだ。
コンサートのコーディネーターというものも、
大スターを相手にしているので、
話を聞いていると、結構大変な仕事みたいだ。
明日は、興味津々で色んなことを聞いてみよう。
11月16日 曇り
ひいらぎの垣根の家がある。
白い小さな花を咲かせていた。
ひいらぎの花は、
石鹸のような清潔な香りがする。
その垣根に赤い実をつけたところは、
見たことがないが、
もうそんな季節なのだ、と
しばし足を止めて、
鼻をくすぐるその香りを楽しんだ。
11月15日 曇りのち雨
3年前のクリスマスの写真が飾ってある。
その横に今の自分の写真が飾ってある。
まるで別人のように、顔が膨れて、
鼻も肉の中に埋まっている感じだ。
おまけに二重顎で、目なんか3年前の半分ぐらいしかない。
14キロほど体重の差があると、
こんなにも顔が違ってくるものなのか・・・。
うううっ、やっぱり痩せなくては。
11月14日 曇り
夜、久しぶりにラビさんが遊び来た。
「今夜はラビさんが来るよ」とスノに言ったら、
ずっと玄関の前で待っていた。
ラビさんがドアを開けて入ってきたら、
もー大変な騒ぎ。
ポレなんかあまりのうれしさに、
何度も体当たりして、ラビさんは吹っ飛ばされそうであった。
以前にラビさんはポレのジャンプで、
くちびるを切ったこともある。
しばらくは2匹で、「アォーン、アォーン」と身もだえしながら、
うれしさを体全体で表していた。
しかし、飼い主が留守にして帰宅しても
ここまでは喜んでくれない。
ひとしきりうれしそうに部屋の中をグルグルと回って
それでお終いだ。
たまに来る人の方が喜びが倍になるのか、
それとも外ヅラがよいのか、よくわからないが
きっと犬には犬の考えがあるのだろう。
11月13日 晴れ
さっきまで、スノとポレがデンタルボーンのはしを
くわえながら、引っ張りっこをしていた。
普段はそんなに遊ばないスノなのだが、
ポレが挑発すると、「おおっ、一丁やったろかい」と
やる気満々になる時がある。
さっきまでがその時だったらしく、
ひとしきり2匹で「ガルルルル」言いながら、
デンタルボーンの取り合いをしていた。
どっちかの口からボーンがはずれると、
取った方の犬が、もう片方の犬の前に、
差し出す。
差し出された方が、ガバッとくわえると、
もう一匹もすかさず端っこを噛む。
そして引っ張りっこ。
その繰り返しだ。
そうやってあきもせずに、小20分ほど
楽しそうに遊んでいた。
大人になって遊ばなくなっていたスノだが、
ポレが来てからは、結構楽しんでいる。
こんな時、つくづく多頭飼いにしてよかったと思うのだ。
11月12日 晴れ
久しぶりに井の頭公園へ散歩に出かけた。
木々の葉もそろそろ色づき始め、
足元はまるで落ち葉の絨毯を敷きつめたようだった。
犬たちも、大好きな公園への散歩なので、
足取りも軽く、と言うより絶好調の引っ張り具合で、
「こら! いけない! 後へ! ゆっくり!」を連発しながらの
やたらとうるさい歩行となっていた。
ちょうど他の犬たちのお散歩時間にも当たっていたので、
久しぶりに色々な子たちに出会えた。
犬なつっこいシェルティの男の子、
絶対に目を合わせないコーギー、
ボルゾイの男の子には、ガウガウやられた。
洋服を着たフレンチブルに、
自転車をぐいぐい引っ張っていくウエスティ、
飼い主さんに影のようにぴったりと寄り添って歩く、
黒ラブとチョコラブ2匹。
昔、毎日のように散歩していた時に会った犬たちとは、
1匹も出会えなかったことに、
思わず月日の流れを感じてしまう。
あの頃と風景は何一つ変わっていない公園だが、
私も犬も確実に年を取り、
また、今まで公園で出会った人や犬たちにも
それぞれの人生にそれぞれの変化が
きっと起こっているはずだと思ったら、
なんだか少しため息が出た。
しかしため息をつきながら、
お団子と大福を買って帰った、
そんな私なのである。
P.S.例の熊ハーフコートは5人の入札があり、
希望金額の3倍近くの値で落札された。
ラッキー!
