ちょっと愚痴ると、

 

うちの親はチャットで会った人間を信用していないようだ。

まあ、全面的に信じろとまでは言わないが、

俺が信用した人達を

 

「得体の知れない人間」

 

と言い放たれたのは、正直頭にきた。

直接会ってない人間は信用できないというが、

普段会っている人間だっていつ裏切るとも限らない。

どうも、偏見が過ぎるようである。

きっと、うちの親は文通も信用しないし、

見合いなんてもってのほかなんだろう。

 

 

「そんなのと友達になるな」

などふざけた台詞をはかれたのだが、

俺はいちいち

「この人と友達になっていいですか」

とお伺いを立てねばならないのだろうか。

それで

「ある程度自由にさせてる」

というのだから可笑しい話である。

実際には、許可を求め、親の観点でのみ判断して、

許可されて始めて行動できる。

それを自由だというのだから、馬鹿馬鹿しい話だ。

 

親曰く

「所詮仮想世界で、嘘をついているかもしれない」

 

しかし、俺の考えるネット世界、

特に俺の知っているあたりは、

 

『虚構の中の現実』

 

ではないかと思っている。

嘘をつかねばならないのはむしろ現実のほうではないだろうか。

仮面を被らねば周りから冷たくあしらわれるかもしれない、

そう言う恐怖に常にさらされている現実こそが、

ある意味虚構なのではないか。

 

親にとってチャットの人間は「初対面」だが、

俺にとっては「友人」、時として「親友」なのである。

ある意味、大学で作った友人達よりも安心できたし、

結構突っ込んだ話をされたりもした。

 

俺が感じたことは、

 

「ネット社会だって、
 やはり信頼関係で成り立っている」

 

ということだ。

だから、そのことを知らない奴にとやかく言われるのは御免だ。
 

 

 

・・・と、
しょうもない戯言の付き合って頂いて申し訳ありませんでした。

俺の独断なので、偏った意見はご容赦ください。