One's daily life 

                                               過去の日記へ

 

                1月31日 晴れ 

               夕方の散歩で、イエローラブのデリくん(♂2歳)と遭遇。

                 

                            アニキ〜 アニキってオトコだったんだ〜

                     

                               アニキ〜、オトコ同士遊ぼ〜ぜ〜

 

                     

                               アニキ〜 首の上気持ちいいぜ〜

 

                     

                                  おおっ、乗られちまった〜

 

               と、こんな風にずっと遊んでおったそーな。

               めでたし、めでたし (何が?)

 

                1月30日 晴れ 

               朝方雨が降っていたようで、パタパタと屋根に当たる音がしていた。

               (東京のマンション住まいの時は、雨音が聞こえなかっため、

                まだこのパタパタには慣れない ← 目が覚めてしまう)

               朝6時40分にポレに起こされて散歩に出る。

               今日はまた北風が寒いこと。

               それも、もろに八ヶ岳方向から降りて来ている。

               おまけに一日中吹いてくれて、

               午後には庭仕事をやろうと思っていたのだが、断念。

               まだ雪が残り、凍った印象の庭だが、

               1月の初めに植えた黄水仙が枯れずに咲いているので、

               そこだけは少し春っぽい。

               昨年植えたスノードロップの球根からも、1コだけ芽が出てきてくれた。

               なにしろ松の木を伐採する時に、

               花壇の中を重機が通っているので、

               10コ植えていたスノードロップも、この1コしかダメかもね〜

               ああ、残念。

               とにかく今は、春が待ち遠しい。

               こんな風に思えるのは、何年ぶりだろうねぇ。

               東京に住んで時は、秋冬が一番好きな季節だったから、

               「春」という季節の名前を聞いただけでも、

               憂鬱感が高まっていたのだけれど、

               庭を持てた今、そして冬が寒くて長い分、

               春への期待度は大ということで。

 

                1月29日 曇り 

               3ヶ月半ぶりに美容院へ出かけた。

               引っ越して来てからは初めてである。

               都会ならば腐るほどある美容院も、

               ド田舎のここでは、一応あるにはあるけれど、

               名前からして、結構ヤバそうな感じで、

               (例えばロマン美容室とか、ひばり美容室とか・・)

               ご近所及び定住者の方々に色々とリサーチしてみた。

               大泉駅上の別荘地内にも美容室があるのだが、

               ここの評判を聞こうと思い、

               大泉駅近くのお店屋さんなどに尋ねてみたが、

               みなさん、「知らない」の一言。

               結局、韮崎か甲府に出てカットやパーマをかけている人が多かったので、

               韮崎の美容室に一昨日出かけて予約を入れ、

               今日、カットとヘアカラーをやってもらった。

               出来上がりは、可もなく不可もなくという感じだが、

               すべてが予約制で待つこともなく、

               とてもスムーズに2時間15分ほどで全行程を終えてくれた上、

               値段も都会より2割ほど安い。

               ということで、しばらくはこの店に通うことに決めた。

               スキッと髪を切って、ああ、さっぱり。

               出てきた白髪も染めたし、とりあえずこれで山ん婆脱出ね。

               

                1月28日 晴れ 

               かねてから約束をしていた、蓼科の友人宅へ遊びに行く。

               諏訪インターで降りて、オススメのオムライスのお店で昼食を取り、

               ビーナスラインを一路上り、バラクラ下にある素敵なログハウスに到着。

 

                   

                            北欧ログで、右側の車庫上も30畳の物置となっている。
                                      ウチより広いじゃん!!

                    

               13歳のピレ、ハルちゃんと4年半ぶりの再会だ。

               後ろ足が筋無力症で一時は歩けなかったのだが、

               今はよろよろながらでもお外の散歩も出来る。

               そういえば三鷹時代にはよく井の頭公園を一緒にお散歩したっけ。

               もう一匹のお兄さんピレ、タローくんは昨年13歳で亡くなった。

               (それも2年間寝たきりの介護生活の末)

               この友人はスノーウィをとても可愛がって下さり、

               亡くなったことを電話で報告したら、

               その場で大泣きされてしまった経緯がある。

 

                    

                              広いデッキでハルちゃんと

 

               周辺には数件の素敵な家が建っているが、

               すべて定住の方ばかりとか。

               標高は1100m程で、15日に降った雪は5、60cmの深さのまま、

               庭に残っていた。

               犬のために庭はすべて芝生にして、夏は2,3日に一度は刈っているそう。

               ハルちゃんは日がな一日、

               デッキや庭の好きな場所でノーリードで過ごしている。

               (もちろん夜はお家の中で、犬と人間たちが川の字で眠っているそう)

               散歩時間になると、さりげなく窓の前に立ちアピールしていた。

               

                 

                     向かいのお家の庭から撮影させてもらた八ヶ岳の赤岳と阿弥陀岳
                            同じ八ヶ岳でもうちから見るのと風景がまったく違う。

               

               空の青さと白樺林のコントラスト、おいしい空気と静かな佇まい、

               雪をいただく八ヶ岳の風景に、南麓に定住する私でさえも羨む環境だった。

               次回は、懐かしい吉祥寺の北欧レストラン「ガムラスタン」で、

               (今は東京店は閉めて蓼科のみの営業)

               「食事しょうね」と約束して、暗くならないうちに帰宅する。

               (私の自宅からは45分ほどの距離なので、これからは頻繁に会えそう)

               4年ぶりで会えた友人は、

               沢山の苦労を乗り越えてきた逞しさと優しさと明るさで、

               ニュージーランド製の羊毛のような、そんな暖かさで私を包んでくれた。

               ありがとね。

               

                1月27日 晴れ 

               今朝、台所の蛇口をひねったら、

               あーらららら、何にも出てこない。

               とりあえずお風呂場にも行き、こちらの蛇口もひねるが、

               出るどころか、口部分よりツララが垂れ下がっている。

               (夕べ、お風呂場の窓を全開して寝てしまったら、凍ったらしい)

               しかし、このように全部の蛇口から水が出てこないのは、

               井戸タンクの凍結以外は考えられない。

               今年に入って2度目だ。

               一度目は14日の朝。

               どこの蛇口をひねっても、やはり一滴の水も出てこなかった。

               ご近所の定住している方に電話で問い合わせたら、

               うちと同じように水は出ないとのこと。

               一年に一度ぐらいタンクが凍ったり、

               ひどい場合は破裂したりすることもあるらしい。

               陽が差して来て、だいたい10時頃になると溶けて復活する。

               しかし、こんなことがたびたび起こっていては、

               忙しい朝に困るではないか。

               トイレなど、お風呂のお湯を汲んでタンクに入れて、

               なんとか事なきを得る始末で。

               翌朝が冷えそうな夜は、

               お風呂場の蛇口でもチョロチョロと出しておいた方が良いのかもね。

               ちなみに今朝7時の気温は−6℃。

               水道は凍ってしまったものの、

               それでもそんなにひどい寒さを感じない、

               山の冷気は都会より優しい気がする。

                             

