ニールの果たした役割は、スウェードにからみつく、ある種のイメージ…、そういうものを払拭することだったと思います。(この役目はリチャードでは駄目なんですね。彼は残念ながら背後霊のように誰かさんの影が後ろに見えてしまうのですから。)スウェードの重〜い歴史に全く影響されない、素晴らしいキャラクターでした。
dog man star に象徴されるように、地を這うものが輝く星になった…、そんな成り上がりのイメージがスウェードにはありました。ブレさまも体張って頑張ってたし…。ところがニールにはそのような匂いは一切ありません。音楽的なセンスは別として、持ち合わせた雰囲気は苦労を知らない、良家の青年そのものです。バンドはイメージも大切ですが、行過ぎたイメージは足かせとなるのです。彼の雰囲気はブレットがどんなに努力しても手に入らないものです。ニールによって、その足かせから逃れたいとブレットが考えたと言っても言い過ぎではないと思います。
イメージの話はさておき、スウェードが純粋な音楽集団にシフトするための重要な役目を彼も担っていました。彼の作る単純なのに美しいメロディは、かつてはギターバンドとして鳴らしたとは思えないほど、バンドに新しい可能性をもたらしました。また、2ndまではブレット一人でヴォーカルをとっていたため、ライヴでは美しいハーモニーがなく、淋しかったのですが、彼が加わったことにより、演奏が完全なものとなりました。もう、ハーモニーなしのスウェードの歌は考えられません。ニールが脱退した後も、リチャード、アレックスがバックヴォーカルを担当していますが、フォーマットを作った功績は大きいと思います。
先に「純粋な音楽集団」と云いましたが、周知のとおり、ニールの資質はそれに留まるものではありませんでした。むしろ第一義である音楽的才能を覆い隠すほどの美貌にも恵まれていました。加えて宇宙人的な個性はステージの上でも異彩を放っていました。世俗を超えた独自の価値観を持っているのでは…と私は思うのですが。本当に稀有な、得がたい人材…。片腕と頼んだ奴に逃げられ、今度は懐刀を失ってしまったブレットの心のキズはどれほどのものか…。一瞬だけ射した陽の光は再び戻ることはないのです。2003.2.12
| スウェードの最強兵器、ニール・コドリング。彼の去った後は失神した婦女子が累々と横たわりその魅力に抗えるものは少ないという…。日夜強力な王子光線の開発に余念がないニール。とは申しておりますが、わたくし個人は光線にやられることもなく、ブレ様のためにイイ曲かいてね♪ああ、できることならニールになってブレ様にいい子いい子してもらいたい…、なんて思ってます。そのため少し取り組みが甘いのでぜひ! 「わたくしこそニールにぞっこん」という方、あるいは王子美麗写真お持ちの方、ご協力いただきたくお願いする次第でございます。 |