O.R.EMission『MAKOTO』


 

ザバーーーーッ。

 

 

 

チャプ、チャプ、チャプ・・・。

 

 

 

「ふう・・・」

 

 

 

 

 

ああ、いい風呂だ。

 

くっくっくっ(〇作風)、今、誰か女が風呂に入っていると思ったろう。

甘いな。入っているのは俺、相沢祐一だ。

・・・不満か?だったら俺のせくしいぽうずを・・・。

・・・うっぷ、自分で言ってて気味悪くなってきた。やめだ、やめ。

さて、出るか。

俺は「12時間で人の顔を忘れる特技」に並ぶ

「8秒で風呂をすます特技」を駆使して風呂を出た。

誰も野郎の入浴シーンなんか見たくないからな。

俺は部屋に戻ることにした。

ガチャ。

「何やってんだ、真琴」

俺の部屋には真琴がいた。

「何勝手に人の部屋に・・・って、のわあっ!!」

状況を整理しよう。ここは俺の部屋だ。真琴は寝転がって漫画を読んでいる。

そこまでは問題ない。だが、その漫画は、俺の秘蔵、

「メイド物」の漫画なのだっ!!

「真琴ッ、何読んでんだ!!」

「うわあッ、祐一ッ!?」

真琴は俺の声に飛び起きた。顔が真っ赤だ。

そりゃそうだ。なんせ「18禁」だからな。

「あ、あはは・・・」真琴は作り笑いを浮かべて後ずさっている。

「じ、じゃあね、祐一ッ」

バタン。ドアが閉まる。

「ったく・・・」油断も隙もないな。

とりあえず俺は漫画をしまうと、ラジオのスイッチをつけた。

 

 

 

 

コンコン。

「はい?」名雪か?

「あの、真琴だけど・・・」

真琴がノックをするなんて珍しいな。

「開いてるぞ」俺はそう言ったが、

「あうーーーっ・・・」と言ったまま真琴は入ってこようとしない。

「何やってんだ」

そう言って俺はドアを開けた・・・。

「ま、真琴・・・」

 

 

 

俺は絶句した。

そこには、さっき読んでいた漫画のように

「メイド服」に身を包んだ真琴が立っていた。

「と、とりあえず中に入れ」

とにかくこのまま廊下にいるのは得策ではない。

そう思って真琴を中に招いた。

 

 

 

「・・・で、何でまたそんな格好を・・・」

少しして俺は真琴に訪ねた。

「えっと、あの・・・」

さっきからずっと俯いたままだ。

「あの漫画読んで・・・」

真琴が話しだした。

「なんだかドキドキして・・・」

「祐一もこういうの好きかなって思って・・・」

「真琴が着たら祐一どう思うだろって思って・・・」

「だから・・・」

真琴はそう言った後、「あうーーーっ」と付け加えた。

「真琴・・・」

・・・極上だぜ。

できるなら耳血を吹き出しつつ絶叫したいくらいだ。

腹に気合いを込めんと襲ってしまふ。

俺が気合いを保っていると、真琴がすっと立ち上がって、

顔を真っ赤にしながらスカートをたくし上げ、

「あ、あの・・・」

「ま、真琴はご主人様のものです」

「だから・・・」

「真琴を、滅茶苦茶にしてください」

ぶちぶちぶちいっ。

俺の中で何かが3本ほど切れた。

「ま、真琴ォォォーーーーーッ!!」

俺は真琴に飛びかかった。

が、その眼前には・・・

 

 

 

 

「祐一さん、あなたという人は・・・」

天野美汐が立っていた。

「ぐは、またか・・・」

何で毎回毎回・・・

しかも、天野からかなりのオーラが出てる。

俺はまたやられるのか!?

 

 

 

「はっはっは、困っているようだな。僕が力を貸そう!!」

俺の目の前に現れた男、それは・・・

「く、久瀬ぇッッッ!?」

・・・久瀬だった。

「君は気にくわないヤツだが、漢ならば話が別だ。僕も戦わせて貰う!」

まさかお前も漢だったとは・・・。

「悪いな・・・」

「気にしないでくれ」

久瀬はそう言って、戦闘態勢をとった。

「こおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっ!!!」

一気に久瀬のO・R・Eが最高潮に達する。

「お嬢様最高オオオオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!」

・・・・・・やるな。

まさかお嬢様ふぇちとわ・・・

「喰らえ!!最終奥義、〇破天驚・・・」

「・・・滅殺です」

天野はそう言うと、地を滑るように前進し、久瀬を掴んだと思うと、

どががががががががあああああっっっっっ!!!

「おごがふぐはのふあがへげえっっっ!!!」

久瀬は〇斗の拳ばりの悲鳴を上げ、原形をとどめない姿になった。

なんてこった。天野が瞬〇殺をつかうとは・・・

久瀬、お前の漢っぷりは忘れ・・・

「祐一さん、次は・・・あなたです」

なぬうっ!?

「・・・滅殺です☆」

いや、可愛くアレンジされても・・・

どすばきどごがすぐしゃあっっっ!!!

「ぐああああああああっっっっっ!!」

俺の意識は急速に薄れていった。

「お、漢共に栄光あれええええええっっっっっ!!」(〇ズル風)

 

 

 

to be continued・・・