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(8)再生人生と守護霊の導き

再生人生は、荒波の大海への出航

霊界において再生することを決意し、地上人生での体験を選択すると、いよいよ地上に再生することになります。いったん地上に生まれると、霊界では明晰だった霊的意識も失われ、霊界における記憶は一切なくなります。地上に誕生した後は、インディビジュアリティーから滲み出てくる直感・霊的感性によって、無意識のうちに心を形成していくことになります。

再生霊は、霊界で再生を決意するに際し、地上への再生がいかに困難と危険をともなうものであるのかを十分に理解しています。危険な航海の旅へ出発するのに等しいことを自覚しています。しかし、いったん地上に誕生すると、霊界で決意した内容を思い出すことはできなくなります。「顕在意識」としては、ほぼ白紙のような状態で地上人生を出発することになるのです。

こうした「霊的意識」を失った再生霊にとって、地上はまさに荒波の世界であり、未知の世界となります。これまで持っていた知識もすべて消え去った記憶喪失のような状態で、新たな地上人生を歩み始めることになるのです。

多くの場合、類魂の仲間が守護霊となる

しかし、そうした再生霊の地上人生には、強力な守護者が付き添うことになります。それが「守護霊」です。類魂のメンバーが地上に再生するに際しては、類魂の仲間の一人が守護霊となって、再生霊の地上人生を守り導く役割を担うことになります。類魂のリーダーから指示されて守護霊としての任に就くことになります。

このように再生に際しては多くの場合、同じ類魂の仲間が守護霊となり、その人間(再生者)の地上人生の最初から最後まで導くことになります。そして死後においても引き続き導くようなことも起こってきます。「再生者(霊)」と「守護霊」が同じ類魂のメンバーであるということは、霊的成長度も同じということです。その意味で2人は霊的兄弟姉妹と言えます。

しかし守護霊は、霊界人としての霊的感性と霊的能力を携えてその任にあたるため、再生霊(地上人)と比べて、比較にならないほど大きな能力・視野・知識を持っています。それによって地上に再生した霊を、間違いなく導くことができるようになります。カルマ清算の道を正しく歩ませることができるようになるのです。

守護霊の徹底した利他愛と苦労

守護霊が地上の再生者を導くについては、たいへんな忍耐が要求されます。霊的意識をほとんど失っている地上人は、物質の壁の中に閉じ込められ、本能に流されて霊的成長の道を簡単に外れてしまいます。そうした地上人に対して守護霊は、徹底した利他愛の実践を通じて導くことになります。与えても与えても何も返ってこない、苦労が実を結ばないようなことも度々です。しかしこうした厳しい守護の任務は、実は守護霊自身にとってもカルマを清算する歩みとなっていることが多いのです。

再生霊とは異なり、地球上へ初めて個別霊として誕生する場合もあります。そうした人間(新しい霊)は、再生を経験している霊(古い霊)と比べて、霊的に未熟です。「新しい霊」の場合は、それに見合った霊が守護の役割に就くことになります。このようなケースでは、稀に先祖(血縁者)が守護霊となることもありますが、一般的に言って先祖が守護霊となることはめったにないのです。多くの場合、地上人と守護霊との間には血縁関係はありません。

日本のスピリチュアリズムでは、これまで“守護霊には400〜500年前の先祖がなる”ということが定説のように信じられてきましたが、実際にはそうしたことはありません。これは日本人の伝統的な祖霊観の影響を受けてつくり上げられた、間違った守護霊のイメージです。先祖の霊が背後霊となることはあっても、守護霊となることはめったにないのです。

守護霊についての詳しい説明は、スピリチュアリズムの思想[Ⅱ]で取り上げていますので、それを参考にしてください。

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