                1月26日 晴れ 

               ここ10年来、毎年見て貰っている運命鑑定の先生がいるのだが、

               この先生より10年前から、

               H16年2月4日よりH17年2月3日までの1年間が、

               この10年間の一番底の年と言われていたのだった。

               (おまけにこの10年間は、我が人生でも1,2を争うぐらいの、

               最低最悪の年だったそうな ← 確かに当たっている)

               お店を始めてまだ1年も経っていない時から

               「お店は閉めることになりますよ」

               と、毎年毎年言われ続けたっけ。

               閉めた後に、「なんであんなに毎年閉めると言われていたのか」

               と問うと、

               「あなたには商売の星が一個も入っていないので、

               こういう人がいくらお店や会社をやっても、

               いずれは必ず閉めることになるのですよ」

               とのお答え。

               

               すでに一昨年に「来年はマンションを売りますよ」

               と当てられ、

               八ヶ岳への引っ越しは、

               「故郷の星がかなり動いているんです」

               で、「そんなにあせらなくても大丈夫。家は必ず見つかるから」

               とも。。

               今まで言われたことは、まさにピンコンカンコンと大当たりだった。

               (他の事もだいたい当たっている)

               それで人生最悪の年に、

               「最後の3ヶ月間は八ヶ岳でのんびり」

               で終わる訳がないと私は踏んでいた。

               「ま、まさか、スノーウィが取られるのでは」

               と、たまに変な予感が走ったりしたので、

               その都度、「そんな訳がない!」と即座に否定していたのだが、

               そうか、そういう結果か、やっぱり取られてしまったか。。

               スノは私の悪いものを根こそぎ持って行ってくれたのかも。

               ということで、とりあえずもうすぐ節代わりの節分だ。

               これでやっと最低最悪の年が明ける。

               念のため、その日が過ぎるまでは大人しくして、

               過ぎたら派遣会社に電話を入れて、仕事を探して貰おう。

 

               さて、実は先日お茶を楽しんだ大泉のハーブスタンドさんで、

               たまたまハニーサックルの話が出て、

               「私は赤やピンクのではなく、

               白いハニーサックル(スイカズラ)が欲しいのです」

               とオーナーの奥様に言ったのだが、

               「ここらへんだったら山に沢山生えていますよ」

               と言われて、

               「春は山でスイカズラ取りね」と思いつつ、自宅に帰り、

               たまたまネットオークションを見ていたら、

               300円でそのスイカズラが出品されていたのだった。

               当然入札する。

               そして落札出来たのはいいが、いつものように送料と振込手数料で、

               結局1300円かかってしまった。

               「でもまあ、いいさ、欲しかったスイカズラだし。」

               と届いた苗を、今日早速植えてみた。

               そして夕方、ポレの散歩に出る。

               途中の林を横目で見つつ通り過ぎる時、

               なんだか見たことのある葉とツルが。

               「ギョッエッ! これってスイカズラじゃん」

               それも沢山、それもあっちこっちに。

               ギヤーッッッ!ぐや゛じい゛ーーーっ゛゛!!

               1300円も出すんじゃなかったーーっっ!!

               こうなったら、林で見つけたスイカズラを、

               春になったら根こそぎ取ってやるーーーっっ!!

               そして全部庭に植えてやるーーっっっ!!

               あ、ちなみにそこら辺に生えていた野バラも、

               取って庭に植えました、ハイ。                  

               

                1月25日 晴れ 

               スノの初七日である。

               亡くなった直後より、今の方がスノに会いたい。

               スノが恋しい。

               でももうスノは居ないもんなぁ、、、、

               と思いつつ、

               玄関近くにいたポレに何気なく目をやったら、

               白目を剥きだしたまま横になっている。

               「ポ、ポレーっっ!!」

               と叫んで、すぐに駆け寄り身体を揺すった。

               すると、お腹を出して大股開きに・・

               。。。。。。。。。。。。。。。。。。

               白目剥いたまま、寝るなつーーのっ!

               死んだかと思ったじゃないのっ!!

               このアンポンタンっ!!!

 

                1月24日 晴れ 

               朝、「DEAR SNOWY」時代のお客さんから、

               お花とメッセージが届いた。

               不覚にも泣きました、大泣きしました、

               そのメッセージに。

 

                      忘れないよ、スノーウィ

                 Dear Snowy、

                   君のぬくもり、君のまなざし、君の笑顔、

                          みんな心の中に残ってます。

                    いつまでも、いつまでも残ってます。

 

                  お店のドアから覗いてた姿。

                  キラキラ光るいたずらっぽい瞳。

                  黒くてデカイ鼻。

                  男前だったなぁ〜。 ホントかっこよかったゾ。

                  たまには天国から脱走して、

                         ポレのところに走っておいでね!

 

                  スノーウィ、生まれてきてくれてありがとう。

                  素敵な出会いをありがとう。

                  たくさんの幸せをくれて本当にありがとう。

 

                            Form: 晴美&アイク

               

               野原さん、ありがとうございました。

 

                1月23日 曇り 

               清里方面に行く用事があり、それを済ませて、

               国道141号線(清里ライン)を下っていく途中、

               左側の雪に埋もれた歩道を、

               なにやら小さいモノが移動しているのが見えた。

               目をこらして見ると、

               黒と白のセッターっぽい中型犬が、

               荷物の沢山入った大きなビニール袋を口にくわえて、

               必死になって歩いているではないか。

               それも回りに飼い主らしき人は見かけられず、

               一匹で、脇目もふらずにお仕事中という感じだ。

               この子って多分、この辺りでは有名なワンなのかも。

               飼い主さんに頼まれたことを、

               ただひたすらやり遂げようといる健気な姿、

               (だと思うのだけれど。それとも自主的なのかしらん)

               わたしゃあ、感動致しました。

               

               清里からの帰り道、なんだかお茶が飲みたくなって、

               大泉のハーブスタンドさんへ寄る。

               今日はストロベリーのハーブティーを注文してみた。

               濃いローズ色の甘酸っぱいお茶は、一口含んだらあまりの美味しさに、

               ごくごくと思い切り飲み干してしまった。

               それからオーナーの奥様と、

               しばらくバラや草花の話をさせていただいた。

               スノのことで目一杯だったこの2週間ほど、

               放っぽらかしにしていた我が家のバラ苗たちだが、

               鉢植えにしているものが、土が凍り付いて少々ヤバい状態になっており、

               そのことでもアドバイスをしていただいた。

               ハーブスタンドさんの建物前にあるバラは、スィートブライヤーと、

               ドッグローズ、そして奥様が一番好きだとおっしゃる、

               ポールズ・ヒマラヤン・ムスクだそうだ。

               特にポールズ・ヒマラヤン・ムスクは咲くと圧巻だろうなぁ。

               凍える季節のまっただ中、春の息吹とバラ咲く季節が、

               ますます待ち遠しく思えた今日だった。

               我が家もバラが咲いたら、毎日スノの霊前に供えようと、

               あと半年後にやって来る季節を楽しみにして。               

               

