Dream of Christmas

                       Vol.3

          夢見る頃をとっくに過ぎても、クリスマスは大好きです。

          ツリーにオーナメント、サンタクロースにプレゼント、

          緑や赤のリースに、クリスマスソング、クリスマスのお菓子。

          どうしてクリスマスは、こんなに楽しくて、素敵なものが

          たくさんあるのでしょうか。

          イエスさま、12月25日に生まれて下さって、どうもありがとう。

          もしも、真夏の太陽が灼けるような日にお生まれになっていたら・・・・。

          こういう訳にはいかなかったはず。

          静かに、静かに雪が降り積もる夜・・・・。

          (ベツレヘムでは、降っていたかどうか知らないが)

          だからこそ、クリスマスは素敵なのです。(なんて勝手な!)

                  
          さて、Vol.3では、大好きなクリスマス写真集をご紹介します。

            

                  「永順からメリークリスマス」
    
                       文化出版局              

         雑誌などで有名なフラワーアーチスト・高橋永順さんの

         クリスマス写真集です。

         花あしらいも素敵なのですが、小さなお店「ログキャビン」よりも大きい、

         樅の木のクリスマスツリー、ひいらぎの葉や扉に絡まった

         蔦の葉で作ったドア飾り、雪降る山小屋の薪ストーブの上、

         フライパンで焼いたクッキー、旅先で集めた古いレースの

         テーブルクロス、みんなみんな素敵です。

         さあ、永順さんの世界へどうぞ。

         (以下の画像は、写真集をデジカメで撮りました。)

 

              

                 永順さんと言えば、この色合いですね。


                     

              とうもろこしと乾いた花、カードのサンタクロース。             

          

               

            アラスカで見つけてきた小さい手袋や帽子のオーナメント。

 

         スノーマンも昔、井の頭公園で、落ちている松ぼっくりや

         わけのわからない葉っぱを取ってきて、

         リースを作ったことがあります。
  
         赤いばらの実や、ドイツで買ってきたオーナメントをくっつけたり、

         作っている時は、とっても楽しい。

         がっ、出来上がりは・・・・。

         それでも手作りしたものには、愛着があるので、

         何年かの間、クリスマス時期になると出して飾っていました。

                 

              
            
                                   4人の赤ちゃんサンタクロース

 

                        

                                                山で取ってきた、さるとりいばらと紅籐のリース

 

 

                 

 

                  

                          永順さん手作りのケーキ                 

                                     

     

             もう一冊、大好きなクリスマス写真集があります。
 

                 

                 「NOEL」 −聖夜を飾る−
                       
                  
遠山孝之 (美術出版社)                    

        アメリカ、ヨーロッパの家々を飾るツリーやリースたち。

        ページを開くたびに、凍てつく夜の窓から伝わる

        光のぬくもりや、家族の思い、暖かさをほのぼのと感じます。

        最近は日本でも、庭先をイルミネーションで飾ったり、

        ドアにリースをつけたりする家が増えました。

        町中が、もっともっとたくさんの飾りや光で包まれれば素敵なのに・・・。


 
                                     

                

                    ケープ・コッド(アメリカ)

 

           

             ボストン(アメリカ)           ヴィクトリア (カナダ) 

                                  

        あれは、ドイツだったか、ベルギーだったか忘れましたが、

        共同墓地の入り口に花屋さんがあり、緑の葉の

        リースをたくさん売っていました。

        もちろんお墓に供えるためのものなのでしょうが、

        買って帰りたくなるようなセンスのよいものが

        たくさんありました。

 

               
                        


                               ケープ・コッド(アメリカ) 

                

                                                                          

         ケープ・コッド(アメリカ) 

 

      冬の夜は、透明な空気の中で光がゆらめきます。

      緑は永遠の魂。赤はキリストの血。

      人々は、心に光を与えたキリストをあらわすものとして、

      キャンドルを灯し、ツリーを、そしてリースを飾ります。

      一番大切なのものが、「すべてのものを思いやるこころ」
                
      であることを思い出しながら。               
                 
                                 

                 

                       アウランコ(フィンランド)
          
