…幸せって何ですか? 愛って何ですか? 海は死にますか? 山は死にますか? 浪漫って何ですか? 

教えてぷりーず。

なわけで、相互リンク記念にこんなSSを浪漫の電動…もとい、伝道者のSNU様に捧げまする。

そいでわ、れでぃ、業

業はかなり深いです(謎





GO! GO! 秋子さん 番外編

直(じか)せーたーです







カレンダーの日付は1月に入って、もうすぐ一週間目を指すところだ。

「じゅういち、じゅうに、じゅうさん……」

ここは秋子さんの私室。一人で、なにやらぶつぶつ言いながら腕を動かしている。

よく見ると、編物をしているようだ。目の数を間違えないように数えながら編んでいる。

暫くして、

「…よしっ」

ぱんっ、と広げたものは、男物の大きなセーターだ。目の前に広げると、秋子さんの上半身を軽く隠すくらいである。

「上出来です♪」

そう呟いた時、

こんこん。

「ひ、ひゃい!?」

いきなりで驚いたのか、素っ頓狂な声を上げる秋子さん。

「? 俺ですよ」

ドアの向こうで訝しげな祐一の声。

「え、あ、あの、ちょっと待ってください…」

ごそごそ。

急いでセーターを隠す。

「…はい、いいですよ」

がちゃ、と祐一がドアを開ける。

「秋子さん、晩御飯が出来たから呼んでくれ、って名雪に言われたんですけど…、名雪、どうしたんですか? いきなり自分で晩御飯作ってるからびっくりしたんですけど…」

「あら? 祐一さんは気付かないんですか?」

「? いえ…」

「うふふ、鈍感ですね」

「? 秋子さん、知ってるんですか?」

「秘密です」

「気になりますよ…」

そんな祐一の呟きをよそに、秋子さんはリビングへと向かう。

「あ、秋子さん、待ってくださいよ」

その後ろに祐一もついて行く。




キッチンには、秋子さんばりの夕食群が並んでいた。

「…名雪、一体どうした」

「うん? 何となく、だよ」

その顔は何となくない。

「教えてくれ…」

「秘密だよっ」

「今日は何月何日ですか?」

横から秋子さんが口を挟む。

「あ、お母さん…」

「あんまり祐一さんをいじめちゃいけませんよ」

「気付かない祐一が悪いんだもん…」

「今日は1月6日…あ」

ぽん、と祐一が手を打つ。

「そういう事です」

「…でも、俺がこの街に帰ってきた日、ってだけでここまでしてくれなくても」

「…祐一、記念日は大切だよ」

「そうですよ」

「ごめんなさい…」

「いいよ、祐一気付いてくれたから。それに、謝ることでもないから、ほら、ごはんにしよっ」

いつも暖かな水無瀬家の食卓は、今日はそれ以上に暖かかった。




さて、ほのぼのはここまで…(ニヤソ




「うにゅ…」

ふらふらと名雪はキッチンで洗い物をしていた。時間は9時を過ぎたあたりである。

「お、おい…眠いなら俺がやるから…」

「…ううん、祐一はゆっくりしていて。今日は、祐一の、……くー」

「…おーい」

「うにゅ…お洗濯…」

そう言って、ゆらゆらとリビングを出て行った。

「おーい…名雪ぃー」

半分どころか8割5部夢の中の名雪に祐一の声は聞こえなかったようである。




かぽーん。

内風呂でこんな音はしないものだが、雰囲気は大事です。

「…ふぅ」

今日の家事全般は名雪がやる、と自分で言ってたので、秋子さんはゆっくりとお風呂。

「たまにはこんなのもいいですね…」

風呂場に声が響く。

ぷかぷかとお湯に浮かぶ秋子さん。ぐぐっ、と一つ伸び。その姿も艶やか(鼻血)。

すると、脱衣場のドアが開けられる音がした。

「…名雪?」

「お洗濯…だおー」

「眠いなら、私がやっておくから」

「うん…これ終わったら寝るー…くー」

もう寝てる。

どかどか、どさどさ、ごうんごうん。

それでも洗濯機は回る。

「ほら、後はやっておくから、もう寝なさい」

「うん…おやすみなさい。……くー」

だからもう寝てる。

ばたむ。

寝ながらも器用に、脱衣所から出て行く名雪。

「…ふぅ」

もう一度一息つく秋子さん。暫く、そのままぷかぷかと湯船に浮かんでいた。

「…そろそろ出ますか」

頭のタオルをほどきながら脱衣所を出ると、

「………あら?」

きょろきょろと見回す秋子さん。

無い。

無い。

着替えが。

「変ね…?」

裸のまま脱衣所を探る。

すると、ごうんごうん回ってる洗濯機の中に、見慣れた黒い布(笑)。

