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スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学

――霊的エネルギー療法の本質と将来の医学の方向性――

スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学

内容

スピリチュアリズムによってもたらされた情報を整理・体系化し、スピリチュアル・ヒーリングの理論と実践のアウトラインを理解しやすいようにまとめてあります。そしてスピリチュアル・ヒーリングが、今後の医学の主役となるホリスティック医学の中心に位置すべきものであることを明らかにしています。スピリチュアル・ヒーラーならびにホリスティック医学を志す人にとっての必読の書。

目次

はじめに ホリスティック医学の登場と霊的問題の喚起

第1章 シャーマニズム医術と、近代スピリチュアル・ヒーリングの成立

第2章 スピリチュアル・ヒーリングの身体観

第3章 スピリチュアル・ヒーリングの健康観と健康理論

第4章 スピリチュアル・ヒーリングの治療観と治療理論

第5章 スピリチュアル・ヒーリングの治療エネルギーとスピリット・ヒーリング(治療エネルギー理論、スピリチュアル・ヒーリングの分類、スピリット・ヒーラー理論)

第6章 心の問題とスピリチュアル・ヒーリング――心身問題と心身相関医学、心の病気(精神障害)とその治療

第7章 憑依による精神病とスピリチュアル・ヒーリング――統合失調症とその治療

第8章 おわりに(スピリチュアル・ヒーリングの歴史的意義と、新たなホリスティック医学の確立)

目次詳細

はじめに ホリスティック医学の登場と霊的問題の喚起

  • 1.現代西洋医学とホリスティック医学の登場
  • 2.ホリスティック医学の本質と特徴
  • 3.新たな「霊の問題」の提起
  • 4.本書の目的と構成

第1章 シャーマニズム医術と、近代スピリチュアル・ヒーリングの成立

  • 1.シャーマニズムによる霊的医術
  • 2.近代スピリチュアル・ヒーリングの登場
  • 3.スピリチュアル・ヒーリングと現代科学の対立
  • 4.スピリチュアリズムとスピリチュアル・ヒーリングの関係

第2章 スピリチュアル・ヒーリングの身体観

  • 1.身体観をめぐる問題
  • 2.スピリチュアル・ヒーリングの身体観……「霊体と肉体の二重構造論」
  • 3.インド伝統医学の身体観
  • 4.神智学の身体観
  • 5.中国伝統医学の身体観
  • 6.スピリチュアリズムとスピリチュアル・ヒーリングの関係
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第3章 スピリチュアル・ヒーリングの健康観と健康理論

  • 1.「現代西洋医学」と「ホリスティック医学」の、健康観・病気観の比較
  • 2.スピリチュアル・ヒーリングの「霊的エネルギー循環システム」と健康観
  • 3.スピリチュアル・ヒーリングの病気観
  • 4.インド伝統医学の健康観・病気観
  • 5.中国伝統医学の健康観・病気観
  • 6.「霊的エネルギー」から「肉体エネルギー」への転換
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第4章 スピリチュアル・ヒーリングの治療観と治療理論

  • 1.「ホリスティック医学」の治療理念……“自然治癒力が病気を治す”
  • 2.スピリチュアル・ヒーリングの治療観
  • 3.スピリチュアル・ヒーリングの「治療メカニズム」と「治療領域理論」
  • 4.スピリチュアル・ヒーリングにおける「治癒率」と「カルマの問題」
  • 5.インド伝統医学の治療観と治療レベル
  • 6.中国伝統医学の治療観と治療レベル
  • 7.「ホメオパシー」と「花療法」の治療理論と問題点
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第5章 スピリチュアル・ヒーリングの治療エネルギーとスピリット・ヒーリング(治療エネルギー理論、スピリチュアル・ヒーリングの分類、スピリット・ヒーラー理論)

  • 1.スピリチュアル・ヒーリングの定義と、ヒーラーの霊的能力
  • 2.霊医(スピリット・ドクター)の存在と、最高レベルのヒーリング
  • 3.「治療エネルギー理論」と、スピリチュアル・ヒーリングの分類
  • 4.「スピリット・ヒーラー理論」……「スピリット・ヒーリング」を成立させるための絶対条件とは?
  • 5.治療形式の違う、他の「スピリット・ヒーリング」
  • 6.スピリット・ヒーリング(霊医による治療)の意味するもの
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第6章 心の問題とスピリチュアル・ヒーリング――心身問題と心身相関医学、心の病気(精神障害)とその治療

