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スピリチュアリズムの本質と霊界通信

スピリチュアリズムとは、イエスを中心とする地球圏霊界の高級霊が結集して、計画的に進めている「地球人類救済プロジェクト」です。イエスと高級霊界が主導する、歴史上最大の「地球人類救済計画」です。霊界が総力をあげて推進している大計画なのです。

これがスピリチュアリズムの一番の本質ですが、残念ながらスピリチュアリストを自認している人々の間においても、その重大な事実がまだ正しく理解されていません。多くのスピリチュアリストが、スピリチュアリズムとは1848年のフォックス家事件から始まる心霊現象の研究、あるいは心霊思想運動のように思っています。しかし、それらはスピリチュアリズム全体のごく一部分であり、本質とは言えません。

地球人類は“死”や“死後の世界”についての霊的事実を知らなかったために「霊的無知」に陥り、そこからモノやカネを奪い合う“物質至上主義”と“エゴイズム”を発生させることになりました。物質至上主義とエゴイズム(利己主義)という2つのガンは、地球上にさまざまな“悲劇”を蔓延させ、地球は今日に至るまで霊的光が射し込まない暗黒の“地上地獄”となってきました。地上世界には多くの宗教が起こり、人類を幸福に導くための試みがなされてきましたが、そのいずれもが挫折し、根本的な霊的改革を引き起こすことができないまま現在に至っています。

地球上に蔓延している“悲劇”をなくして人類を救うためには、悲劇を発生させた元凶である「霊的無知」を駆逐することが何よりも必要となります。地球人類に“死”の意味と“死後の世界”についての正しい知識・情報をもたらすことが不可欠となります。こうした目的にそって、イエスをはじめとする何百億という高級霊によって、地上世界に「霊的真理」をもたらすための計画が立てられました。そして地上への働きかけが開始されることになりました。

一般的に、スピリチュアリズムは1848年に発生したと言われていますが、それは霊界から地上世界に向けての働きかけが始まった年です。それ以前に霊界では長い期間にわたる周到な準備がなされ、そのもとでいよいよ具体的な働きかけが開始されることになったのです。地上におけるスピリチュアリズムは、心霊現象の演出と心霊研究という形で始められることになりました。それは「霊魂の実在(霊魂説)」を証明して、霊界からの通信が可能であることを地上人に知らせるための準備のプロセスでした。「心霊現象」は、どこまでも「霊界通信」の前座として演出されたものでした。「霊界通信」によって、地上人の救いのために最も重要な「霊的真理・霊的知識」をもたらすことが、イエスを中心とする霊界の大霊団の戦略だったのです。「霊界通信」を通じて地上に霊的知識を伝えることが、スピリチュアリズムにとって第一の目標だったのです。

「霊界通信」は、地球人類救済プロジェクトの戦略の要です。1848年、地上にスピリチュアリズムが展開を始めて以来、数多くの霊界通信が現れましたが、それらはいずれもスピリチュアリズムを推進する霊界の大霊団のコントロールのもとで降ろされたものです。

ピンからキリまである霊界通信と、“世界三大霊訓”の登場

地球人類を救済するためには「霊的真理・霊的知識」が不可欠であり、「霊界通信」はその目的遂行のために用意されたものです。霊界通信はまず、基本的な霊的真理・霊的知識を地上にもたらすことから始まりました。いきなり高度な霊的知識を伝えても、地上人にはその内容と価値が理解できず、宝の持ち腐れになってしまうからです。地球人類の霊性レベルに応じて、少しずつレベルを上げるという形で霊的真理が降ろされました。

「霊界通信」が扱うテーマはさまざまで、本質的なものから二次的なもの、理論的なものから実践的なもの、また人類全体を対象としたものから国家や民族を対象としたもの、中には個人を対象としたものまであります。一方、霊界から地上に通信を送る過程で地上の“霊媒”の潜在意識がメッセージの中に混入して、純度が薄められてしまうことがあります。時には“低級霊”がスピリチュアリズム運動を妨害するために、わざとニセの通信を送ってくるようなこともあります。

このような事情があるため、一口に「霊界通信」といってもピンからキリまで存在することになります。本物かニセモノか、どのレベルの通信か、純粋な通信か不純物が混じった通信か――こうした点で千差万別となるのです。