どうやら寝ぼけてた名雪が一緒に入れてしまったみたいだ。

「あらあら…」

それほど困ったようには感じないいつもの秋子さんの仕草だったが、ちょっぴり額に風呂上りで出来たんじゃない汗一筋。

とりあえず、着替えを取りにいくためにバスタオルを体に巻いて、風呂場を出る。

風呂場から自室に戻る時は、どうしてもリビングを突っ切らないといかないのだが…。

ぴょこっ。

リビングのドアからぴょっこり覗き込む。案の定、祐一がいた。

しかし、何故か祐一はキッチンの洗い場にいて、それは丁度、目の前を通り過ぎることなく横切れる位置にある。

そ〜…。

抜き足差し足忍び足でリビングを通り抜ける。

やっと出れる、と思ったとき、

ぴちゃん。

「!!」

秋子さんから滴り落ちる水の音が、大きく響いた。

「? 秋子さん?」

「はゃややゃ!!」

どぴゅん、とリビングから消える。

「あれ? 秋子さん…何かバスタオル姿だったような」

名雪の代わりに洗い物をしていた祐一は、訝しげに秋子さんがいなくなったあたりを見つめていた。

「…って、ちょっと聞きたい事があったんだ」

タオルで手を拭き拭き、祐一は秋子さんの後を追った。




「はぁはぁ、…ちょっとびっくりしてしまいました」

あの驚きようは、ちょっとでは済まされないと思うが。

「着替えを…」

探すために自分のタンスを覗こうと思ったとき、

こんこん。

「秋子さんー」

「はひゃ、は、はい、な、何ですか?」

「ちょっといいですか?」

「ちちょ、ちょっと待ってくださいぃ」

かなりの勢いで焦りまくってる秋子さん。混乱していて、タンスの事なんぞアウトオブ眼中だ。

わたわたとしてるうちに、はらり、とバスタオルまではらけ落ちる。

「はややゃや…」

「秋子さーん、大丈夫ですかー?」

「はひっ、大丈夫ですぅ」

「? 開けますよ?」

「待ってっ、待ってくださいぃ…」

ふと、その視界に見えたもの。

先ほどのセーターだ。

それに秋子さんは、急いで袖を通した。

「ひゃっ!?」

ちりちり。

……素肌にセーター。これは、かなり「感じる」らしい。

数万、数十万の細やかな毛達が、秋子さんの柔肌を全身撫で上げ、動くたびに色んなところ(意味深)を刺激するのだ。

声を上げずにいられない。

「秋子さん?」

「はいっ、はいっ」

それでも秋子さんはずずっ、と太ももあたりまでセーターを押し下げる。

「ひぅん…」

もぢもぢしながらも、部屋のドアを開ける。

「どうしたんですか? 秋子さんその格好…」

首周りも大きく作ってあるので、体の小さな秋子さんが着ると、胸元のぱっくり割れるだぶだぶのセーター、そして大幅に太ももの見える生足…。

その姿に祐一は釘付けだ。

「いえちょっと…それで、何か用ですか?」

「あ、食器の置き場所が分らないんですよ。秋子さん、入れてくれません?」

「そんな、入れるだなんて…」

ぽっ。

「……秋子さん?」

祐一の声に、はっ、と現実に戻った。どうやら、さっきの刺激で遠くの方までいってたようである。

「…あ、はいはい、分りました」

祐一の後に続く秋子さん。時折、「ひゃんっ」とか「ひぅっ…」とかの声が上がったが、気にしてはいけない。

「俺は気にするぞ…」




「ええと、これはここで、ひゃっ、これは…ここで、ひぅ」

お皿を一枚一枚棚に戻すたびに鼻にかかった声を出す秋子さん。

「秋子さん、熱っぽいんですか?」

「いえ、そんなことは…ひっ」

「? …でも秋子さん……」

じ〜。

「(いやぁぁあ、祐一さん見てますぅぅ…)」

秋子さんはタジタジだ。

「えと、祐一さん、ひぅ、まだ、洗い物終わってないみたいですから、はぅ、私が、後はやって、ふっ、おきますから…はぁっ」

「どうしたんですか秋子さん」

「大丈夫、にゃっ、大丈夫ですから、はひ、ゆっくりしていてくださいぃぃ」

「は、はい…」

仕方ないのでリビングでTVを観る祐一。

しかし、しきりに艶っぽい声を上げながら洗い物をしている秋子さんに気がいってしまう。

かちゃかちゃ。

ちりちり。

「…ひゃっ」

じゃぶじゃぶ。

ちりちり。

「ひぅん…」

それを聞いている祐一も気が気じゃない。

「(や、やっぱり着替えて…)」

そう秋子さんが思ったとき、

「…秋子さん、やっぱり俺が………」

ナイスタイミングで祐一がキッチンに現れた。

すぽん!!