                   森のキャンプ場のキャンピングカーでクリスマスを
                   過ごす人たちがいる。雪の中でキャンドルの灯りを
                   囲んで楽しむ。
           

                        

                    

                      ポルヴォー(フィンランド)


                

                       ボストン(アメリカ)                                       

                   

        ドイツのローテンブルクに行った時のことでした。

        新年が明けてすぐでしたが、城壁に囲まれた町に入った途端、

        クリスマスのイルミネーションに迎えられ、

        思わず声をあげてしまった記憶があります。

        クリスマスツリーも、まだ飾られていて

        (日本で言うと松の内までは、OKってことらしい)
          
        12月に戻ったような気分になりました。

        もちろん有名なクリスマスショップにも、何度となく

        足を運び、新年早々、次のクリスマスのために

        オーナメントをごっそり仕入れたのは言うまでもありません。
                  

 

             

                     ローテンブルグ(ドイツ)                                      

                                                     

         

          カルッキラ(フィンランド)         ポルヴォー(フィンランド)       

 

                   

                       ポルヴォー(フィンランド)          

         ヘルシンキ郊外 たくさんのキャンドルをともして来客を歓迎する習慣がある。
         心のこもったもてなしが部屋をよりいっそう暖かくしている。     

                
       6年ほど前ですが、「家の外をイルミネーションで飾ろう」という

      趣旨の会(確かフィンランドから始まり、世界各国まで広がった団体で

      スターダストなんとか、という名前だったような気がする)に入っていました。

      うちはマンションなので、実際のところ飾ることは出来ないのですが、

      そんなお宅が増えたらいいなあ、と言う気持ちからです。

      最近は、一軒だけでなく、何軒にもわたって凝ったイルミネーションをする

      お家が増えてきたみたいですね。

      うちの近所でも、二階のウッドデッキの手すりに、たくさんのイルミネーションと

      大きなリースをつけた家を発見。夜空にとっても映えていました。 

      それから、ビルの側面ごと巨大ツリーを型どったイルミネーションも

      遠くから見えます。

      町ぐるみでやったら、きっと名物になるでしょうね。

 
            
                          ストックホルム(スェーデン)

                            
               
                                ケープ・エリザベス(アメリカ)        

 

          クリスマスの匂いといえば、りんごとシナモン。

          以前、クリスマスプレゼントを買う予定で、ラルフローレンの

          ファブリックや食器を売っているお店の中をウロウロしていたら、

          ふっとアップルシナモンの香りが鼻をくすぐり、

          匂いの元を探してしまったことがあります。

          外国生活の長い友人のクリスマスパーティーにご招待された時も、

          クリスマスアレンジの花の横、大きなボウルの中に、

          この香りのポプリが山のように盛られていました。

          それから思い出すのが、クリスマス市を旅した時、泊まった

          ニュルンベルクのホテル。

          部屋に入ってテーブルの上を見ると、赤いラッピングに

          緑のリボンがついたウエルカムプレゼントが。

          中を開けてみると、チョコレートやキャンディー、小さなりんご

          くるみやシナモンのステックが、袋の中いっぱいに詰まっていて

          なんだか子供の頃に買ってもらったお菓子のブーツを思いだし、
                 
          うれしくなった記憶があります。

          その時も香りも、当然、りんごとシナモン。

          部屋の中で、ほのかに香っていました。 

 

               

                   フューン(デンマーク) 

 

                      

                   フューン(デンマーク)

             H.Cアンデルセンの町、フューン島の荘園の館では、
                風格のある飾り付けをすませて大勢のゲストを迎える
                   

    

              冬のアウトバーンを走っていると、

              うっすらと積もった雪の中、森や

              ポツンと点在している小さな納屋や

              古い農家が通り過ぎて行きます。

              雪を被った木立の枝々。

              凍える空気、音のしない世界。

              その寂寥感。                   

              凛とした孤独の風景。

              しかし、農家の煙突からたち上る煙に

              心ほのかな暖かさを感じて、

              冬の旅が過ぎていきます。

                     

              

                     モーラ(スエーデン)  

   

                  

                      ボストン(アメリカ)

 

             BON NOEL!