運命のジャジャジャ・ジャーン♪NO2
俺の驚きを無視して琴子はベラベラと喋りだした

「だって片方のガラスの靴を手がかりに好きになった女性を探すんだよ!
 凄いよね〜もうこれは運命の人!!!って感じよね!ロマンスだよね〜」

・・・・・・・・・何を言い出したんだ?こいつは・・・

「おいっ」

「それとか白雪姫とか♪」

「おいっ!」

俺の声なんか聞いてないのか目の前で力説してる

相変わらず妄想が爆発してるんだろうが

・・・・話し掛けた責任くらいは、はたせよ・・・

「おい!琴子!!(怒)」

「へっ?何?入江くん」

「何はこっちが言いたいよ・・・
 何が言いたいんだ?」

「あはっ・・・・ごめんね
 小児科で入院中の子供達に読んであげる絵本を選んでたんだけど」

そう言いながら琴子は俺の目の前に数冊の絵本をだしてきた

「それが?」

「どのお話も知ってるつもりだったんだけど
 改めて読んでみたらどれも凄く感動的だな〜と思って
 だって運命の人でしょ!王子さまって」

「・・・・・」

それはどういう理論なんだ?

「本来なら出会えるはずの無かった2人が出会い恋に落ちるのよ!
 まるで入江くんと私みたいよね〜」

そう言いながら琴子はうっとりと空を見ている・・・

結局言いたいのはソレか・・・

「どこが?
 俺に言わせると非科学的でしかも運命と呼ぶには
 問題だらけのような気がするけど?」

「なっ!どうしてよ」
ミルク
2008年11月08日(土) 00時55分50秒 公開
■この作品の著作権はミルクさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
調子に乗って続きで〜す

私はいったい何を書いてるんだろう・・・・

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