祐一の鼻から綺麗な血の花。

その、なんと言うか…、もぢもぢしてる間にセーターがずり上がって…、

秋子さんの、ぷるん、とした、まんまるの「生尻」が丸見えだったのだ。

「はやゃやゃややや!!??」

慌ててセーターをずり下げる。

ちりちりっ。

「はひゅぅん…!」

しかも勢い良く下げたものだから一気に肌を刺激する。

そしてそしてさらに…、

ぶるんっ。

「はぐはぁっ!!??」

すぽぽん!!

祐一に第二撃。

胸元が広いのに、思いっきり下げたものだから、肩が抜け、そこから豊かな双丘が、勢い良く外に飛び出た。

「はひゃっ!?」

もうてんやわんやだ。

どさっ。

祐一、血の海に沈む(言葉通り)。

しかもそれに追い討ちをかけるかのように、そのままの格好で介抱しようとする秋子さん。

「あああ、大丈夫ですか祐一さん!?」

かっくんかっくん。

肩を揺する。

「う…うん……」

祐一が気がついた瞬間、その視界に広がるものは……。

「はぎゅはぁ!?」

華麗な鼻血アーンド白目。

さっきので開ききってしまった胸元は、その隙間から谷間を覗かせるのに十分だった。

「あああ、本当に大丈夫ですか祐一さん!?」

がくがく。

もう一度揺する。

そのままの格好じゃ逆効果。

それに気付いたのは、祐一の五度目の鼻血炸裂の後だった………。




「ごめんなさい、祐一さん…」

ぺこり、とうなだれる秋子さん。

「い、いえ、結構いい思い…、いや、俺の方こそ、遠慮もなしに秋子さんの部屋に入ろうとしたから、あんな事になったわけだから…」

とりあえず祐一の鼻には、両方とも栓がしてあるので、変な鼻声だ。

「それに、祐一さんに差し上げるはずだったセーターまで、こんなにしちゃって…」

ぐっ、とセーターを握り締める。袖は伸びきり、首筋はびろーんとだらしなく広がっている。

「あんなに慌ててたら家長失格ですよね…」

「そんなことありません。それよりも大切なのは気持ちですよ。いただきますね、このセーター」

祐一は秋子さんの手からセーターを取る。

「あっ、だめです。もう一度編み直します…」

「いえ、いいんですよ。その秋子さんの気持ちだけで十分です」

「…祐一さん、優しいんですね」

「そんなことありませんよ」

そう言ってセーターを広げる。

「ほら、秋子さんの優しさが伝わっ………」

広げたセーターのその先に祐一が見てしまったものは……、







































付着してた縮れ毛だった…………。







































その日、祐一は出血多量による一時的な昏睡状態により、救急車に運ばれた。

「うにゅ……、お母さん、祐一どうしたんだおー?」

さすがに深夜でも救急車のサイレンに起きた名雪が、目をこすりながら聞いた。

「……秘密です」

その額に大量の冷や汗があったのを見逃してはいけない。




〜もう終わっとくか?〜




後書け(マテ




かなーりえちぃですね(ぉ

数万、数十万の細やかな毛達が…(鼻血

こうして進呈してしまった以上、これはSNUさんのものになってしまいました。

煮るなり焼くなり食べるなり掲載するなり破棄するなり使用するなり(ぉ)御自由にどうぞ。

人はそれを「ヤリ逃げ」と言う…。

「浪漫の電動(殿堂)」って言葉、無茶苦茶えちぃと思いません?(謎

祝、電動(殿堂)入り!!(更謎


凄すぎます、表現するなら
Σ(゚■゚;  ミ=■●_   です(謎
青少年を刺激して止まない方ですな(ぉ
あっちを見たりこっちを見たり、祐一には死んでもらうとして(マテ
邑人さん、ありがとうございました。