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シルバーバーチによって明らかにされた霊界最大の出来事

シルバーバーチによって、霊界最大の出来事が地上人類に明らかにされました。それは年に2回、クリスマスとイースターの時期に、スピリチュアリズムに関係する指導霊達が地球圏霊界の上層に集結し、大審議会を持つということです。これまでもインペレーターなどの高級霊によってそのほんの一部が知らされてきましたが、シルバーバーチは、その様子を現地報告としてリアルに伝えてくれています。

審議会では、スピリチュアリズムの計画の進展状況について隅々まで報告され、それに基づいて新たな計画が立てられます。そして集っている霊達に助言と励ましの言葉がかけられます。その審議会の最高責任者がイエスなのです。参加している指導霊達は、イエスから霊的エネルギーとアドバイス・励ましの言葉をいただいて再び地上圏に戻り、スピリチュアリズムのために働くことになります。

シルバーバーチは、ルースとポールという2人の子供との会話の中で、霊界の審議会について次のように述べています。

「もうすぐ来るクリスマスの直前に私はこの地上を離れて天界に戻り、イエスさまに会うことになっています。そのとき私はイエスさまに、地球にはルースという女の子とポールという男の子の友達がいることを告げ、お二人の愛の心を伝えるつもりです。

霊媒を地上に残して出席した指導霊たちは、一段と霊格の高い霊団から仕事の進展具合についての報告と助言をたまわります。そうして得た新しい計画と叡智、そしてより大きな愛と信念と力を携えて地上へ戻ってまいります。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.400〜401

審議会では、日本のスピリチュアリズムの動向も詳しく報告されている

霊界の大審議会では、地上の出来事についてかなり細かなところまで報告され、指導霊達の間に情報が伝わっていることが分かります。間違いなく日本のスピリチュアリズムの動向も、詳しく報告されているはずです。

10日ほど前の昨年(2005年)末の大集会では、イギリスを凌(しの)ぐシルバーバーチ大国となった日本の現状が、きっと大きく取り上げられたことでしょう。そして子供達に語ったシルバーバーチの言葉から分かるように、日本のスピリチュアリスト達についても話題にのぼったことでしょう。もしかしたらスピリチュアリズムの道を誠実に歩んでいらっしゃる皆さん方の名前も、イエスの耳に届いているかも知れません。シルバーバーチは子供達と対話したのとは別の日の交霊会で、その参加者のことが審議会で話題になったことを述べています。『シルバーバーチの霊訓(7)』(潮文社)  p.19)

一方、霊界には情報の収集に当たる専門の霊団もあり、そうした霊達からもスピリチュアリズムに係わるさまざまな情報が、イエスをはじめとする高級霊達につぶさに報告されています。

「上層界には、すべての連絡網を通じて情報を集めている霊団が控えているのです。必要に応じて大集会を催し、地上界の全域における反応をあらゆる手段を通してキャッチして、計画の進捗(しんちょく)具合を査定し、評価を下しているのです。」

『シルバーバーチの霊訓 地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム普及会)  p.201

一般的にはスピリチュアリズムというと、1848年の“フォックス家事件”が始まりであると考えられていますが、本当はそれ以前から霊界で長い期間をかけた準備がなされてきたのです。そうした霊界側の準備が整い、計画を地上に移し展開を始めたのが1848年だったということなのです。地上サイドから見るならば、スピリチュアリズムは1848年から始まったということになりますが、実質的にはそれをはるかに溯(さかのぼ)る昔から出発しているのです。

私達がスピリチュアリズムについて考えるとき、その本質はすべて霊界主導であり、イエスを代表とする霊界の高級霊達が主役となって営まれている大計画であることを忘れてはなりません。スピリチュアリズムを“フォックス家事件から出発する心霊研究”とする考え方は、地上的視点に縛られたもので、そろそろ卒業すべきです。地上におけるスピリチュアリズムの展開は、長い期間にわたる霊界サイドの準備があってのことなのです。

スピリチュアリストだけに知らされた“霊界最大の秘密”