                1月22日 晴れ 

               小淵沢の山荘へやってきたBebeママさんとダンナさまが、

               スノにお線香を上げに我が家へ来て下さった。

               ポレも嬉しくて嬉しくて、ついベロベロ攻撃が出てしまう。

               車の中にはBebeちゃんとレオくんが待っており、

               ポレの匂いかぎにも力が入っていた。

               お二人に昼食を誘われる。

               どこに行くか悩んだ末、八ヶ岳倶楽部に決まり、

               ダンナさまの車に乗せていただき、大泉まで出かけた。

               食後、Bebeちゃんとレオくんを連れて、

               八ヶ岳倶楽部の雑木林を散策。

               冷気が顔に当たり、寒いけれど気持ちが良い。

               気分転換に、ポレちも連れてきて上げれば良かったかなぁ。。

               帰宅したら、案の定イタズラの後が。

               おまけに当てつけションまで。

               こんなことでは、これから一匹での長時間留守番が出来るのかしらね。

               私が外で働いていた4年間は、スノとポレは一緒だったから、

               どんなに長い時間のお留守番でも出来たけれど、

               一匹だと紛れるものもないし、かなり心配だ。

               (とはいえ慣れてもらわねば)

               さて、Bebeママさんからの可愛いおみやげ。

 

                  

               スノーマンのパンでした。

               

               

                1月21日 晴れ 

               今朝散歩に出たら、オフロード途中でポレが何度も振り返り、

               「ヒーン、ヒーン」と切なげな声を上げた。

               もちろん後ろには誰もいないし、車の音もしない。

               これってもしかしたら、スノが後ろからついて来ていたのかしらん。

               「早く〜、お父さん早く〜」

               ってポレはスノを呼んでいたのかしらん。

               うーーーーん、、

               しかし、スノが亡くなった時にヘソ天寝していたコイツだからなぁ。。

               たまには犬の第六感が働いて、

               スノの姿が見えてくれ、それを私に教えてくれたなら、

               ちょっとは嬉しいかも。

               

                1月20日 晴れ 

               この数日間、ピーンと張っていた緊張感が切れたようで、

               今日は午後からベッドの人となってしまった。

               身体が軟体動物化している。

               さて残されたポレはというと、やはりなんだか寂しそう。

               相変わらず散歩中はルンルンしているが、

               部屋に入ると、なんとなく憂鬱そうな表情になる。

               とはいえ、ここだけの話、

               実はスノが息を引き取った時に、

               こいつはコタツ横でヘソ天で眠っていた。

               もっとも悲しそうにスノの顔ペロペロ舐めたとか、遠吠えをしたとか、

               そんな美談にせず、大股開きで熟睡というのが、

               いかにもポレらしい。

               

               そうそう霊前に飾ったスノの写真は、

               はなパパさんが撮ってくれた男前ショット。

               11月に遊びに出かけた西湖での一枚だ。

               マズルが太く、頭の大きい、これぞスノという映りのため、

               大のお気に入り写真になってしまった。

               はなパパさん、最後にステキなスノの写真をプレゼントして下さり、

               ありがとうございました。

               

                1月19日 晴れ 

               朝10時から、南アルプス市のお寺さんで、

               スノーウィの葬儀が執り行われた。

               本当は一人で見送るつもりでいたのだが、

               まるさんが急遽お休みを取って、葬儀に参列して下さったので、

               きっとスノも嬉しかったのでは。

               住職さんも、その奥さんも大の犬猫好きで、

               以前から行き倒れている動物を供養していた縁で、

               ペットのお葬式もするようになったとのこと。

               スノの身体を焼いている2時間ほど、

               奥さんとお話をさせていただいたが、

               住職さんが25年前に飼っていたヨーキーが死んで、

               10年間ペットロスになった話や、

               今は14歳のゴールデンとの生活を楽しんでいるので、

               もっと早くに犬を飼えば良かったと思っている事など、

               私の話すスノの思い出話と共に、ご自身でも色々と語ってくれ、

               犬好きの方が経営するペット霊園で、

               お葬式を上げられたことは、良かったなぁ、としみじみ思う。

                    

                    

               

               スノの棺には、沢山のお花を入れて上げた。

               (Jマートで山のように買っておいたので)

               さすがにお棺が焼かれる時は、身が引き裂かれる思いがして、

               号泣してしまったのだが、スノの小さな骨を拾い上げた時、

               「このお骨は、お母さんと一緒のお墓に入れるからね」

               と約束して、一つ一つを大切に骨壺に仕舞う。

               

               自宅では小さな祭壇を作り、そこに骨壺を置き、

               お線香、お花、お水、そしてササミ入りフードやリンゴを供えて上げている。

               時々それをポレが盗もうとするため、

               「早く、早く、ポレに食べられちゃうよ」

               とスノに生前言っていたことと同じことを言い、

               スノはお供え物の精気を食べてくれると信じて、

               あとはポレの胃袋の収まるのが、今日からの習わしとなった。

               そうそう今日は午後からラビさんが休みを取って、

               スノにお線香を上げに来てくれた。

               昨日までは、それなりに賑やかだった我が家だが、

               明日からはいつもの状態、

               いやスノのいない私とポレの日々に戻ってゆく。

               でも私の心の中は、これからもずっとスノと一緒だ。

               スノと今までの楽しい日々を語りつつ、

               天国に上ったスノを思い出しつつ、

               ポレとの新たな二人三脚人生を歩んで行こう。

 

                1月18日 晴れ 

               今朝5時42分、あまちゃん、Mさん、私に看取られて、

               スノーウィは静かに息を引き取りました。

               昨夜は痙攣等でかなり苦しみましたが、

               午後にはだいぶ落ち着き、蜂蜜水も少し飲めるようになり、

               又、あまちゃんとMさんが私の身体を心配して、

               寝室で休ませてくれている間に、

               お二人はスノーウィに必死の看病をして下さり、

               (呼吸が苦しそうだったので、お湯を洗面器にはり、

               常にスノーウィの口元に湯気をあおいでくれていた) 

