MENU

たしかに霊的成長の道は厳しいものですが……

毎日、多くの方々から、スピリチュアリズムとシルバーバーチの霊訓に出会えた感謝と喜びの声が寄せられています。すでに20年近く『シルバーバーチの霊訓』を読んでいる私達にとっても、読むたびごとに新たな発見があり、感動があります。そして霊的エネルギーが与えられます。霊界から送られてくる「霊的真理」は、何と深くて威力のあるものでしょうか。

お手紙をくださる方々の中には――「真理にそった実践が、なかなかできない」と悩みを訴える方もいらっしゃいます。しかし、そうした悩みは純粋に霊的成長を願っている証であり、尊いことであると思います。私達も、毎日アップアップの状態の中で過ごしています。肉体という物質に包まれて生きることは、それだけで大変なことなのです。シルバーバーチは――「地上世界は悩みや苦しみの体験を通じて霊的成長をなす場所として神によって造られている以上、誰もが何らかの悩みを持つことになる」と述べています。「もしも人生に苦労も困難もなく、気楽な漫遊の旅だったら、それは頽廃への道を進んでいることになります」と言っています。

スピリチュアリズムと出会い、霊的真理を知ったがゆえの内面の苦しみは、考えてみればありがたいものです。間違いなく霊的成長と結びついているからです。今後はできるだけ早く自分や家族に係わる悩みを卒業して、人類のため、すなわちスピリチュアリズムのための悩みが中心となるようにしたいものです。

昔の自分と比較してみましょう

果して、自分は順調に霊的成長をしているのかどうか、自信を持って答えられる人はあまりいないでしょう。しかし3年前、5年前、10年前の自分と今の自分を比較してみると、明らかに違いがあることに気がつきます。昔の自分は本当に未熟であった、真理の理解も乏しくて霊的視野も狭かった、と実感するのではないでしょうか。

もう、あの未熟な時代には戻りたくないと思うものです。なかには「今の自分は、5年前の自分ではない」と断言できるほど、その違いを確信している方もいらっしゃるかも知れません。

こうした実感は個人に限ってだけでなく、私達のサークルにもそのまま当てはまります。心の道場の歩みを振り返ってみると、5年前、10年前の内容は実に未熟であったとしみじみ感じます。今のサークルは、10年前、20年前のサークルとは全く別物であると全員が断言できることは、本当に感謝と喜び以外の何ものでもありません。

せっかくの真理を無駄にしないでください

現在、地球上に生きている63億の人々も、50年後にはその半数がこの世を去り、霊界に行くことになります。1億2千万の日本人の半数を超す6千万以上の人々が、50年後には死んで霊界に移ることになります。そして、そのうちの大多数の人々が「霊的真理」を知ることなく、地上人生を終えていくのです。

シルバーバーチは、このようにせっかくの地上人生を霊的実在について何も知ることなく終える状況を“大悲劇”と呼んでいます。戦争によって罪のない子供達の生命が奪われることは確かに悲劇ですが、霊的真理を知らずに地上人生を過ごし死んでいくことは、さらに悲惨であると言うのです。スピリチュアリズムは、こうした人類の悲劇を地上からなくすために高級霊によって進められている大プロジェクトです。

そうした中で私達は、すでにスピリチュアリズムと出会い、さらに幸運なことに『シルバーバーチの霊訓』という最高の霊的知識を手にすることができました。後はただ、シルバーバーチが示してくれた内容を忠実に実践するだけなのです。もしシルバーバーチの霊訓より優れたものがあれば、それを人生の指針とするのがよいということになりますが、今現在はそうしたものが見当たらない以上、シルバーバーチの霊訓を人生の指針とすることは、地球人として一番よい選択をしたことになります。

ところが、せっかく『シルバーバーチの霊訓』という最高の指針を手にしながら、それを実践しようとしない人々がいます。そのような人々を見ると私達は、本当にもったいないことをしていると思ってしまいます。同時に、これまで当人のために背後から必死の導きをしてきた守護霊に対して気の毒になります。他人と無益な議論や論争をし、どちらでもいい自己主張をしている暇があったら、どうして一つでも二つでも実践しないのかと思います。「シルバーバーチの霊訓を人生の指針として、忠実に実践していく」――そんなシンプルで価値ある生き方が、私達スピリチュアリストにはできるのです。

自分を「霊の道具」とすることは、最も賢明な生き方です

私達サークルのメンバーも、しばしば自分の足りなさ・清らかさの欠如に悩みますが、シルバーバーチの霊訓を実践するというシンプルな霊的人生を送れる幸運に、心から感謝しています。そして一人でも多くの方々に、スピリチュアリズムとシルバーバーチの霊訓の存在を知っていただきたいと願っています。

ただ、スピリチュアリズムという“霊”と係わるこの道には、往々にして多くの誘惑がつきまといます。現実に有能な人物や霊能者が、この世の欲望に負けて、せっかくの貢献のチャンスを台なしにしています。