世の中には「霊界通信」と呼ばれるものが数多くありますが、スピリチュアリズムの計画の中で最も優れているのが“世界三大霊訓”です。“世界三大霊訓”とは、フランス人アラン・カルデックの編集による『霊の書』、英国人牧師ステイントン・モーゼスを霊媒とする『霊訓』、そして同じく英国人モーリス・バーバネルを霊媒とする『シルバーバーチの霊訓』です。これらの霊界通信は、そのスケール・内容の深さ・霊的情報の正確さ・使命の点で、文句なしにスピリチュアリズムにおける最高レベルの霊界通信と言えます。

“世界三大霊訓”の中で最も初期のものは『霊の書』です。アラン・カルデックが霊界の統括霊“聖ルイ”の指示のもとで編集した『霊の書』は、スピリチュアリズムに関係するあらゆるテーマが取り上げられており、スピリチュアリズム思想の骨格がほぼ整っています。初めての本格的な「スピリチュアリズム思想」の体系です。スピリチュアリズムが地上展開を始めて10年にも満たない時期に、これほどトータル的・総合的な霊的思想体系が示されたことは驚きですフランスにおいて『霊の書』が出版されたのは1857年です)

『霊の書』の特色は、「再生」を全面的に押し出し、「再生論」を思想の軸としてすべての霊的知識を体系化していることです。また英国とは異なり、近代科学との対立というより従来の宗教(キリスト教)との対立構図のもとで、スピリチュアリズムを「信仰」として展開していった点も特色と言えます。

カルデックの『霊の書』は、「再生論」を中心に置いたことで英国スピリチュアリズムからの批判を招くことになり、英国では異端とされました。英国スピリチュアリズムは『霊の書』を無視し、評価に値するものとは認めませんでした。そのためカルデックは、自らのスピリチュアリズムを“スピリティズム”と呼称し、英国スピリチュアリズムとは一線を画して別の道を歩むことになりました。

“スピリティズム”すなわち“フランス系スピリチュアリズム”は、ラテン系諸国に普及し、南米ブラジルでは多くの信奉者を擁することになりました。カルデックの『霊の書』は、フランス系スピリチュアリズム(スピリティズム)のバイブルと見なされていますアラン・カルデックは『霊の書』以外に、もう一冊、心霊現象を扱ったこれもバイブル的な霊界通信を編集しています。それが1861年に出版された『霊媒の書』です)

当初、英国スピリチュアリズムは「再生論」を否定していたため、フランス系スピリチュアリズム(スピリティズム)との接点はありませんでした。しかし20世紀前半においてマイヤースやシルバーバーチやホワイトイーグルらによって「再生論」が強力に説かれるようになるにともない、英国スピリチュアリズムも徐々に「再生論」を受け入れる方向に向かうことになりましたマイヤースもホワイトイーグルも「霊界通信」の通信霊です)

『霊の書』が世に送り出されたのは、スピリチュアリズムの地上展開が始まって間もない時期でした。当時『霊の書』を通して示された「スピリチュアリズム思想」の体系は、その後、半世紀を経て登場した『シルバーバーチの霊訓』によって深められ、細部に至るまで明らかにされることになりました。カルデックが手がけたスピリチュアリズム思想の体系(『霊の書』『霊媒の書』)は、『シルバーバーチの霊訓』によって完成されることになったのです。

英国人ステイントン・モーゼスによる『霊訓』は、英国スピリチュアリズムのバイブルと見なされています。英国に『霊訓』が登場したのは、カルデックの『霊の書』から、しばらく後のことです『霊訓』は1883年に出版されています)。英国スピリチュアリズムは最初は、近代科学との対決、すなわち心霊現象の研究というプロセスを通して展開していくことになります。その一方で霊界サイドは、ステイントン・モーゼスという英国国教会の牧師を霊媒として霊界通信を送り、当時のキリスト教との対決を推し進めていきます。『霊訓』の通信霊は“インペレーター”と称する高級霊で、地上時代は旧約聖書に出てくる預言者“マラキ”として過ごした人物です。

英国スピリチュアリズムのバイブルと言われる『霊訓』の特色は、霊界から示された「霊的真理」を地上で最強の勢力を誇るキリスト教にぶつけ、理論闘争を展開するという形を取っている点にあります。その“思想闘争”の中で、キリスト教の間違いを明らかにし、スピリチュアリズム思想の特色と卓越性を明示しています。

『シルバーバーチの霊訓』による“英国系スピリチュアリズム”と“フランス系スピリチュアリズム”の統合

当初、英国スピリチュアリズムは「再生論」を認めていませんでした。そのためスピリチュアリズムを知る多くの人々は、英国スピリチュアリズムのバイブルである『霊訓』も当然、再生を認めていないものと思っていました。また霊媒を務めたモーゼスは英国スピリチュアリズムの指導者の立場に立つようになりましたが、彼は生涯「再生論」を認めませんでした。こうしたことが影響して“『霊訓』は再生を認めていない”との論調が、勝手に一人歩きしてしまいました。それによって英国スピリチュアリズムの中には、現在でも「再生論」を頑(かたくな)に否定する人間が大勢います。

