夏の日はご用心-1  琴子side
--ある真夏日-- 斗南病院にて


病院内は冷房がきいているが、病室からの太陽の照りつきはすさまじく
常時動いているナースたちには冷房などあまり意味をもたせなかった。

ナースステーションにて

「あつ〜い」
「今日はひどいわよね〜」
「化粧がとけちゃう」
琴子は人より必要以上に動いているので暑さも人並み以上に感じていた。
(何なの・・・この暑さ。あぁストッキング熱い)
でもこれはどうしようもない…。
少しでも暑さから逃れたいと思い急ぎロッカー室へ。
(もう今日はあと少しだし脱いじゃえ!)
「ん〜やっぱり一枚脱ぐと違うな〜、さあ仕事仕事」
とロッカー室をあとにして、病室へ。
「ヨシ!205号室のシーツ交換完了!」
(・・ふぅ。シーツ交換ってよけいに汗かいちゃうな。
そうだ!!ちょっと医局通ってから戻ろー)

医局には誰もいなかった。
(あぁあ残念。戻ろうっと)
急に後ろから
「ワッ」
「ひっ、西垣先生!びっくりするじゃないですか?!」
「何してるの?入江ならいないよ
 それとも僕に用?」
「いーえ。違います」
「ふーん・・・・・・」
(ん・・何?何でそんなに見てるの??)
いつもなら必要以上にくっついてくる西垣先生が今日はジーと見ているだけ。
「なっ何ですか」
「いやーサービス満点だね、琴子ちゃん」
「はあ?!」・・・何がサービス?
「今日はあついもんねぇ」
「そうですけど、何ですか?」
「ううん、明日もあつくなるといいな」
「暑いのがすきなんですか?」
「あんまり好きじゃないけど、こういうのもいいよね」
と背中をポンと叩かれた。
琴子は目が?のまま。
西垣先生はそのままスタスタ歩いていく。
琴子もナースステーションへと足をむけた。


ニャース
2007年05月04日(金) 00時43分56秒 公開
■この作品の著作権はニャースさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
コメディっぽく話進む予定です。
相変わらず成長のない作品ですが、
お付き合いいただければうれしいです。

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AHkcqg Click!! Bradley ■2015-08-11 02:56:55 188.143.232.26
西垣先生が絡む話も好きです。というかイタkissのキャラみんな好きなんですけど。続き待ってます。 mimana ■2007-10-04 12:49:37 219.109.48.5
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