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(3)スピリチュアリズムによる霊的新時代の到来

霊界において、イエスを中心とする高級霊主導の地球人類救済プロジェクトが出発しました。それによって地球人類は誕生以来、初めて「霊的覚醒」と「魂の革命」という大転換期を迎えることになりました。霊界から始まった地球人類救済の働きかけは、1848年をもって地上への展開を開始しました。今後スピリチュアリズムの進展にともない、暗黒の地球は確実に明るい惑星へと変身していくことになります。

ここではスピリチュアリズムの地上展開について見ていきます。

1)スピリチュアリズムへの反発と敵対勢力

スピリチュアリズムに対する反発

19世紀半ばにスピリチュアリズムが地上で展開を始めるようになり、地球人類に強烈な霊的光が射し込むようになりました。それは、これまで暗闇一色に覆われていた地球に大混乱をもたらすことになりました。そして、スピリチュアリズムに対する猛烈な反対・非難・妨害が引き起こされることになりました。特にキリスト教に代表される「伝統宗教」と「唯物主義者」は、この光を地上から抹殺しようと、さまざまな妨害の手段に出てきました。スピリチュアリズムの霊的勢力は、こうした反対勢力との戦いを余儀なくされましたが、その中で少しずつ勢力を拡大してきたのです。

今後スピリチュアリズムは、時間の経過とともに世界中に普及・拡大していくことになります。それにともない当然、従来の宗教や唯物論者からは、さらなる反発を受けるようになります。スピリチュアリズムが地球全土に広がることによって、民族間の離反と国家間の戦争が終了します。人種差別や民族差別、また階級による差別もなくなります。スピリチュアリズムの普及は、まさに人類が長い間求めてきた福音なのです。

しかし、そうした人類にとっての幸福の到来も、既得権力から利益を得てきた人間にとっては厄介な存在となります。これまで「物質主義」と「利己主義」によって大きな利益を確保してきた者や国家や宗教は、スピリチュアリズムの普及に脅威を抱き、スピリチュアリズムに最後の戦いを挑んでくるようになります。

霊界の低級霊の妨害

スピリチュアリズムを攻撃したり妨害するのは、地上の勢力だけではありません。霊界にもスピリチュアリズムの普及を妨げようとする反対勢力がいます。とは言っても、キリスト教が説いてきたような天界から追放された“堕天使”の反乱といった話を想像してはなりません。霊界には、キリスト教が言ってきたような堕天使サタンなどは存在しません。サタンは、どこまでも地上の人間がつくり出した想像上の存在にすぎません。

霊界には霊的真理の普及を快く思わない低級霊の勢力が現実にいます。すでに見てきた幽界の下層にたむろしている“地縛霊”です。こうした霊たちが、隙あらば影響力を行使してスピリチュアリズムの普及を妨げようとするのです。“低級霊”は地上人の心理を見抜いてその心にささやきかけたり、交霊会に介入してニセの情報を与えて混乱させます。また地上人に働きかけて、人々がスピリチュアリズムに近づくのを妨げたり、スピリチュアリズムに対する不信感を植え付けようと画策します。

霊界でも、スピリチュアリズムを進める高級霊たちが可能なかぎりの防衛手段を講じていますが、地上人自らが低級霊を引き寄せたり、低級霊に共鳴するような状況に対しては打つ手がありません。高級霊が直接影響力を及ぼすことができるのは、一定の霊性を持った人間に限られます。物質性を多く持った地上人には、霊性の低い霊を用いて間接的に働きかけることしかできません。

しかし霊界全体から見れば、低級霊の妨害や敵対行為も大したことではありません。低級霊の活動場所は、地上近くの幽界に限られています。彼らはそこから地上に影響力を行使するしかないのです。したがって霊界の上層には、こうした低級霊の敵対行為は何も影響を及ぼしません。ただし先ほども述べたように、高級霊が地上近くに降りてきた場合には、地縛霊の勢力が幅を利かせているため、高級霊の働きかけがしばしば遮断されてしまうようになります。地上人が心境を高く保ち、高級霊の道具としての姿勢をしっかりと維持しているかぎり、低級霊は働きかけることができません。低級霊の働きかけを許すのは、地上人がそうした低俗な内容を持っているからなのです。

