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地球人類にとっての真のバイブル

シルバーバーチの霊訓(八)

シルバーバーチの霊訓(八)

  • More Philosophy of Silver Birch
  • トニー・オーツセン(編)/近藤 千雄(訳)
  • アマゾン オンデマンド (ペーパーバック)版
  • 令和3年11月1日 発行
  • 本体価格 1,750円
  • ISBN 978-4-905275-21-3

内容

本書は、1987年に株式会社潮文社から出版され、その後絶版になっていた『シルバーバーチの霊訓(八)』を改題して復刻したものです。なお、復刻にあたって近藤千雄氏による翻訳時以降の状況の変化を考慮し、スピリチュアリズム普及会により、訳注などの一部を削除したり修正しています。

目次

巻頭言

まえがき

一章 シルバーバーチのアイデンティティー

二章 自由意志──人間はどこまで自由か

三章 質問に答える(一)──地上の生活

四章 質問に答える(二)──死後の生活

五章 質問に答える(三)──倫理・道徳・社会問題

六章 明日の指導者たち──若者にどう説くか

七章 愛すべき仲間たち──動物

解説 “再生”と“前生”についての誤解──訳者

まえがき

本書はハンネン・スワッファー・ホームサークルでの過去七年におけるシルバーバーチの霊言の速記録を読み返し、ふるいにかけ、そしてまとめ上げたものである。夏期を除いて、交霊会は月に一回の割合で開かれた。

私のねらいはシルバーバーチの哲学と教訓を個人的問題、社会的問題、および国際的問題との関連においてまとめることである。選んだ題目はなるべく多岐にわたるよう配慮した。シルバーバーチはとかく敬遠されがちな難題、異論の多い問題をあえて歓迎する。それを、ぎこちない地上の言語の可能性を最大限に発揮して、わかり易い、それでいて深遠な響きをもった言葉で解き明かしてくれる。

私はこの穏やかな霊の聖人から受けた交霊会での衝撃をひじょうに印象ぶかく思い出す。開会直前のバーバネル氏の落ち着かぬ様子を見るに見かねて目を逸らすことがしばしばだった。いつもはジャーナリズムとビジネスの大渦巻のど真ん中に身を置いて平然としている、この精力的で幾分エネルギッシュ過ぎるほどの人物がシルバーバーチに身をゆだねんとして、その訪れを待っている身の置きどころのなさそうな何分間かは、本人にとっては神の裁きを待っている辛い瞬間のようで、私には痛々しく思えるのだった。

しかし、シルバーバーチの訪れはいたって穏やかである。そしてそのメッセージはいたって単純素朴であるが、いま崩壊の一途をたどりつつあるキリスト教の基盤にとっては、あたかもダイナマイトのような衝撃である。十八歳の青年だった懐疑論者のバーバネルをある交霊へ誘って入神させて以来ほぼ半世紀たった今、その思想は一貫して変わっていない。

変わっていないということは進歩がないということではない。その間にいくつかの世界的危機と社会的変革がありながら、それを見事に耐え抜いてきたということは、その訓えの本質的な強固さと実用性を雄弁に物語っていると言えよう。

これからシルバーバーチに登場していただくお膳立てのつもりのこのまえがきも、結局はシルバーバーチの霊言を引用するのが一番よいように思われる。ある日の交霊会でシルバーバーチがこの私にこう語ったことがある。

「活字となってしまった言葉の威力を過小評価してはいけません。活字を通して私たちは海を越えて多くの人とのご縁ができているのです。読んでくださる私の言葉、と言っても、高級界の霊団の道具として勿体なくもこの私が取り次いでいるだけなのですが、それが、読んでくださった方の生活を変え、歩むべきコース、方角、道しるべとなっております。無知が知識と取って代わり、暗闇が光明に代わり、模索が確信に代わり、恐怖が平静と取って代わります。地上の人間としての義務である天命の成就に向かって踏み出しております。

それほどのことが活字によって行われているのです。それにたずさわるあなたは光栄に思わなくてはいけません。話し言葉はそのうち忘れてしまうことがありますが、活字にはそれがありません。永久にそこにあります。何度でも繰りかえして読むことができます。理解力が増すにつれて新しい意味を発見することにもなります。

かくして私たちは、この世には誰一人、また何一つ希望を与えてくれるものはないと思い込んでいた人々に希望の光を見せてあげることができるのです。あなたも私も、そして他の大勢の人々が参加できる光栄な仕事です。それはおのずと、その責任の重さゆえに謙虚であることを要求します。その責任とは、自分の説く霊的真理の気高さと荘厳さと威厳をいささかたりとも損なうようなことは行わないように、口にしないように、伝達しないように慎むということです。」

そういう次第で、本書には私個人の誉れとすべきものは何一つない。関係者一同による協力の産物である。では、主役の古代霊、穏やかな老聖人、慈愛あふれる支配霊にご登場ねがうことにしよう。

トニー・オーツセン