               朝方、全員が見守る中、

               苦しむことなく穏やかに息を引き取きとってくれたことが、

               今は唯一の救いです。

               スノーウィをご心配、そして応援して下さった皆様方、

               本当にありがとうございました。

               そして沢山の宝物と愛情と、私にがんばる力を与えてくれたスノーウィに、

               今は感謝の気持ちでいっぱいです。

 

                  

                              眠っているようなスノーウィ
                         「世界で一番好きだよ」と何度も言って上げました

               

                1月16日 曇り 

               昨夜は、マチコさんご夫妻、キャシィさん&亜加莉ちゃんが、

               泊まって行ってくれ、

               今日はあきさん、はなパパ、まーすけさんが、スノに会いに来てくれた。

               退院して2日経過したスノの容体は、

               今朝まで30分から1時間の間隔で嘔吐に苦しんだが、

               獣医さんから勧められていた、蜂蜜をお湯で溶かした蜂蜜水を

                                脱脂綿で浸して試しに口に持っていったら、

               ペロペロ舐めてくれたので、

               時間を見て定期的に上げるようにした。

               すると、胃の内容物がなく嘔吐に苦しんでいたのが、

               比較的楽に吐けるようになり、

               そして嘔吐感がかなり減少したのか、悲鳴を上げることも、

               痙攣することも無くなった。

               カテーテルで強制的に出していたオシッコも、

               今は自然に出ている。

               (とはいえ、垂れ流しだけれど)

               これは一時的に、良くなっているだけなのかもしれないが、

               とにかくスノの「あきらめない」いという姿に、

               今は少しでも生き長らせてあげたい気持ちでいっぱいだ。               

              

                1月15日 雪 

               昨夜Bebeさんが泊まってくれ、

               今朝はまるさんご夫妻、あまちゃん、ラビさん、ベルクパパ、

               午後からはキャシィさん&亜加莉ちゃん、

               マチコさんご夫妻が来てくれた。

               スノは、嘔吐が一番辛いようで、ヒィーン、ヒィーンと声を上げるが、

               見ているこちらも辛い。

               今夜もまたスノの側で様子を見ていたいので、

               掲示板のレスはまた後日つけさせていただくことを、

               お許し下さい。

 

                1月14日 晴れ 

               まるさんが帰京したのと入れ違いに、

               Bebeママさんが来てくれている。

               そしてTOPのご報告通りに、スノは退院して、

               今私の側にいる。

               モルヒネに近い薬を打ち、痛みや苦しみを抑えているが、

               そろそろ時間的に切れ始めていて、痛いと訴えてきた。

               しかしBebeママさんが、

               痛いと思われる身体の部分を、スノの呼吸に合わせて撫でて上げると、

               落ち着いてきてくれるので、

               私もそれに合わせてスノを撫でる。

               私が動くたびに、目で追ってくるので、

               今夜はこのままスノの看病に専念させて貰いたいと思う。

                              

                1月13日 晴れ 

               今日は三鷹からまるさんが有休を取って、

               スノのために来てくれた。

               スノが入院している病院は、今日は休診日なのだが、

               私たちのために午前と午後の面会を快く許して下さった。

               まず入院一日目のスノの容体。

               高カリウム血症がひどいため、そのカリウムを排出させるための薬を

               夕べから投薬とのことで、今朝はとりあえず正常値に戻り、

               出なかったオシッコがようやく出て(とはいえカテーテルだが)

               静脈から入れている点滴分は、きちんと出ているとのこと。

               また36.3度しかなかった体温が37.3度に上がる。

               嘔吐は相変わらず数時間おきに有り。

               しかし、良くなったと喜んだのも束の間で、

               午後6時の面会では、正常値だったカリウムが、

               投薬を止めたら再び出てきたため、再度薬の投入をしていた。

               午後も嘔吐が数回あり。

               明日は腹膜透析を行う予定。

               「スノーウィ」と呼びかけると、かすかに目を開けてくれる。

               身体は動かすことは出来ないが、

               まるさん曰く、呼ぶと足がピクピク動いて、

               ちゃんと反応してくれているとのこと。

               私はスノの顔に近づき、

               「お母さんが来たよ。スノは良くがんばっているね。

               本当に良くがんばっているね。

               ポレも待っているし、みんなも待っているから、

               早く元気になってお家に帰ろうね」

               と撫でながら言ったら、フーッと深いため息を一つついた。

               (撫でて上げるとよく安堵のため息をついていた子なので)

               スノの顔に私を顔をくっつけて、

               「スノ大丈夫だよ、みんなが応援しているからね。

               お母さんは誰よりもスノのことが好きだよ。

               世界で一番好きだよ。だからまた一緒のお家に帰って、

               お母さんやポレのそばにいてね。」

               と話しかけ続けた。

               すると目をつぶりながら、

               スノは一生懸命それを聞いているようだった。

               

               相変わらず非常に難しい状態にあり、

               病院で息を引き取る可能性も充分にあるのが、つらい現実だが、

               しかし今は一生懸命生きようとしているスノに、

               私が諦めてしまったら元もこうもない。

               とにかく今はスノが元気になると信じて、神様に祈るばかりである。

 

                 1月12日 晴れ 

               ご紹介を受けた獣医さんでの検査結果は、

               TOPに書かせていただいた報告通りである。

               とにかく色々なことが悔やんでも悔やみきれなく、

               正しい診断と治療を施す獣医との巡り会いが、

               いかに大切かが、いやと言うほど思い知らされた一日である。

               又、少々疲れと寝不足があるせいか、頭が働かないので、

               詳細は後日ゆっくりと報告させていただきます。

               メールを下さった皆様方、お返事の方は時間が取れ次第、

               書かせていただきますね。

               申し訳ございません。

                                       

                1月11日 晴れ 

               今朝方、スノをトイレに出したらやはり吐いてしまった。

               9時近くになるのを待って、

               今日の増血剤投与の件で獣医に電話を入れる。

               昨日中にその増血剤の注文を業者に入れて、

               本日の朝には届くようなことを言っていたので、

               確実に届いているかどうか確認後に、家を出ようと思ったからだ。

               すると、

               「朝一なんかに届くわけない。僕は朝に来いなどとは言っていない」

               と断定的に言われて、

               「いや、確か午後の方がいいですか? と聞いたら、

               朝で大丈夫ですよ、とお答えになりましたが」

               「いや、そんなこと絶対に言っていない」

               と無駄な水掛け論になって来たため、バカバカしくなり、

               「それでは本日の何時頃に届くのでしょうか」

               と聞くと、

               「今日中には届く」

               とそっけない答え。

               「今日中では何時にそちらに行ったらよいのか、わかりませんよね」

               「それではメーカーに聞いて、届けてもらう時間を確認して連絡する」

               と言われる。

               そして電話を切った瞬間、私は切れた。

               昨日の段階で、スノがひどい状態というのは一目瞭然で、

               それにうろたえて「輸血が必要だ」と言ったのは、

               獣医さん、あなただろうが。

               そして今日入荷時間が分からないのならば、

               メーカーに問い合わせて、何時に来て下さいと、

               先に連絡するのが筋だろうが。

               (増血剤が届いてなければ、衰弱した犬を診察室でずっと待たせる気か)

