STING 1951年10月2日、イギリスのニュー・キャッスルで生まれる。 本名はゴードン・マシュー・サムナー。 叔父や友人の影響で音楽に興味を持ち始め、バンドに参加し活動していた彼は、 黒と黄色の縞模様のシャツをステージで着ていたことから 「スティング(蜂の針)」と呼ばれるようになる。 1974年にジャズ・ロック・バンド「ラスト・エグジット」を結成し、 翌年シングルと9曲入りカセットをリリース、ロンドンやヨーロッパ各国で活動。 77年にはスチュワート(ds)、スティング(vo,b)、アンディ・サマーズ(g)による 黄金のトリオ「ポリス」が誕生する。 78年に「ロクサーヌ」でデビューしたのち、83年まで休むことなく快進撃を続けていたポリスは、 『シンクロニシティ』に伴うワールド・ツアーを終了したあと、活動休止となる。 この間にリリースしたアルバムは5枚、その内3枚(79年『白いレガッタ』、 80年『ゼニヤッタ・モンダッタ』、83年『シンクロニシティ』)を全英1位 に送り込む。 スティングはソロ活動の側、活発にチャリティ・プロジェクトにも取り組んでいる。 1985年8月にはソロとして初来日公演を行う。 また、エリック・クラプトンと共演したことで有名な楽曲「イッツ・プロバブリー・ミー」が 映画『リーサル・ウェポン3』の主題歌となったほか、94年にはブライアン・アダムス、 ロッド・スチュワートと共に映画『三銃士』のテーマ曲「オール・フォー・ラヴ」、 映画『ターミナル・ベロシティ』では「ディス・カウボーイ・ソング」、 『レオン』のテーマ曲には「シェイプ・オブ・マイ・ハート」が使われるなど、 スティングの楽曲は映画の世界にも欠かせないものにさえなっている。 (最近でも、ディズニー映画『ラマになった王様』に"MY FUNNY FRIEND AND ME"が使われ、 第73回アカデミー賞のベスト・オリジナル・ソングにもノミネートされる) 96年に6作目となる『マーキュリー・フォーリング』をリリース。 99年9月に発表した『ブラン・ニュー・デイ』は、全世界で700万枚以上のセールスを記録、 第42回グラミー賞2部門で受賞した。