シルバーバーチが自らを高級界の霊の道具と位置づけしているように、私達地上のスピリチュアリストもその姿勢を見習って、自分を「霊界の道具」としなければなりません。実は、それが最も賢明な霊的人生を歩む秘訣なのです。正しい道具意識を持つことによって、この世の名声や評判に振り回されることがなくなります。地上的・物質的な欲望の誘惑を敢然と退けることができるようになります。高級霊の道具となることは、自分自身の人間性を放棄することではありません。逆に自らの霊的価値を無限に引き上げることなのです。

私達は今、スピリチュアリズム普及のために、これまで自分を霊界の道具と位置づけして歩んできたことを本当によかったと実感しています。この世の人々の評価を期待することなく、また人々に知られたいとも思わずに、ひたすら最高に価値ある奉仕のために献身できるのは嬉しいかぎりです。しかも歩めば歩むほど、ますます神と高級霊達とのつながりが強くなり、死を心から楽しみにできるようになるのです。

たった一人でもいいのです

多くの方々から――「今、自分は具体的に何をすればよいのでしょうか」「利他愛の行為として、何をしたらよいのでしょうか」という質問をいただきます。利他愛の実践とは“人のために尽くす”ことですから、他人のために役立つことなら何でもよいのです。

しかし、より多くの人々の幸せのために奉仕できるとするなら、その方がさらに価値があることになります。私達スピリチュアリストは、少しでも多くの人々の幸せのために貢献したいものです。また物質的な幸せより、永遠の魂の幸福のために奉仕する方がいっそう大きな価値を持つことになります。「最大多数の最大幸福」――これが利他性の価値を計るうえでのバロメーターです。幸いなことに私達スピリチュアリストは、「最大多数の最大幸福」を目指して利他愛を実行できる恵まれた立場に立っています。スピリチュアリズムは高級霊による人類救済活動ですが、それは言い換えれば、地上人に「最大多数の最大幸福」をもたらすことを目的にしているということです。

霊的真理の普及によって、地上人類は霊的救い(死後にも続く幸せ)を手にすることができるようになります。私達はスピリチュアリストとして「霊的真理」を人々に伝えることで、スピリチュアリズムという霊界主導の活動の一翼を担うことになるのです。シルバーバーチは――「たった一人でも霊的真理を伝えてあげることができたら、あなたが地上に生まれた意味があったのです」と言っています。

スピリチュアリズムの真理を伝える方法は、現在ではいくらでも存在します。読書会を開くこと、手紙を書くこと、知人にスピリチュアリズムの良書を紹介すること、インターネットでスピリチュアリズムやシルバーバーチの霊訓の存在を知らせることなど、この他にもたくさん方法はあります。

ただその際、自分流の考え・勝手な自己主張などしてはなりません。「霊界の道具」に徹して、一人でも多くの人々に真理を知ってもらいたいという純粋な道具意識を持って、ひたすらスピリチュアリズムとシルバーバーチのPRに励めばよいのです。まかり間違っても、スピリチュアリズムを利用して自分の名声やこの世の富を追求するような愚かなことをしてはなりません。それは最も大きな罪を犯すことであり、その人のすべての価値を失わせることになってしまいます。

さらに人に真理を伝えるときに心しておくべきことは、まず自分が徹底して真理を学び、深く理解していなければならないということです。また他人へ向けて働きかけをする前に、自分自身が真理を実践し、自らの生活を正していなければならないということです。そうした努力をせずにスピリチュアリズムのPRに走ると、単なる軽率な活動家になってしまいます。もちろん霊界の応援を得ることはできません。

一緒に祈りましょう

シルバーバーチは、次のような重要な言葉を述べています。

「祈りの言葉はたった一言しかありません。“何とぞ私を人のために役立てる方法を教え給え”――これです。“大霊のため、そして大霊の子等のために一身を捧げたい”――この願いより崇高なもの、これ以上の愛、これに勝る宗教、これより深い哲学はありません。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.134

このシルバーバーチの“一言の祈り”の教えに従って、私達のサークルではメンバー全員が、毎日10分間、祈りの時間をもうけています。夜10時から、人によっては昼12時からも、それぞれの場所で)――「自分の人生を、もっと人々の真の霊的救いのために用いてください。もっともっとスピリチュアリズム普及のために用いてください。本物のスピリチュアリズム定着のために用いてください」「自分の人生と日々の生活を、可能なかぎりスピリチュアリズム普及のために活用してください。真理を受けられる時期のきた人との出会いを与えてください」「道具として、よきようにお使いください」と心を合わせて祈っています。

祈りはあくまでも、利他愛の実践の一つの手段であり、祈りだけをしていればそれでいいというものではありません。祈りには必ず行為がともなわなければなりませんが、こうした祈りは、霊界の人々に確実に聞き届けられ、時期のきた人との出会いのチャンスがもたらされるようになります。

今、スピリチュアリズムのために貢献したいと願っていらっしゃる方は、自分の純粋で真剣な貢献の思いを、こうした祈りの言葉で表明するのがよいでしょう。私達と一緒に、地上人類の真の幸福とスピリチュアリズムの発展のために祈りましょう。