しかしインペレーター霊から送られてきた『霊訓』は、「再生論」を否定してはいません。それどころかモーゼスの死後、スピーア夫人によって編集された『続・霊訓』の中では、「再生論」は明確に認められています。インペレーター霊は、再生について「今はまだ、その詳細を語る時期ではない」という姿勢に徹しているものの、再生の事実を否定しているわけではありません。これまで『霊訓』は誤解されてきたのです。

20世紀の初期に登場し、その後60年間にわたって降ろされた『シルバーバーチの霊訓』によって、それまでの「再生論」をめぐる誤解や錯綜がきれいに解決されることになりました。『シルバーバーチの霊訓』によって、英国スピリチュアリズムの「再生論」否定にも正当な理由・根拠があることが明らかにされ、それまで対立関係にあると思われてきた『霊の書』(フランス系スピリチュアリズムのバイブル)と『霊訓』(英国系スピリチュアリズムのバイブル)が、共通の思想的立場に統一されることになりました。路線の違いから別々に発展してきた2つのスピリチュアリズムの流れが、ここにおいて1つとなり、共通のスピリチュアリズム思想として歩み出す道が示されることになったのです。

『霊の書』と『霊訓』という2つのバイブルは、『シルバーバーチの霊訓』という、より高次元の霊界通信によって統合される道が示されました。そして現在では、これまで別々であった2つのスピリチュアリズム思想が、1つの共通思想として確立されています。『シルバーバーチの霊訓』のもとに『霊の書』と『霊訓』が位置づけされることによって、“世界三大霊訓”がスピリチュアリズム思想の最高峰としての立場を確立することになったのです。スピリチュアリズム内部が2つに分裂して別々の道を歩むという最大の問題が、『シルバーバーチの霊訓』によって見事に解決されることになったのです。

『シルバーバーチの霊訓』は、人類史上最高の霊界通信

『霊の書』も『霊訓』も、まさに“世界三大霊訓”に相応しい内容を持ち、与えられた使命を立派に果たしてきました。半世紀を経て登場した『シルバーバーチの霊訓』の立場から見るとき、2つの偉大な霊訓は『シルバーバーチの霊訓』に至る道筋を準備するためのものであったことが分かります。初期スピリチュアリズムの思想を開拓するために送り出された『霊の書』と『霊訓』は、より完璧な霊界通信である『シルバーバーチの霊訓』によって、さらにその価値が高められることになりました。

スピリチュアリズム思想の観点から見るならば、『霊の書』と『霊訓』は確かに他の霊界通信とは次元が異なり、すべての点で卓越しています。それはこの2つの霊界通信には、大きな歴史的使命が与えられていたからです。その使命を達成させるために、霊界側は徹底した準備をし、万全の協力体制のもとで地上に通信をもたらしました。そして2つのバイブルの登場からほぼ半世紀が過ぎたとき、それらを統合し完成させることになる一段と優れた霊界通信を地上に送り出したのです。それが『シルバーバーチの霊訓』でした。『シルバーバーチの霊訓』は、2つのバイブル(『霊の書』と『霊訓』)を統合して、地球人類にとっての“最高のバイブル”を完成させるという使命を持って地上に降ろされたものだったのです。

『シルバーバーチの霊訓』は、イエスを中心とする霊界の高級霊団の決意と願望の結晶です。スピリチュアリズムという「地球人類救済プロジェクト」に携わる、何百億もの高級霊の意志が集約されたものです。それはこれまで地上にもたらされた霊界通信の最高峰であり、頂点に位置します。『シルバーバーチの霊訓』は、スピリチュアリズム思想の集大成であり、高級霊界公認のもとでスピリチュアリズムの“スタンダード(基準)”として示されたものなのです。『シルバーバーチの霊訓』は今後、間違いなくスピリチュアリズム展開の指針となり、地球人類の霊的歩みの道しるべとなっていきます。

『シルバーバーチの霊訓』の霊的背景――シルバーバーチは大霊団の“マウスピース”

