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3.霊界通信の困難と、霊界通信の種類

霊界通信には、たいへんな困難がともなう

スピリチュアリズムにおいて霊界の高級霊が、地上人類に高度な霊的知識や思想を伝える手段が「霊界通信」です。霊界通信には、霊界からメッセージを送る「通信霊」と、それを受け継いで地上人に伝える役目の「霊媒」が必ず存在します。霊界通信は、通信霊と地上の霊媒がいて成立するものなのです。霊媒は、欧米ではミーディアムとかチャネラーと呼ばれます。)

霊界通信のプロセス

さて、霊界と物質界という異質の2つの世界にまたがる通信には、地上人の想像を絶するような困難がともないます。そのため通信霊の側に忍耐と訓練が要求されることになります。そうした困難を乗り越えた霊のみが、地上に通信を送ることができるようになるのです。また通信を受け取る地上の霊媒サイドにも、厳しい内容と訓練が要求されることになります。

通信霊の霊格が高くなればなるほど、霊界通信にはさらに厳しい条件が加わるようになります。なぜなら高級霊になると物質的な要素が全くなくなるために、地上の霊媒に直接接触することができなくなるからです。そこで霊界側に、物質性を残した「幽界の霊媒」を立てることになります。幽界の霊媒になるのは、地上時代にレッドインディアンであった者が多いと言われています。)

高級霊は、この幽界の霊媒を用いて、地上の霊媒に通信を送ります。二重の霊媒現象を経て、通信霊からのメッセージが地上に伝えられることになるのです。このように霊界通信には、きわめて複雑な手続きが必要とされます。高級霊からの霊界通信は、地上の言語を絶するような困難を乗り越えて、初めて可能になるものなのです。

高級霊からの霊界通信のプロセス

霊界通信の種類

霊界から通信を伝える方法には、いろいろな種類があります。通信霊の側には、さまざまな事情や特性・背景があります。また地上の霊媒も、能力の特殊性や状況・背景が異なります。そうした諸条件に応じて、ベストと思われる方法が選択されることになります。

霊界からのメッセージ伝達を目的とした霊界通信では、一般的に次のような3つの方法が用いられます。

(1) 「入神談話」
トランス状態に入った霊媒を用いて霊がメッセージを語る方法。最も多く見られる方法
(2) 「自動書記」
通信霊が霊媒の腕を操ってペンや筆でメッセージを綴る方法
(3) 「直接談話」
霊媒の身体から流出するエクトプラズムという特殊な半物質によって発声器をつくり出し、霊がこれを操って直接話をする方法

霊界から送られてくる通信内容その多くがシンボルなどで示される)を、地上の霊媒が直接受け取り、それを地上の言語に翻訳して伝えるという方法もあります。そうした方法は霊界側に負担をかけることが少ないという利点がある一方で、霊媒の翻訳能力不足によって霊界からの通信内容が歪められたり、霊媒の先入観によって正確に伝わらないといった問題を発生させます。

自動書記に対して、「直接書記」という心霊現象もあります。これは霊が直接、石版やガラス板に文字を書く現象のことです。霊媒のエクトプラズムを利用して、霊が文字を書きます。これは通信を目的としたものではなく、物理的心霊現象に近い心霊現象で、単なるデモンストレーションとして霊界が演出するものです。したがってこの方法で、長いメッセージ文が書かれるようなことはありません。

異言について

霊媒現象では、霊媒の知らない古代語や外国語が話されたり書かれたりすることがあります。その際、霊媒は、入神しているときもあれば通常の意識を維持しているときもあります。こうした現象を「異言(異種言語発話現象)」と言います。

この異言が、しばしば前世の人格を示す証拠と間違われます。霊媒の知らない言語は、その人間の前世の記憶であると言うのですが、それは事実ではありません。異言は、霊の存在を証明する目的のために、高級霊が地上臭を持った低級霊を用いて演出するデモンストレーションで、物理的心霊現象に近い心霊現象と言えます。地上人が聞いても分からないような言葉で語るのは、メッセージを伝えることが目的ではないからです。もしメッセージ性が重要であるならば、わざわざ地上人が分からないような言葉を用いて通信を送るようなことはしません。高級霊が地上人に有益なメッセージを送ろうとするときに、地上人が聞いて理解できないような言語を用いるとしたなら、せっかくの苦労が水の泡になってしまいます。目的を何一つ達成できないことになってしまいます。

したがって高級霊がメッセージを送ろうとするときには、地上人が理解できる言語、すなわち霊媒の日常使用語を用いることになります。高級霊が意味もない「異言」などという方法で、地上人に直接メッセージを送るというようなことはあり得ません。