  • 1.「心の影響力」をめぐる心身医学と現代医学の対立
  • 2.「霊的エネルギー循環理論」から見た心身関係
  • 3.中国「気の医学」と心身問題
  • 4.「心とは何か?」……心をめぐる論争(脳の産物か、霊魂か)
  • 5.スピリチュアリズムの「心」と「霊」についての見解
  • 6.「霊的エネルギー循環理論」から見た心の成長と、心の病気(精神障害)
  • 7.「霊的エネルギー循環システム」から見た、心へのエネルギー補充法
  • 8.「スピリット・ヒーリング」は最高のエネルギー補充法
  • 9.最も根本的な「心の病気」の治療法……「霊的人生観・霊的価値観の確立」と「利他愛の実践」こそが、根本的な精神障害の治療法
  • 10.無視できない食事・栄養素と心の病気の関係
  • 11.心の病気に対するホリスティック(トータル的)な治療の必要性
  • 12.心の病気治療の進め方
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第7章 憑依による精神病とスピリチュアル・ヒーリング――統合失調症とその治療

  • 1.現代の精神医学と統合失調症
  • 2.除霊治療の歴史と、現代の除霊治療の問題点
  • 3.除霊治療とスピリット・ヒーリングの共通性……“霊魂観”を前提とした医療
  • 4.憑依現象のメカニズムと、憑依のバリエーション
  • 5.憑依現象の進行プロセス
  • 6.憑依の被害者……「霊媒体質者」
  • 7.憑依への自己防衛努力……最も理想的な解決法・治療法
  • 8.世間一般の除霊治療の限界と、患者に対する現実の対処方法
  • 9.スピリット・ヒーリングによる除霊と、霊的エネルギーの補給
  • 10.統合失調症に対する霊的な見方……本当は不幸な出来事ではない
  • ◆ 本章のまとめとキーポイント

第8章 おわりに(スピリチュアル・ヒーリングの歴史的意義と、新たなホリスティック医学の確立)

  • 1.スピリチュアル・ヒーリングの「霊的要素」と「総合的な医学理論」
  • 2.スピリチュアル・ヒーリングは、最高次元のホリスティック医学……スピリチュアル・ヒーリングを取り入れたホリスティック医学の確立を!
  • 3.スピリット・ヒーリングの本質……「高次元の宗教」と「高度のホリスティック医学」の合体
  • 4.スピリチュアル・ヒーリングに対する公正な検証の必要性
  • 5.スピリチュアル・ヒーリングの受容についての問題
  • 6.スピリチュアル・ヒーリングの発展と、市民権の獲得
  • 7.スピリチュアル・ヒーリングがもたらす人類の「意識改革」と「霊的救済」

はじめに 4.本書の目的と構成

■本書の目的

本書は、現在最も霊的要素の豊富な医学・治療法と思われる「スピリチュアル・ヒーリング」の分析を通じて、現在のホリスティック医学が明確にし得ないでいる「霊的なるもの」「霊性」といった霊的要素の概念を明らかにし、ホリスティック医学の中における「霊の問題」の解決の方向性を示そうというものです。それによってホリスティック医学の総合的な医学理論ならびに新しい医学モデルを提示します。

さて、そのスピリチュアル・ヒーリングですが、現在までにまとまった理論体系が確立しているわけではありません。スピリチュアリズムの情報の中で、断片的に健康観・病気観・治療観が述べられていたり(注2)、ハリー・エドワーズなどのヒーラーによってその考え方や経験が述べられていますが、1つの医学理論体系として整理されているわけではありません。

本書は、これまでスピリチュアリズムの中で与えられた情報を整理し、理論体系化を試みます。その意味でスピリチュアリズムとスピリチュアル・ヒーリングにとっても、本書は大きな意義を持つものと考えます。本書によるスピリチュアル・ヒーリングの体系化の試みが、ホリスティック医学とスピリチュアル・ヒーリング双方に対する貢献になることを願って本書を執筆しました。スピリチュアル・ヒーリングがホリスティック医学の将来に明確な方向性を示し、具体的にホリスティック医学の進歩につながることを念頭において執筆しました。

