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−小説− 「梶井基次郎全集」 著 梶井基次郎(*)
小説はリアリティとユーモアだ、と思われる。たとえば吉田戦車の不条理マンガ(「伝染るんです」)、あのセンスも相当すごい。だが梶井のそれと比較するとハッキリ落ちる。結核患者として行動を制約されていた梶井の視点には、実感を超えるリアリティがある。ドギモをぬかれるナンセンス、尖鋭なタッチでとらえた自然描写、異常に密度の濃い文章。それらの下に燃える「生への執着」。初めて読んだ時鳥肌がたった。何度読んでも揺さぶられる。ミスターソウルフル、すなわち梶井だ。
*「いい小説といい楽譜とを」求め、30歳で夭折した作家。その数少ない作品群は「昭和の奇跡」とされる。
※いろんな出版社から出ていますが、「ちくま文庫」のがおすすめです。全作品プラス習作まで入っています。「愛撫」「泥濘」「のんきな患者」がいい。
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−音楽− 「Gang Stage」 編
Gang
Stage DJ’s
モッズカルチャーはユニークです。「感傷」が基調に流れています。「さらば青春の光」は、「少年の感傷」がうまく描かれています。モッズ映画ですよね。同時に、サブカルチャーの領域をこえ、十分、青春映画たりえています。それは、国籍、時代、文化を問わず、普遍的な「感傷」がたいへん上手に描かれているからなんでしょうね。
モッズは感傷です。感傷とは、胸がしめつけられる、あの感じです。
このCDは「女の子の感傷」にあふれています。
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−人− ショウちゃん
美空ひばりは「心で歌うな。技術で歌え」と広言していましたが、ウタダヒカルはあるインタビューで「テクニックじゃない。ソウルで歌うだけ」とこう答えていました。たぶんどっちも真実で、二人とも正しいんでしょうね、よくわかりません。
わかるのは、ショウちゃんの歌ってるときの表情がソウルフルということだけです。特に 「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」を歌っているとき。
(*)現Backdoor Menボーカル
※写真は、The OWNライブ@高円寺(1989)
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−映画− 「友達の恋人」 監督 脚本 エリック・ロメール(1987)(*)
「ビューティフルライフ」のシナリオ書いた人、だれなんでしょう? 毎回、感心させられました。木村拓哉と常磐貴子のやりとり、あれはよかった。抑制とウイット。実にリアルで、すべてのセリフが生きてた。(あッ、ロメール!)と思う会話が何度もありました。世界中に「ロメールズ・チルドレン」を自称する人は何人いることでしょう。
珠玉のシナリオ。女性のエスプリ(機知)とコケットリー(虚栄心)を自在に描きます。ね。自在だよ。ロメールは、もう自由自在なんですね。
この作品では、「女友達二人がお互いの恋人をモノにするまで」が、これといった盛り上がりもみせず、淡々と、しかしリアルに描かれます。
※左の映像は、ロメール十八番の「無音の録音」と「自然の映像」でしめたラストシーン。新生カップル2組(手前に1組、右中央に小さく1組)の服は、青、白、緑とロメール熟考(たぶん)の色彩。バックの公園の新緑がキラキラ浮き上がって、強い我を持つ4人の境界がスーッと消えていく(ようにみえます)。フランジェ(手前左の女)もハッピーになれてよかった、それにしても初夏はなんて美しいんだろう・・・。公園の熱気までがジカに心に触れて、12年間、この映像が、脳裏に焼きついてはなれない。
(*)ヌーヴェル・バーグの巨匠。当年79歳。まだ生きてます。
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−人− Les Cappuccinoのオルガニスト
彼女、プレイ中、首を振ります。それが実にいい感じの振り方なんだな。鼓動の聴こえるプレイヤー。いいね。
※写真はLes Cappuccinoライブ@大阪モッズメイデイ2000
Les Cappuccino自体もすばらしい演奏でした。関西を中心に活動されているようです。
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