               一事が万事これである。

               そして私は同じ別荘地に住む定住者の方に、

               他の獣医さんを紹介して貰った。

               その獣医さんに電話を入れて、今までの流れを説明し、

               とりあえずは今通っている病院で、増血剤投与は受けて、

               明日来院の方が良いでしょう、と判断して貰う。

               

               本日の増血剤投与は12時に来てくれ、という連絡が入り、

               歩けないスノを車に乗せて出かけた。

               診察台の上でも、もう寝ていることしか出来ないスノを見ると、

               辛くて涙が出てくる。

               おまけに入院している犬に面会に来ていた母娘は、

               スノが横たわる診察台の横で、

               「もう覚悟しておいた方が良いでしょう」と、宣告されている最中だ。

               とりあえずスノの様態を説明して、点滴と増血剤を打って貰い、

               「この子はまだ可能性があるので、決して諦めないで下さい」

               と先生から言われる。

               もちろん諦めてはいない。

               今朝、心配して来てくれた同じ別荘地に住むビーグル飼い主さんも、

               「前に飼っていた犬がダメだった時は、もっと目がうつろで、

               明らかにもうダメだろう、という顔だったけれど、

               この子は覇気があるし、目の輝きも普通だから大丈夫よ」

               と、言ってくれた。

               あとはとにかくスノの生命力に賭け、神様に祈るばかりである。

 

               夕方、マチコさんがちょっと寄ってくれ、

               夜は夜で、スノの様子を見に東京から、

               友人が泊まりに来てくれている。

               家にもう一人いるとポレの散歩などが助かるので、

               とにかく有りがたい限りだ。

               それから皆々さま方、掲示板、メール等での励ましの書き込みを、

               本当にどうもありがとうございます。

               お返事の方は時間を見ながら、ゆっくりとさせていただきますので、

               どうぞご了承下さい。

 

                1月10日 晴れ 

               朝、スノをトイレに出して家の中に入れ、

               ポレのみ散歩連れて50分歩いて帰宅してドアを開けた途端、

               スノが血まみれの中で倒れていた。

               それは吐瀉物が赤茶の血だったのである。

               動転した私は、スノを抱いて車に乗せ、

               すぐさま獣医さんへすっ飛んだ。

               そしてスノの姿を見た獣医さん判断は、「輸血」

               しかしここでは輸血が出来ないし、山梨ではそんな施設はないと言う。

               おまけに、「あなたの知り合いの獣医さんでやってくれる人はいないか」

               などとと聞かれる始末で、

               あせった私は、スノとポレが長い間お世話になっていた、

               三鷹の先生にすぐさま電話を入れた。

               (スノが腎臓病で通っていた獣医さんではない)

               すると先生は、

               「輸血は最後の手段だ。増血剤は打ったのか。

               遺伝子組み換えの新しい増血剤があるから、まずはそれを投与して、

               その様子を見てからの方が良い」

               と指示してくれ、

               こちらの獣医さんと三鷹の先生とで直接やりとりをして貰い、

               そして明日から一日おきに3回、その増血剤を投与することに決まった。

               

               実は正直、私はこちらでの獣医の選択を間違えたと思っている。

               最初にここを訪れた時、以前に行ったスノの血液検査結果表を見せて、

               数値の確認と、どのような治療を行っていたか説明をした。

               しかし、そのことを頭に止めてくれていなかった先生は、

               「膀胱炎」ばかりに気を取られ、その治療のみに終始し、

               血液検査結果表を見せているにもかかわらず、

               「この子は一度も血液検査を受けたことがありませんね」

               と、何度も念を押してくる上、

               (もちろんその都度受けてます、と答えていたのだが)

               また、「あのー、腎臓の数値が悪いので血液検査を・・」

               と言っても、「来年でいいでしょう」と答え、

               挙げ句の果てには、「この子は腎臓は悪くありません」

               と何を根拠にか言い出す始末で、

               他の人たちからも、しっくりいかないようだったら獣医さんを替えたら、

               とのアドバイスを受けていた所だった。

               それをすぐに実行すれば良かったのだが、

               この2,3日でいきなり悪化してしまったスノを見て、

               また一から他の所で説明から血液検査までは、

               体力を消耗すると思い、

               この先生の所に通い続けてしまったのが、

               更に様態を悪化させる結果となってしまったと

               今更ながら後悔につぐ後悔である。

               まずは抗生物質を1ヶ月も投与した事により、

               胃かいようを起こせてしまい、結局今日の血の海事件となり、

               血液検査をせず数値を見ていない故、

               肝機能を低下させる薬を出して、腎不全だけではなく、

               肝臓まで悪くさせてしまったこと。

               さらには貧血にしても、

               三鷹の先生は「腎不全ナントカ貧血」(詳しい病名は忘れたが)

               と即答しているのに対し、再生不良性貧血だとか非再生貧血だとか、

               的をはずれた答えを出しているお粗末さ。

               (確かに貧血を診断するのは難しいのは分かるが、

               現在腎不全を患っているのだから、そのくらいの判断はつくだろう、

               と素人の私は考える)

               また、点滴にしても脱水症状を起こしていないのだから、

               する必要がないと言われたのは大変な誤りで、

               尿毒症の場合、一日一本の点滴を必ずして、

               少しでも身体の中の毒素を薄くして出すことが必要、

               というのがこの治療の常識らしい。

               点滴も三鷹の先生が伝えてくれ、ようやく実施してくれた。

               又胃が悪くなっているのならば、8時間以上水分と食べ物も絶食させて、

               それから少しずつ与えることが必要なのに、

               「すぐに食べさせていい」と言ってしまうし・・

               はっきり言って、もう信用も何も持てない。

               しかし、とりあえずスノの体力が問題なため、

               明日から一日おきに3回、遺伝子組み換えの増血剤を投与して貰い、

               そこで少しでも造血作用が上がり、持ち直してきたら、

               即、獣医さんを替えるつもりである。

               (蓼科に住む友人に電話を入れたら、自分の家のすぐ近くの獣医さんが、

                経験豊富で診断と治療が的確だから紹介する、

                と言ってくれているので、そちらに出かけてみようと思う)

               

               今夜、マチコさんご夫妻が来て下さり、

               スノに暖かいベットをプレゼントして下さった。

               それにバスタオルを敷き、シッコが少し垂れ流しになっているので、

               ペットシーツを敷いて、そこに寝て貰い上からは暖かいボアの膝掛けを

               かけて上げた。 

                  