地球という物質世界とそれを取り囲むように存在する広大な地球圏霊界で、今、人類史上最大のプロジェクトが進行しています。言うまでもなくそのプロジェクトとは、スピリチュアリズムによる人類救済活動のことです。スピリチュアリズムという大計画が、年2回の高級霊界における大審議会によって進められているということ、その審議会を指揮し、指導しているのがイエスであるということを知る者は、ほんの一部のスピリチュアリストに限られます。

地球上の大宗教家も大霊能者も知りません。キリストの再臨を熱心に待ち望んでいるキリスト教聖職者やクリスチャンも知りません。またイエスは肉体を持って再臨し、自分達こそがそのイエスに一番近い立場にいると主張している者達も、そうした動きを知ることはありません。ましてや政治家や学者が、そんな奥深い霊的事実を知るはずもありません。

地球の運命を現実に決定している最大の出来事が、霊界の高級霊達によって進行している事実を知っているのは、『シルバーバーチの霊訓』の読者に代表されるほんのわずかなスピリチュアリストだけなのです。

スピリチュアリズムと無関係な高級霊はいない

高級霊界での大審議会に参加を許されている指導霊は、スピリチュアリズム推進の責任を担う立場にある高級霊達です。そして、その大半が古い民族に属する古代霊達です。その中には古代インディアン霊達や天使達も加わります。

スピリチュアリズムが地球圏霊界あげての大プロジェクトであるということは、すべての高級霊に、スピリチュアリズムのための何らかの責任と役割が与えられているということを意味しています。スピリチュアリズムの大計画とは無縁に、霊界で自分なりの生き方をしている高級霊は一人もいないということなのです。地球圏霊界最高の責任者であるイエスのもとで進められている計画に、無関係な高級霊は存在しません。

本物の高級霊かどうかを見分ける重要な判断材料

こうした霊的事実は、私達地上人にとっては、通信霊の霊格や霊的レベルを判断するうえでの明確な基準となります。もし交霊会において出現した霊が、霊界あげての大計画を知らないとしたら無条件に、その霊は地上レベルに留まっている“未熟霊”あるいは“低級霊”と判断することができます。霊媒を通じて出てくる霊については、まずどの程度の霊なのかを判断することが常識です。通信霊の霊格を見きわめることは交霊会に臨む際の基本ですが、その一つの判断材料が、霊界での役割・立場にあるということなのです。

交霊会で相手の霊に向かって――「あなたは霊界で、イエスを中心として進展しているスピリチュアリズムとどのような関係を持っていますか?」「あなたは年2回の集会に参加することが許されていますか?」「これまでそこでイエスに会ったことがありますか?」と尋ねてみればいいのです。おそらく95%以上の霊は、このような質問には答えられないはずです。

霊媒を通じて通信を送ってくる霊達の大半は、未熟霊か低級霊です。そうした霊から重要な教訓が得られることはありません。いつまでも程度の悪い霊達と付き合っていてはなりません。

霊界で実際にイエスに会っているシルバーバーチ

シルバーバーチが明らかにしている大審議会の内容の中で、最も注目されるのが霊界でのイエスの様子です。シルバーバーチは、審議会に参加する際の一番の楽しみはイエスに会うことであると率直に述べています。シルバーバーチは霊界で年に2回、直接にそして親しくイエスと面会しているのです。地球圏霊界最高の霊であるイエスに直(じか)に会うことが許されているという事実から、シルバーバーチがいかに高い霊格を持った高級霊であるのかが分かります。反対にシルバーバーチほどの高級霊から、赤子が母親を求めるように慕われているイエスが、どれほど高い霊性の持ち主であるのかも理解されます。

数ある霊界通信の中で、イエスの現在の様子をありのままに伝えているものは『シルバーバーチの霊訓』を除いて他にはありません。シルバーバーチという特別の使命を持った高級霊であればこそ、イエスの様子を地上人に伝えることが許されているものと思われます。

