ここは浪漫レストラン!(2/14)
(注)この作品は続き物(?)です。
をご覧になってから読んで下さい。
(注2)この作品のコンセプトは「漢の浪漫」です。
それから、問題発言を含むので、
「俺は心が広い」と言う方以外は見ない方がいいです。
「また来ちまったな・・・」
「ああ・・・」
俺たちは今、再び「KANON」へ来た。
三十分前・・・
「北川君」
「何だ、美坂?」
「今日、何の日だと思う?」
「・・・天皇誕生日だっけ?」
「さようなら」
「待て!冗談だ、冗談。バレンタインデーだろ?」
「分かってるならいいわ。はい、これ」
北川が渡されたものは、浪漫レストラン「KANON」の
『特別チケット』なるものだった。
「・・・なんだ、コレ?」
「行けば分かるわ。じゃあね」
そういって香里は教室を出て行った。
それと入れ替わりに栞が入ってきた。
「あ、あの、祐一さん・・・」
「どうした、栞?」
「き、きょうは・・・」
「・・・体育の日か?」
「・・・そんな事言う人嫌いです」
「いや、冗談だ。で、何の用だ?」
「祐一さん、こ、こ、これっ!」
そういって渡されたのは北川と同じチケットだった。
「じゃあ、私、これでっ!」
そう言って栞は教室を飛び出していった。
・・・とまあ、そんなわけだ。
「・・・入るか?」
「ああ・・・」
そして、俺たちは再び店の中へ入っていった・・・
店に入ると、早速ウェイトレスが現れる。
「いらっしゃいませー」
「なぬっ!」
「ぐは・・・」
確か前回来た時は某ファミレスゲーの制服だったのに、
今日は・・・
・・・巫女さんルックだった。
「ぶはあっ!」
北川が鼻血を吹いて倒れる。
「大丈夫か!」
「あ、ああ、大丈夫だ・・・」
とりあえず北川が落ち着いた後、
俺たちの持っていたチケットをウェイトレスに渡す。
「特別チケットですね?ではこちらへどうぞ」
そういって俺達は移動させられる。
「では、こちらでお待ちください
なお、今日のメニューはバレンタインスペシャルでございます」
俺たちふたりは同じ部屋に連れて行かれた。
「なあ、相沢・・・」
「何だ?」
「こないだは別々だったよな・・・」
「ああ・・・」
「今回は何なんだろうな・・・」
そう言ってるうちに、メニューが届いた。
「お待たせしました・・・」
二人のシルエットが現れる。
「な・・・!」
「おお・・・!」
それは、香里と栞だった。
ふたりとも茶色い下着を身に着けて。
・・・いや。それは下着の形をしたチョコレートだった。
固まっている俺たちにむかって香里がまず口を開いた。
「今日はバレンタインデー・・・」
続いて栞。
「だから、このチョコを・・・」
「「私たちごと食べちゃってください・・・」」