 

               ファンヒーターで20℃ほどを保たせ、身体を冷やさないようにしている。

               8時間絶食した後、消化吸収の良い液状のフードを注射器に入れて、

               少しずつ口に入れたら、少しペロペロしてくれたので、

               試しにマチコさんの手の中に入れてスノの口に持っていくと、

               自ら舐めてくれた。

               食後3時間後に、薬を飲ませるのを忘れていたので、

               口の中入れて押し込んで15分後に、また血を吐く。

               どうしたものかと、東京の先生に電話を入れたら、

               やはり胃がやられているためだろうと、再度朝まで絶食させて、

               薬は飲まさずに液状フードのみを飲ませて、

               時間の経過を計り、それで吐かなければ、

               シメチデン成分の胃腸薬を注射で身体に入れてしまった方がよい、

               との判断だった。

               直接この先生に見て貰えれば一番良いのだけれど、

               それは無理なので、こちらの先生にそれをお願いするしかない。

                             

               しかし、この先生の治療に腹を立てる以前に、

               実は私自身に一番腹が立っている。

               まずは三鷹のお世話になった先生に罹らず、

               近くの獣医でスノの腎臓病の治療を受けたことが、

               最初の失敗。

               その時に普通のフードのままで良いという、そこの先生の判断が、

               スノのBUN数値を大きくさせてしまった。

               (すでにその時点で、腎臓病処方フードを食べさせることが必要だった)

               それからスノの調子が悪いのに、

               散歩に連れ出してしまった私の責任。

               本当にスノには、どんなに謝っても謝りきれない気持ちでいっぱいだ。 

               しかし先程、自分から立ってトイレの意思表示をしてくれたので、

               それが今はまだ少しの救いである。

               とにかく飼い主がここで諦めては、本当にスノに申し訳ない。

               絶対に生き長らえさせると今は心に固く思い、

               スノ共々なんとか乗り越えて行きたい。

 

                1月9日 晴れ 

               薬を飲んでいるせいか、スノはシッコがかなり近い。

               今までは散歩で1時間歩かせ、

               なるべく膀胱を空にさせるのが日課だったが、

               今は当然そのような無理は絶対に禁物で、

               必然的に2,3時間おきに外に出てトイレをさせている。

               それが今日はシッコをして戻り、

               ゴハンを食べさせて、食器が空になった途端、

               その場でまたチーッと出してしまったので、

               これから垂れ流しになるのでは、との不安がよぎった。

 

               食欲はあり、腎不全犬用固形フードを半カップお湯でふやかして、

               それに衰弱犬猫用缶詰を半分混ぜて上げたら、

               完食してくれた。

               (それも作っている最中から欲しい、欲しいとせがむ)

               食べている以外は横になっているが、時々立ち上がるので、

               その時トイレに出す。

               そして相変わらず足元はフラフラして心許ない。

               しかし食欲が少しづつでも戻ってくれていることが、

               今はただ嬉しい。

               

               実はスノが入院した日、ポレは「スノの姿が見えない」とばかりに、

               部屋中を探し廻っていた。

               スノが退院して家に戻っ来ても、ポレはなんとなく元気がない。

               どうやら共に暮らしている犬に何かが起こっている、

               ということを感じているようだ。

               ただし私が、スノを抱っこして移動させようとすると、

               やきもちをやいて、スノの足に噛みつこうとするので、

               それは辞めて欲しいのだけれど。

               でも寝ているスノの顔を、一生懸命舐めている姿を見るにつけ、

               もしスノがいなくなってしまったら、さぞや気落ちするだろうな、

               と、それが今から心配の種である。

               

                1月8日 晴れ 

               スノと私のことを心配てくれたあまちゃんから、

               夕べ電話が入り、

               急遽、大魔王&ジュラちゃんと一緒に我が家へ来てくれた。

               そして色々とお話をして、

               大魔王はジュラちゃんとポレのお守りのため、お留守番。

               そしてあまちゃんは、私と共にスノのお見舞いについて来てくれた。

               入院してから1日経過した獣医さんの話では、

               「脱水症状を起こしている訳ではないので、

               点滴も必要ありませんし、痙攣も収まっています。

               またここでは患者さんたちが来て、診察台の上であげるその声に、

               スノーウィくんが興奮して震えを起こしてしまうため、

               自宅に戻られて休ませた方が、精神的に落ち着いて良いでしょう」

               と言って、退院させてくれた。

               しかし正直なところ、相変わらず元気はない。

               ひどい貧血状態がまだ続いているため、フラフラしている。

               尿毒症もあとは数値を、これ以上悪くさせないような手立てしかない。

               ただ夕べは、衰弱犬用の処方食を8分目ほど食べてくれ、

               今朝は、もう少し栄養価の高い流動食を押し込ませて食べさせたそうだ。

               昨日までは顔もひどくむくんでいたが、

               それもだいぶ引いてきたようだ。

               夜、ジュラちゃんとポレに固形フードを食べさせてから、

               スノにゴハンをと、獣医さんで購入した衰弱犬用フードの

               缶詰ブタを開けた瞬間、

               スノは立ち上がり、

               目をランランと輝かせてこちらにやって来たのである。

               そしてあっという間に完食。

               食欲も多少は出てくれたようで、これはかなり嬉しかった。

               しかしまだまだ油断は出来ないため、

               今夜はスノの横で眠るつもりだ。

               あまちゃん、大魔王、今日は本当にありがとうございます。

               (女2人の話の方が良いだろうと、気を利かせてくれた大魔王が、

               一人で出かけた清里までのドライブ途中に、

               追突事故に巻き込まれ、どうなることかと思ったが、

               パンパーのみの損傷で、身体の方は大丈夫だったのが不幸中の幸い)

               そしてメールを下さった皆様方、

               お返事は明日書かせていただきますので、どうぞご了承下さいませ。

 

                                    

                           ジュラちゃん

 

                    

                                 退院して眠るスノ

               