シルバーバーチの次の言葉は、定期的に本物のイエスと会うことが許可されているシルバーバーチならではの貫禄を示しています。クリスチャンがたまたま夢の中でイエスと会ったと大騒ぎしているのとは、あまりにも次元が違い過ぎますクリスチャンが会ったというのは、自分の想念がつくり上げたイエス像であって、本物のイエスではありません)

「地上世界のために献身している大勢の人々――死によって博愛心を失うことのなかった人々ともお会いしました。そして、ちょっぴり私ごとを言わせていただけば――こんなことは滅多にないのですが――過去数カ月間において私が為し遂げたことに対して、(イエスから)お褒めの言葉を頂戴しました。」

『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』(ハート出版)  p.110

「私は、あなたが想像なさる以上にイエスと親密な関係にあります。私は、主イエスの目に涙を見たことがあります。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.366

シルバーバーチは霊界において、イエスと1対1で話をするような関係、イエスの涙を見てその心の内まで知ることができるほどの身近な関係にあるということなのです。こんなにもイエスと親しく交わり、それを地上に伝えることが許されている高級霊は、審議会に参加する霊達の中でもそれほど多くはないはずです。

世間の宗教教団の教祖の中には、地上にいながら自分がさもイエスと親しい関係にあるかのような言い方をしている者がいますが、それが“嘘(うそ)”であることはシルバーバーチの述べる内容によって明らかにされます。

霊界での実際のイエスの様子

イエスと身近な関係にあるシルバーバーチであればこそ、現在のイエスの様子をありのままに私達地上人に伝えることができます。シルバーバーチはたびたび厳しい口調でキリスト教の間違った教義、特に“イエス観”を非難しています。それは現実に会って触れ合うイエスの実像と、キリスト教の教義において神格化されたイエス像があまりにも違っているからです。そしてそれが地上の人間の霊的成長に、きわめて大きなマイナスをもたらしているからです。

キリスト教の説くイエスは、唯一の神の子・原罪のない神の子、そして三位一体の神です。スピリチュアリズムはこうしたイエス観を否定します。それらはすべて人工的につくられたニセのイエス像です。シルバーバーチは審議会で触れるイエスの姿を、次のように生き生きと伝えています。

「その時のイエスの愛情あふれるお言葉――それまでに私たちが成し遂げた成果についての評価を披露され、新たなる力、新たなる希望、新たなるビジョンをもって新たなる目標に向かって突き進むようにと励ましてくださる時の、あの温かい愛を皆さんにも感じさせてあげたいのですが、それが出来ないのが残念です。教会が説く神格化されたイエス・キリストではありません。多くの有志を通して地球浄化の大事業に勤(いそ)しんでおられる、一人の偉大なる霊です。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.372

イエスに対する正しい姿勢・考え方

こうした現実のイエスの様子を踏まえ、シルバーバーチは私達に、イエスに対する正しい接し方・考え方を教えてくれています。

「誰の手も届かない所に祭り上げたらイエスが喜ばれると思うのは大間違いです。イエスもやはり我々と同じ人の子だったと見る方が、よほど喜ばれるはずです。自分だけが超然とした位(くらい)に留まることは、イエスは喜ばれません。人類と共に喜び、共に苦しむことを望まれます。一つの生き方の模範を示しておられるのです。イエスが行ったことは誰にでも実行できることばかりなのです。誰も付いていけないような人物だったら、せっかく地上へ降りたことが無駄だったことになります。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.352

「私にはイエスを過小評価するつもりは毛頭ありません。今この時点でなさっているイエスの仕事を知っておりますし、ご自身は神として崇(あが)められることを望んでおられないことも知っております。イエスの生涯の価値は、人間が模範とすべきその生き方にあります。イエスという一個の人間を崇拝することを止めない限り、キリスト教は神のインスピレーションに恵まれることはないでしょう。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.364

シルバーバーチは、私達地上人が想像する以上に、人間とイエスが身近な関係にあることを明らかにしています。私達スピリチュアリストは、イエスの本当の願いを知り、イエスの本当の姿を知っています。私達スピリチュアリストは、イエスを信仰対象として崇拝しているクリスチャンよりも、ずっとイエスと身近な関係にあるということなのです。