11月11日 晴れ
こたつを出した。
入ったら2度と出たくなくなった。
昼寝をしたら、3時間も熟睡してしまった。
わたしとこたつは、一心同体・・・。
こたつを背負った女、それはわたし。
11月10日 曇り
近所の幼稚園にある大きないちょうの木から、
銀杏の実がたくさん落ちだした。
あたり一面に、銀杏の匂いがしている。
いよいよ木枯らしが吹きはじめ、暖かかった今年の秋も、
冬へと様変わりしているようだ。
子供の頃は、こんな北風の中も
鼻水を垂らしながら、膝小僧を出して
平気でかけずりまわっていた。
かさこそと風に舞う、落ち葉を追っかけたり、
夕焼けから夕闇に移るほんのつかの間の、
雑木林の裸になった木々のシルエットを眺めては、
なんだか少し懐かしいような、
なんだか少しこわいような、
ちょっと不思議な感覚にとらわれたり、
暗くなって、ポツポツと灯がともり、
あっちこっちの家から
夕餉のいい香りがしてくるまで、
遊び呆けていたあの頃も、
そして大人になった今も、
晩秋から初冬にかけては
なんだか少し寂しくて、
なんだか少し暖かい。
11月9日 曇り
ゆうべはお誘いを受けて、
あずさんのお宅まで遊びに行かさせていただいた。
到着すると、ユキちゃんがお気に入りのぬいぐるみをくわえて
お出迎えしてくれた。
あず家では、すでに夕食の用意をしてくれていて、
北海道のお友達から送ってもらったという、
カニ、ホタテ、鮭、エビ等がぐつぐつとおいしそうに
鍋の中で煮えている。
さっそくいただくと、海産物のよいお味が出て、
そりゃあもう、おいしかった。
あず家との出会いは、今から約1年ほど前、
ダンナさんのスティーブさんと二人で店に来てくれたことから
始まったのだが、
あの時は、このように仲良くなる日が来るなどとは、
夢にも思っていなかった。
しかしせっかく仲良くなっても、
残念ながらあずさんたちは、今年の暮れか、
来年早々に、スティーブさんの転勤でアメリカに
帰られてしまう。
それを考えると、今からかなり寂しい気持ちになるが、
もともとアメリカにお住まいの方達なので、
本来は、「帰れることになって良かったね」と
いうべきなのかもしれない。
この夜、鍋をつつきながら、
あずさんとの話もはずみ、気が付けば
帰宅予定時間をとっくに過ぎていた。
いつかお金と時間が出来たら、
アメリカのあず家にも寄らして貰いますので、
そんときゃあ、面倒見てください。
どうぞ、よろしくね。
11月7日 雨のち晴れ
YAHOOのオークションに、
インゲボルグの黒のフェイクファーハーフコートを出品した。
一度も着ていない美品だ。
何年か前のコレクションで一目見て気に入り、
入荷と同時に購入したのだが、
実際に着てみると、まるで熊の着ぐるみをまとっているようで
もしこれを着て森の中を歩いたら、
猟師に発砲されること間違いなしと認識し、
それから一度も手を通さずに
タンスの肥やしとなっていた。
フェィクファーとはいえ、
普通のコートが一着買える分ぐらいの値段であったが、
(今思えば普通のコートを買っていた方がよかった・・・)
あまり高くつけても、
入札者が出ない可能性があるので、
かなりお安めにしておいた。
さて久しぶりの出品、今回は落札されるかな?