                1月7日 晴れ 

               スノは夕べも怠そうで、痙攣も治まりはしなかった。

               私は2Fの寝室では眠らず、ずっとコタツで待機し、

               顔がむくみ、つらそうにしているスノーウィを

               ただ撫でて上げることしか出来ず、

               心配のあまり、夜中の1時半に獣医さんに電話を入れたのだが、

               自宅と診療室が別棟のため、電話に出る来てくれることはなかった。

               まんじりともせずに一夜を明かし、8時35分には車を出した。

               8時50分前に到着するが、動物病院はまだ開いておらず、

               9時きっかりに先生が出てきて、すぐに診察と血液検査をして貰う。

               肺に少し雑音が入り、体温は40.3℃で高かったため、

               風邪を引いている可能性がある、と言われた。

               それから便検査。こちらは消化不良を起こしていた。

               血液検査が出るまで1時間待つ。

               その間、他の患者さん2組ほどの治療が入ってきた。

               (そのうちの1組は、入院中のビーグルの子犬。

               まだ目が見えておらず、生後1週間ぐらいか。

               小さな身体に管をつけて点滴をしている上、

               入院しているくらいだから、状態もあまり良くなく、

               液状の吐瀉物が限りなく出ており、

               窒息しては危ないと、先生が盛んに振って全部出そうと必死だった。

               そのうち「呼吸しているか!」とヤバそうな声が聞こえてきて、

               治療室にはかなりの緊迫感が漂っていたが、

               大丈夫なようだったので、私もホッとする。)

 

               スノの血液検査結果が出た。

               はっきり言って悪い数値だ。

               BUNという血清尿素窒素が、昨年の2月に57まで下げたのに、

               83まで上がってしまっていた。

               100以上になるとかなり危険な状態らしい。

               腎障害がかなり進んでしまっているようだ。

               白血球もひどく減少し、そのため貧血を起こしている。

               処方された薬により、肝機能低下も起こしていた。

               風邪はたぶん免疫力、抵抗力が低下したことにより、

               引いた可能性がある。

               尿検査だけで、甘い診断を下していた先生も、

               さすがに蒼白な顔になっていた。

               もちろんスノはそのまま入院だ。

               この1ヶ月間、毎週通院しての治療はいったい何だったのか・・

               飼い主の私がもっと先生に、血液検査して貰うことを、

               働きかければ良かった、、獣医さんの選択を間違えた等々、

               後悔の念が次々に浮かんで来たが、

               今はとりあえず、

               「今日、明日の命ではないから」という先生の言葉を信じて、

               必死に治療して貰うしかない。 

               「この子は老齢とは言え、1年でも2年でも長く生き長らえて貰いたいので、

               先生、確実に治療をよろしくお願いします!!」

               と叫びながら帰る。

               

               また、ご心配をして下さって皆さん、どうもありがとうございます。

               スノが必ず元気になり、復活してくれると信じて、

               なんとか気持ちを前向きに持ってゆきますので。

                    

                1月6日 晴れのち曇り 

               スノーウィの調子が相変わらず良くない。

               朝も散歩に出てシッコを1,2回したら、もう帰りたがってしまい、

               仕方がないのでスノだけ家に戻して、再度ポレと出かけた。

               夕方も同じ。

               尻尾はだらりと下がり、大好きなササミ入りのゴハンも、

               ちょっと口にしたら、後はいらないという感じで、

               リンゴだけは半個食べてくれたけれど、

               眠っていても、気が付けばやはり胸の当たりが震えている。

               今日は獣医さんが休診日なので、

               明日の朝一で診て貰いに行く予定だ。

               元気の無いスノを見ていると、

               なんだかこのまま衰弱して死んでしまうのではと、

               とてつもない不安が襲ってきてしまい、

               夕べは3時間ほど、横で身体中を撫でて上げた。

               すると時々お腹を出して、気持ち良さそうにしてくれたのが、

               少し救いになったが、

               今日は朝一度だけ仰向けに寝ていた以外は、

               昨日以上にダルそうである。

 

               さて、今日は派遣会社へ登録に出かけたが、

               私のキャリアから行くと、当然のように販売職を勧められた。

               もちろんこれは予期していたこと。

               事務仕事のブランクが10年以上開いてしまっており、

               エクセル、ワードと出来て当たり前のことが出来ないので、

               即戦力として使えないため、企業に紹介しにくいのは仕方がない。

               「まぁなければ販売でも結構です」

               と答えて、来週には連絡が来る予定だ。

               別に婦人服販売でも良いのだけれど、

               立ち仕事で悪くした足が夜中に痛み出し、

               何度も目が覚めてしまうのが、今は辛いところ。

               しかし、スノがこんな調子では私も安心して働くことが出来ず、

               お金さえあれば仕事などせずに、ずっと側にいて上げられるのに、

               と、つい悲しくなってしまったり。

               しかし悲しがっても、まだ死んだわけではないのだから、

               とりあえず明日は獣医さんで見て貰うのが先決だ。

               なんとか元気になって復活して欲しいぞ、スノ。

 

                1月5日 晴れ 

               スノーウィの調子が今ひとつである。

               昨日ぐらいから動作が緩慢で、

               「散歩に出るよ」

               とリードを手にしても、コタツ布団の上で丸まって起きてこないし、

               外を歩いていても、尻尾は下がり覇気がまったくない。

               その原因の一つとして考えられるのは、

               ここのところ眠っていても、

               定期的に胸の当たりがブルブルブルッと震えて、

               熟睡が出来ていない様子なのだ。

               そのため、常に身体がダルい状態に陥っているのかもしれない。

               実は今日も獣医さんに出かけて、先生にそのことを話したのだが、

               膀胱炎と腎臓の方ばかりに気を取られている様子で、

               なんとなく聞き流されてしまった。

               膀胱炎の方は、白血球と潜血反応が出なくなり、

               あとは酸性に傾いた尿を腎臓疾患用処方食で、

               なんとか正常に戻して行きましょう、という診断。

               しかし次回行った時には、この震えの件をじっくり相談しないと。

               (スノは不整脈もあるし、動脈硬化の件もあるし、

                震えが痙攣に見えてしまって、私としてはかなり心配である)

               

               そうそう、スノの名前を間違って覚えていた先生に、

               「先生、ストーイではなくスノーウィです」

               と前回訂正を入れたら、今日はなぜか、

               「スウィートちゃん」に変わっていた。

               なんだか再び訂正するのも面倒臭かったので、

               しばらくはスウィートちゃんのままだろう

               しかしこの先生は、今までかかったどの獣医さんよりも、

               丁寧に徹底的に診察をしてくれるので、

               そちらの方は結構信頼出来る感じがする。

               

               さて、明日は車で15分ほどの所にある、

               派遣会社に登録に行く予定だ。

               仕事があるかどうかは分からないけれど、

               とりあえず登録だけはしておいた方が良いだろう。

               しかし、スノの調子が調子だし、

               仕事を始めたら、スノの事が心配でまた悩むだろうなぁ、きっと。  

               

                1月4日 晴れ 

               毎日気温のことばかりを書いている気がするが、

               今朝の散歩時は0℃。

               それでも暖かいと感じるのだから、

               人間の身体がいかに適応力を持ち、

               その環境にちゃんと慣れてしまうかが不思議である。

 

               朝が暖かければ、昼間はまるで春のよう。

               外のドア横につてけいる温度計も、みるみる間に上昇して、

               最高26℃まで上がっていた。

               って、これじゃ夏じゃん!!