スピリチュアリズムに携わる高級霊の犠牲

霊界の大審議会に参加を許されている高級霊達は、そのいずれもが最大の犠牲を払って地球人類のために働いています。この点を、私達はしっかりと頭にとどめておかなければなりません。指導的立場にある高級霊達は、イエスの要請によってスピリチュアリズムへの参加を促され、具体的な役割と責任を担うようになったのです。

シルバーバーチは――「上層からのスピリチュアリズムへの参加の要請を受けて、これを断った霊は一人もいません」と述べています。地上圏に戻って仕事をすることは、高級霊にとって大きな犠牲を強いられることになります。自分にとって最も価値ある霊的成長の歩みを一時的に中断しなければなりません。霊界での喜びに満ち溢れた素晴らしい生活を犠牲にしなければなりません。

さらに地上圏での活動には、犠牲と同時に大きな危険もともないます。地上圏の物質的影響力に巻き込まれて、道を誤る危険性が常に付きまといます。その危険性は、一人の地上人が、電気も水道もなく、連絡も十分に取れない、しかも何時(いつ)なんどき命を狙われるかも知れないような未開地にボランティアとして出かけるという状況に譬えられます。無事に帰ってこられる保障は何一つなく、現地で命を落とす可能性もあります。

高級霊が地上圏に降りてくるのは、それと同じような危険に身をさらすことなのです。あるいはそれ以上に危険なことなのかも知れません。私達地上人が考えるより、もっともっと多くの犠牲を強いられることなのかも知れません。

そこまでして地上圏に戻ってスピリチュアリズムのために働く理由を、シルバーバーチは次のように述べています。

「私たちがこの暗黒の地上へ舞い戻ってくるのは、地上人類への愛があるからこそです。無明から光明へと目覚めていただく、そのお手伝いをしたい――それ以外に理由はありません。住みなれた光明界の楽しみや美しさはそうたやすく手放したくはありません。が、それを敢えて振り切って地上へ降りてくるのは、私たち指導霊の一人ひとりにとっては、それが光明界の楽しみや美しさにも勝る、偉大な仕事であるとの認識があるからです。」

『シルバーバーチの霊訓 スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会)  p.29

「指導霊としての責務を引き受けた霊は、それまでに身につけた霊的資質の多くを犠牲にして、この魅力のない世界(地上圏内)へと降りてきます。それは危険と犠牲を強いられる仕事ですが、それを敢えて引き受けることができるということは、その霊の進化の水準の高さの証明でもあるのです。

その犠牲的献身によって地上の人々の人生に光明をもたらし、生きる目的を見い出させ、使命を成就させることになるのです。ここに愛の摂理の実践の典型があります。」

『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』(ハート出版)  p.43

スピリチュアリズムは、まさしく高級霊の自己犠牲によって進められている無償の利他愛の実践であり、人類救済プロジェクトなのです。私達スピリチュアリストは、そうした高級霊の地上の道具なのです。高級霊の犠牲的生き方を手本にして、彼らに少しでも多く使ってもらえる良い道具となれるよう、自らの心を高める努力をしていかなければなりません。

なぜクリスマスとイースターの時期に大審議会が開かれるのか?

シルバーバーチは高級霊界の大審議会について、さらにもう一つの重大な秘密を明らかにしています。それは「なぜクリスマスとイースターの時期に高級霊界で審議会が開かれるのか?」ということです。イエスがキリスト教の創始者であったためにキリスト教の祝日に行われると思うかも知れませんが、実際はそうではないようです。

シルバーバーチは、審議会に参加する指導霊達(古代霊)の多くは、地上時代に“太陽信仰”をしていたと述べています。その太陽信仰には2つの祝日がありましたが、それをキリスト教が真似をして自分達の祝日にしたと言うのです。太陽信仰での2つの祝日を、名前を変えてキリスト教の祝日にしたのです。シルバーバーチは、このように霊界の秘密を明らかにしています。クリスマスとイースターに相当する祝日は、キリスト教以前からあったということ、そしてそれは審議会に参加している指導霊達の多くが、キリスト教以前の古代霊であるということを示しています。