(ちょっとドキドキ)
11月5日 晴れ
ここ2、3日ロクに眠っていなかったので、
今日はよく寝た。
朝寝もしたし、夕寝もした。
しかし覚醒するどころか、今もどろよーんと眠い。
もっともこんな時間(夜12時)に、
バリバリに覚醒していても、
また明日一日どろりんとしてしまうので、
ちょうどいいのかもしれないが・・・。
犬たちは一日中、気持ちよく眠っている。
ああっ、わたしも犬になりたい。
11月4日 晴れ
昨夜は、のいぱぱの会社まで伺い、
スノとポレをシャンプーしていただいた。
のいぱぱの掲示板で、つい冗談に
「土曜日に犬が見合いだからシャンプーしてくれ」
なんて書いたら、「いいですよ」との気軽な返答に気をよくして、
代官山まで、慣れない運転で出かけてしまったのだ。
到着すると、すでにトリミング台に、ドライ用のエアホース、
コームから、ブラシから、一通り用意されており、
まずはスノからシャンプーが始まった。
続いてポレ、ノイくんと3匹シャンプーが終わり、
夕食を取ってから一休みしてから、今度はドライに。
のいぱぱと共にエアホースとドライヤーとで乾かしながら、
ブラシとコームを入れてゆく。
特にポレの毛玉がすごく、最後はのいぱぱが下に座って
ポレを抱っこをしながら、すべての毛玉を梳かしていった。
最後の仕上げの段階になると、
のいぱぱは、ずっとうれしそうな顔をしている。
とにかくきれいにするのが、
うれしくたまらないといった表情だ。
犬3匹も洗い、そのあと立ちっぱなしで乾かして
絶対に疲れているはずなのに、
3匹が3匹とも、仕上げの時には、
ひとりで「ムフフフフ」と笑みをうかべいるので、
とても不気味だった。
そして、この日は祝日であったが、
のいぱぱの会社のルーチョさんも出勤されていて、
休憩時間には犬話も弾み、とても楽しかった。
そしてすべてが終了し、
乾かし場所となっていた台所は、
3匹の犬たちのそこかしこに積もった雪のような
大量の抜け毛の山が・・・。
これもまた、のいぱぱが楽しそうに集めて、
デジカメで撮影をしていた。
それで全部終了したのが、夜中の3時。
自宅のたどり着いたのが、朝方4時ごろ。
のいぱぱさん、お忙しいところに
シャンプー代も払わず、2匹も洗っていただき、
本当にどうもありがとうございました。
おかげさまで、本日のお見合いも、
女の子には今ひとつ気に入ってもらえなかったようだが、
飼い主さんには、とっても気に入っていただくことができ、
OK、OK。
11月2日 雨
雨が降っていると、体がだるい。
どろどろどろりーんと、溶けて腐ってしまいそうだ。
こうしている今も、
ああ、だんだんスライムになっていく・・・。
体が全部溶ける前に、今日はベッドに入って眠ります。
11月1日 雨
今年もあと2ヶ月で終わり。
本当に怖ろしいぐらい時が過ぎるのが早い。
早すぎてこの通り、11月の日記は、
クリスマス背景である。
店では毎年11月初めに、
クリスマスツリーを出して飾っていたので、
気分はもう「メリークリスマス!」
2ヶ月は、たっぷりクリスマス気分に浸れるぞ。
(が、現実はそれどころではないところが、たまにキズ)
まっ、いいんです。
クリスマス気分に浸ることは、お金も税金もかからないので。
今年のクリスマスは、
雪降る山の家で、暖炉に薪をくべながら
静かな時間を過ごす。
友人のいるN.Yで賑やかに過ごす。
ドイツの友達の家で、昔ながらの楽しい
ファミリーなクリスマスを過ごす。
ウィーンで少年合唱団のミサの歌声を聴く。
ローマのバチカンで厳かなクリスマスを過ごす。
ああっ、妄想がどんどん膨れ上がって止まらなくなってきた。
でも、まっ、いいじゃない、夢見させておいてよ。
タダなんだからさ。