今述べたように『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の高級霊が単独で送ってきた霊界通信ではありません。イエスをはじめとする何百億という高級霊の計画・地上への働きかけの集大成として実現したものなのです。『シルバーバーチの霊訓』は、どこまでも霊界の大霊団の総意によって地上にもたらされたものであり、その背後には「地球圏霊界」のすべての高級霊が控えています。シルバーバーチは、高級霊たちによって審議され、現時点における地球人類の“魂の救済”にとって必要と認定された「霊的真理」を、大霊団を代表して伝えてきたのです。シルバーバーチは大霊団の代弁者であり、自らも「大霊団のマウスピースである」と述べています。

大半のスピリチュアリストは、シルバーバーチに関するこの最も重要な事実を見落としています。『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の高級霊による通信であると勘違いしています。高級霊界の総意としてもたらされた『シルバーバーチの霊訓』を、一人の高級霊の個人的なメッセージであると思い込んでいます。『シルバーバーチの霊訓』を、数ある霊界通信の一つ(one of) と錯覚しているのです。

そうした『シルバーバーチの霊訓』に対する間違った認識は、本質を見誤ったところから生じたものです。『シルバーバーチの霊訓』の霊的背景(大霊団の存在)を知れば、およそ一人の高級霊による個人的な通信などとは言えなくなります。シルバーバーチの霊的立場(大霊団の代弁者)を知れば、数ある霊界通信の一つにすぎないといった見解は、どこからも出てきません。

シルバーバーチは次のように述べています。

「皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智が、この私を通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです。それを広めることによって地上人類の叡智と理解力とが増すにつれて、生活が大霊の御心にそったものとなるでしょう。摂理にのっとったものとなるでしょう。」

『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会)  p.238

「高遠の世界の神霊のマウスピースとして、地上の皆さんに必要なメッセージをお届けするという仕事を、何よりの特権と心得ております。」

『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』(ハート出版)  p.35

「私が語る教えは私自身のものではありません。私はマウスピースにすぎません。永遠に不変の霊的真理を取り継いでお届けしているまでです。」

『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』(ハート出版)  p.106

「私は、私よりはるかに進化した高級な先輩たちのマウスピースにすぎません。私が授かった霊的知識を地上の同胞と分かち合うことができれば、このたびの私の使命を果たしていることになります。」

『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』(ハート出版)  p.141〜142

「皆さんが標榜しておられる霊的真理は、はるか高遠の界層の進化せる霊団によって立案された総合的な計画の一部として届けられているものです。その高級霊団を“マスターズ”と呼ぶ人もいれば“ヒエラルキー”と呼ぶ人もいます。」

『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』(ハート出版)  p.164

『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の高級霊が個人的見解を述べたものではありません。一人の高級霊による独自の霊的教訓ではありません。『シルバーバーチの霊訓』は、イエスを中心とする高級霊たちが審議を重ね、地上にもたらすに相応しいものとして選ばれた霊的真理・霊的知識なのです。これが『シルバーバーチの霊訓』の本質です。

高級霊たちが地球人類を救済するためにシルバーバーチを“マウスピース”として降ろした霊的真理・霊的知識は、高級霊界において公認されたものです。その意味から『シルバーバーチの霊訓』は、およそ数ある霊界通信の一つとして位置づけされるものではありません。そうした霊的背景があるため『シルバーバーチの霊訓』は、かつてない最高の叡智・傑出した霊的知識を提供することになっているのです。それは、まさに人類史上最高の霊界通信であり、他の霊界通信とは比較にならないものなのです。

今後のスピリチュアリズムの主流を形成

『シルバーバーチの霊訓』は、その立場と使命の点で、他の霊界通信とは次元が異なっています。『シルバーバーチの霊訓』は、霊界の大霊団が地上のスピリチュアリズムを引き上げるために、言いかえればこれまでのスピリチュアリズムの次元を高めるために、満を持して送り出した“切り札”なのです。それ以前の準備段階としてのスピリチュアリズム、あるいは未熟なスピリチュアリズムを根本から変革して、レベルアップさせるためのものだったのです。今後、スピリチュアリズムは『シルバーバーチの霊訓』を指針として、それによって示された方向に進んでいくことになります。

『シルバーバーチの霊訓』は、地上のスピリチュアリズムに正しいスタンダード(基準)を示すという使命を担って登場しました。「本物のスピリチュアリズム」のスタンダードを確立するために、高級霊界が総力を結集して送り出したものなのです。『シルバーバーチの霊訓』は、イエスの指揮のもとで「地球人類救済計画」を推進している高級霊たちの声を代弁しており、間違いなく今後のスピリチュアリズムの主流を形成していくことになります。『シルバーバーチの霊訓』の登場によって、地球上のスピリチュアリズムは新しい時代を迎えようとしているのです。