一般には、日照時間が一番短くなる冬至(とうじ)を、太陽が一番弱くなる時期と解釈します。しかしそれは霊的観点からすれば、霊的影響力が一番大きくなる時期を意味します。古代の人々は“冬至”を、太陽の影響力が最大となり、新しい生命の誕生がもたらされる時と考えたのです。そして盛んに交霊会を開き、霊界との交流をしたのです。

こうした太陽信仰の習慣が、キリスト教に取り入れられました。ただしその祝日の意味は、イエス・キリストの誕生を祝うということに変わりました。イエスの誕生日が12月25日であるということは確かではありません。また3月後半の春分には、昼と夜の時間が同じになりますが、この時期を太陽信仰では生命の復活する時と考え、祈りと祝いを捧げました。その風習もキリスト教に取り入れられ、イエスの復活を祝うイースター(復活祭)になりました。

スピリチュアリズムの審議会に参加する指導霊や古代霊の多くが、地上時代にこうした2つの太陽信仰の祝日を祝っていました。その習慣が尊重され、冬至(クリスマス)と春分(イースター)の時期に霊界の上層に集まって審議会を開くことになったのです。もちろん現在では、審議会に参加する指導霊達は、もはや地上時代のような太陽信仰はしていません。

現在の霊界における審議会は、キリスト教のクリスマスやイースターとは何の係わりもありません。それは、すべてスピリチュアリズム推進のために行われています。スピリチュアリズムによる地球の「霊的新生」と、地上世界の「霊的復活」を祈るという意味合いから、指導霊達が年に2回、イエスのもとに集まるのです。スピリチュアリズムのさらなる発展のために、高級霊が一堂に会するのです。

考えてみれば、参加する霊達の地上時代の太陽信仰の習慣にわざわざ合わせる必要性などないはずです。今は誰も、地上時代の太陽信仰などしていません。それにもかかわらず冬至と春分の時期に指導霊が集合するのは、その背景にイエスの地球人に対する特別な配慮があったのではないかと思われます。地球人類を代表する指導霊達の地上時代の歩みを尊重した結果、こうした時期が選ばれるようになったのではないでしょうか。

神道と太陽信仰

6世紀に仏教が伝来する以前の日本では、各地に存在する豪族を中心として原始信仰が行われていました。アニミズム(精霊信仰)とシャーマニズム(霊媒を通じてのあの世の精霊との交わり)がその信仰の内容でした。しばしばスピリチュアリズムとの関連性で取り上げられる古神道と言われるものの実態は、こうした原始宗教であり、そこにはスピリチュアリズムのような高度な教訓はありませんでした。アニミズムは多くの神々を信仰の対象とし「多神教」を形成します。そうした神々の中で、最も大勢の人々の信仰の対象となったのが太陽(太陽神)であり、次は月(月神)でした。

やがて大和朝廷天皇家の祖先となる豪族)による統治が進行するにともない、政治支配を強化し、その支配の正統性を世に示す人工的な宗教(神道)や神話(古事記)がつくられました。そこでは天皇家の先祖神である天照大神(あまてらすおおみかみ)(太陽神)が、その孫のニニギの命(みこと)が降臨(天孫降臨)するに際し、子孫である天皇が日本を支配するようにとの神勅(しんちょく)を与えたということになりました。ここから始まった天皇家の歴史は、神武天皇から現在まで125代にわたっています。神道は天照大神という太陽神を中心とした宗教と言えます。

さて、新しい天皇が即位するときには、天皇はニニギの命と一体化して権威・霊威を受け継ぐ儀式を行います。天皇即位式は神道の儀式の中で最も重要なもので大嘗祭(だいじょうさい)と呼ばれます。この大嘗祭は旧暦11月下卯の日ほぼ冬至の時期)に行われます。まさに新しい太陽の蘇(よみがえ)り・太陽の新生の時期に、太陽神の子孫である新しい天皇が誕生することになるのです。