さらに、スピリチュアル・ヒーリングが「生体エネルギー医学」として、理論的にも実践的にも、また現実の治療効果においても最も卓越しているものであることを証明することも本書の目的の1つとなっています。

■本書の構成について

本書は、序(はじめに)を含めて9つの章から構成されています。第1章では、本書の中心テーマであるスピリチュアル・ヒーリングの歴史的・思想的背景を概観します。

第2章では、スピリチュアル・ヒーリングの「身体観」を取り上げます。スピリチュアル・ヒーリングでは、「霊的身体(霊体)」という特異な身体の存在を前提とします。それはまさに“唯物医学”にはないスピリチュアル・ヒーリング独自の霊的要素と言えますが、そのスピリチュアル・ヒーリングの霊的身体観を、他の代替医療である中国伝統医学や古代インド思想(ヨーガ)の身体観、さらに神智学とリチャード・ガーバーのバイブレーショナル・メディスンの身体観などと比較します。そうした比較対照を通じて、スピリチュアリル・ヒーリングの身体観の卓越性を明らかにします。

第3章では、スピリチュアル・ヒーリングの「霊的エネルギー循環理論」に基づく「健康観」と「病気観」を取り上げます。スピリチュアル・ヒーリングの健康観・病気観を、「霊的エネルギー」という霊的要素をキーワードにしてホリスティックに明らかにしています。また、そのスピリチュアル・ヒーリングの医学的な見解を、中国伝統医学や古代インド宗教などの健康観・病気観と比較します。

第4章では、「霊的エネルギー循環理論」に基づくスピリチュアル・ヒーリングの「治療観」を見ていきます。ここでも中国伝統医学や古代インド宗教との比較を通じて、スピリチュアル・ヒーリングの治療観のホリスティック性と特異性を浮き彫りにします。

第5章では、スピリチュアル・ヒーリングのヒーラーに関する問題を取り上げます。ヒーリングの治療効果を、ヒーラーサイドの諸条件から分析し、またヒーラーが使用する治療エネルギーの違いによって、スピリチュアル・ヒーリングを3つに分類します。さらにこの章では、スピリチュアル・ヒーリングの中で最も特殊な「霊界の医師による治療(スピリット・ヒーリング)」の問題を集中的に取り上げます。この常識的には理解しがたい特殊な治療法は、純粋な宗教的テーマである“霊魂説”を最も具体化した形で医学の中に持ち込みます。外部の霊的存在が治療に関わるという、これまで人類の中で全く知られることがなかった大きな問題を取り上げ、それがホリスティック医学の中にどのような意味をもたらすのかを明らかにします。

第6章では、「心」と「心の病気」に関する問題を取り上げます。心の肉体への影響をめぐって、心身医学は唯物医学に打撃を与えました。現在の心身医学には「心」それ自体についての明確な定義がありません。まして「霊」については、ほとんど明らかにされていません。この章では、心身医学が明らかにし得ないでいる「心」と「霊」について、スピリチュアル・ヒーリングの見解を示します。さらに「心の病気(精神障害)」に対する現在の精神医学・心身医学の治療を検討し、スピリチュアル・ヒーリングの「心の病気」に対する見解と治療観を明らかにします。

第7章では、心の病気(精神障害)の代表格である“統合失調症”について取り上げます。この病気に対する現代医学とスピリチュアル・ヒーリングの見解の違いを明らかにします。スピリチュアル・ヒーリングでは、統合失調症は霊の憑依が原因であるとし、治療法の1つとして従来から宗教が行ってきた「除霊」に効果を認めます。そこに宗教と医学の一致点があると考えます。しかし、この見解は現時点の唯物医学にとっては、最も受け入れがたいものです。こうした統合失調症をめぐる問題をトータル的に取り上げ、スピリチュアル・ヒーリングによる統合失調症の治療観を提示します。

本書は、こうした構成から成っています。