いずれにしても低級霊の妨害や反抗を、あまり大袈裟に考える必要はありません。高級霊の勢力に比べれば、取り立てて言うほどのものではないからです。

2)スピリチュアリズムの勝利宣言

スピリチュアリズムが地上展開を始めて70〜80年たった20世紀初期の時点には、スピリチュアリズムは闇の中に、しっかりと根付くことに成功しました。敵対者がどんなに攻撃したり妨害工作に出ても、もはやその光を覆い隠すことはできないほどの力を持つようになりました。そして今後は、時間の経過とともに霊的真理の光は、さらに大きく輝くようになっていきます。今やスピリチュアリズムは、地上世界の暗闇を駆逐する態勢を確立したのです。

1930年代にシルバーバーチは、すでに次のようにスピリチュアリズムの勝利宣言をしています。

「間違いなく言えることは、その新しい世界の種子がすでに地上界に根づいているということです。既得権力の座に安住している者たちがいかなる策を弄しても、それは功を奏さないでしょう。イエスは、“天に為される如く地にも為されるであろう”と2千年前に述べております。それがもうすぐ実現しようとしています。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.66

地球上に人類が誕生して以来、何百万年という歴史の中で今、初めて「霊的真理」が人類を霊的無知から解放する時代を迎えました。地球規模での「霊主肉従」という霊的新時代を迎えるようになりました。地球は今後、スピリチュアリズムの普及とともに本格的な霊的進化の道を歩んでいくことになるのです。

3)霊的同胞世界の確立と、明るい地球の未来

霊的同胞世界の到来

スピリチュアリズムは、霊的な結びつきを土台とする世界づくりを目指します。地球人類全員が、血縁関係や血族関係ではなく、“霊的絆”によって結ばれた世界を確立することを目的としています。それはスピリチュアリズムによって導かれた「霊的共同体意識」が、民族意識や国家意識を凌駕したときに実現します。本当の利他愛・霊的絆で全人類が結ばれる世界――これが「霊的同胞世界」です。地球規模で「霊主肉従」が実現するとき、こうした霊的同胞世界が到来することになります。

そこでは神を共通の「霊的親」とし、すべての人類が等しい「霊的兄弟」となります。霊的絆が強固に各人の魂を結びつけ、言葉や皮膚の色の違い・血縁関係の壁を乗り越えて、あらゆる分野において霊的関係が優先されるようになります。そして人類が理想としてきた真に平和な世界が実現するようになります。“スピリチュアリズム”の使命とは、地球上にこうした「霊的同胞世界」をもたらすことなのです。

スピリチュアリズムの目的は、霊的同胞世界の確立

これまで地球上に存在しなかった「霊的同胞世界」「神を共通の親とする霊的大家族世界」の確立が、スピリチュアリズムの最終目標です。これまで血縁的・物質的関係を土台とした利己愛支配の地上世界を、霊的関係を土台とした「利他愛支配の世界」に移行させることが、スピリチュアリズムが地上に登場した理由でもあるのです。

スピリチュアリズムは、家族の利益や民族・国家の利益を優先する世界ではなく、人類の共通利益を優先して求める世界を築き上げようとする働きかけです。全人類が霊的進化の道を歩み、物質的幸福よりも霊的幸福を優先して求める世界をつくり上げようとする地球規模の大プロジェクトです。

“スピリチュアリズム”は――これまで地球上で重要視されてきた家族意識・民族意識・国家意識に代わって、「霊的同胞意識・霊的兄弟意識」を地球人の共通意識にしようとする人類史上初の「霊的革命」なのです。

明るい地球の未来

現在の地球上には、まだまだ深刻な問題が山積しています。毎日暗く絶望的なニュースばかりが報道されています。そのため「本当に、これで地球はよい方向に進んでいるのだろうか……」と思われるかもしれません。しかし霊界ではすでに勝利は確定し、「霊的真理普及」の計画は以前にも増して着々と進行しています。地上世界は、時間とともに確実に進化向上していくことになります。今後は間違いなく、霊的真理は加速的に世界中に広がっていくようになります。

今、地球上で騒がれている深刻な問題も「霊的真理」のさらなる普及によって、ここ数百年のうちに解決されるようになるでしょう。その意味で地球の未来に悲観的になる必要は全くありません。また環境問題の悪化によって地球人類は滅んでしまうのではないかと心配する人がいますが、人類はそうした問題を見事に乗り越えていくことになります。