               (日の当たる所に設置するなって)

               この日差しで雪もどんどん溶けて行く。

               溶けて早く無くなってくれ〜

               オフロードはまだ四駆にしないと走れないし、

               日陰の道路にもまだ残雪があり、

               気を許すと車がすべる。

               早く普通の道路で安心して走りたいよ〜

               

               さて、今日Jマートへ出かけたら、

               春っぽい日差しに、セールになっていたWフリルのパンジーと、

               ミニ黄水仙&スノーフレークの苗をつい購入してしまった。

               パンジーなんて148円が98円だもの。買わなきゃソンソン。

               おまけに水仙とスノーフレークは植えておけば、来年もまた咲いてくれるし。

               バラの植え替えもまだ終わっていないのだけれど、

               庭の雪がもう少し溶けてくれないと、庭作業はちょっと無理そうである。

               そうそうバラで思い出したが、バラだけのページを少しづつ製作中だ。

               ただしカメの歩みでなかなか進まないため、

               アップはもう少し先である。

 

               とりあえず今の楽しみは、春の一斉の芽吹きを見ることと、

               輝くバラの季節を迎えること。

               自然の中でそれぞれの季節を体験出来ることが、

               今は何よりも嬉しいのである。

                              

                1月3日 晴れ 

               今朝7時半に散歩に出た時は、−8℃。

               

               これは木の枝に凍り付いたツララである。

               今日の最低気温は−10℃を超えていたことだろう。

               そのせいか、お風呂場のお湯の蛇口をいくらひねっても、

               水がまったく出なくなってしまった。

               隣の水の蛇口は出るのに、

               「凍結かしらん。ヤバイなぁ」と思いつつ、外も見てみたが、

               素人が見たところで当然分かるはずもない。

               仕方がないので水道屋さんを紹介して貰おうと、

               大泉の母の実家へ電話をする。

               すると親戚の叔父さんが水道屋さんに連絡を入れてくれ、

               「今朝はかなりの冷え込みだったため、

               同じような問い合わせが数件入っているので、

               多分凍結だと思うから、

               とりあえずは風呂場内の水が出ない蛇口にお湯をかけて、

               様子を見てくれ」

               と言われたので、1時間ほど繰り返してお湯をかけてみたが、

               それでも水が出る様子は全くなく、

               また電話を入れたら、

               お風呂場の様子を見に、親戚が家まで駆けつけてくれた。

               外の水道管をお風呂場内に通すのための穴が、

               外壁に開いているのだが、

               その穴より水道管の方が細かったため、隙間が出来て外気が当たり、

               凍結防止用ヒーターも効かずに凍結したのだろうとのこと。

               叔父さんが、タオルの切れ端をその穴の隙間部分に、

               ギュウギュウに押し込み、その上からまたタオルを巻き、

               更にその上から、外用のビニールテープを巻いて、

               管が直接外気に触れぬよう応急処置をしてくれた。

               すると数時間後、管の中の氷は解凍されたらしく、

               蛇口をひねったら、ちゃんと水が出てくれて一安心。

               ちょっとしたことで、こんなに簡単に凍結するとは、

               恐るべし最低気温−10℃。

               とりあえずお金がかからずに直ったことが、不幸中の幸いか。

 

                  

                               お散歩コースにはまだこんなに雪が残っている。
                                
     見える山は南アルプス

               

                1月2日 晴れ 

               朝7時に散歩に出た時、温度計を見たら−8℃。

               しかし風が吹いていないので、体感温度はそれほど低い感じはしない。

               ただし顔がビリビリくる。

               ちなみに明日の最低温度は−10℃だそうだ。

               (0時に犬たちをトイレに出したら、すでに−7℃だった・・)

               標高700mでもさすが八ヶ岳南麓。

               更に2月の厳冬期になると、−14,5℃はいくらしい。

               (親戚の話)

               厳しいのぉ。

               

               さて、今日は午後に大泉より親戚一同が遊びに来た。

               今日もまた米10キロのおみやげで、うれしい限りである。

               一緒に来た子供達のそばにスノが寝転び、

               ポレはボール投げで、遊んでもらい、

               2匹もお客様にベッタリ。

               子供達は間近で大きな犬を撫でたり、

               遊んだりということが初めてだったらしく、

               「帰るのはイヤ。今日は泊まっていく」

               と言い出す始末で、スノポレを大層お気に召したよう。

               実はこの一家は、明日埼玉の家に帰るため、

               次回は春休みに我が家に遊びに来る、

               ということで、今夜のお泊まりは許してもらった。 

               さて明日は都会へ帰る人たちのラッシュがピークだろうなぁ。。

               (私が一人で雪かきをした後、3組の別荘族がやって来た。

               もっと早くに来て、一緒にかいてくれりゃぁ・・)

               

                1月1日 晴れ 

               明けましておめでとうございます。

               本年もよろしくお願い致します。

               「一年の計は元旦にあり」

               朝から1時間半をかけて、

               60メートルほど一人で雪かきをした私の今年って一体・・

               お昼までに母の実家(大泉)に行くため、

               必死にかきましたねぇ。

               そうでないと車が出せない。

               とりあえずバリバリ雪道の、

               別荘地オフロードからなんとか脱出できても、

               次に待っているのは広い道路に残る雪だ。

               これがまた結構あって、走るとかなりコワイ。

               そんな訳で、スタッドレス装着の四駆でありながら、

               20キロ以上のスピードは出せずにいた。

               おまけに母の実家は、標高900m程の場所に建っているため、

               ブンブンとひたすら上り道を走る。

               滑ってどこかに突っ込むのもイヤだし、

               突っ込んだら車が壊れるし、

               ついでにケガでもしようもんだったら悲惨だと、

               後ろを走る車の迷惑も考えずに、

               「もしもしカメさん」走行させてもらった。

               もちろん後ろについた車は、我がパジェロミニを平気で追い越してゆく。

               しかし、雪道、氷道をなんであんなにスピード出して走れるのかね。

               いつもなら15分でついてしまう母の実家に、

               35分の時間をかけて無事到着。

               そして新年の顔合わせをし、

               お昼ご飯をたらふく食べさせていただき、

               おみやげを沢山貰って、

               陽の高いうちに帰えることにした。

               とはいえ、午後3時でもう凍結が始まっている。

               今度はひたすら下りなので、それもまた怖く、

               行きと同じように20キロ走行を守り、

               またもや後ろの車に追い抜かれつつ、

               なんとか無事に帰宅した。

               さて、明日は母の実家一族が、

               私の新居と犬たちを見にやってくる。

               多分イトコの子供(7歳)は、スノポレを見たら、

               泣いて怖がるような、やーな予感がするんだけれど・・