守ってあげたい 18 壊れたオモチャ箱 1


 
 この数週間…直樹はイライラしていた…

 そう…あの琴子と柴田の2人が楽しそうにしているのを観た時からだ

 直樹は以前から感情は表に出さない性格だが…今の直樹は

 周りから見ても判るくらいに不機嫌だった…

 直樹は自分の部屋で勉強をしていた…本当は今日はパンダイの感謝祭

 パーティがあるので直樹も参加するように茂樹に言われたが

 体調がすぐれないと言って断った

 だから今日は茂樹も紀子も祐樹も帰るのが遅くなると出て行って

 しまったので入江家には…直樹1人だった…


 琴子はと言うと普通ならパーティとか言ったら…真っ先に
 行くといいそうなアイツが、その日は用事があるからと…断った
 ようだった


 直樹は珍しく勉強に集中が出来ずに時計を見ていた…

 時計の針を見ると…夜の10時をとうに過ぎていた…30分後

 時計は夜の11時をさした…直樹は さらにイラついた

 アイツ…いくらなんでも遅すぎる!!

 直樹は帰ってこない琴子が心配と言うよりも

 別の事が頭から離れなかった…

 アイツ…まさか…柴田と一緒なのか??

 琴子が柴田と一緒にいると決まったわけではないのに

 直樹の中に不安がよぎりイラつく心が収まらない

 しばらくして玄関の開くドアの音が聞こえ…玄関まで行く

 帰ってきたのは琴子だ…琴子は俺がパーティに参加すると

 思っていたらしく俺が家にいる事に驚いている


 「あれ〜入江くん?!おばさん達とパーティに行かなかったの!?」

 直樹は冷たい目線で観て…

 「ああ……どうせ行っても つまらないだけだしな……」

 「そう…」琴子は思った…なんだか今日の入江くん…
  
  いつにも増して不機嫌だ…

 「…………」

 しばらく沈黙が続き琴子は…その雰囲気に耐えられなくなり
 
 自分の部屋に行こうとする…

 その時…一言…直樹が聞く…

 「アイツと……一緒だったのか?」

 琴子は その質問に???となる…アイツって誰??

 琴子は直樹に聞く…

 「い…入江くん…アイツって?誰の事??」

 直樹は軽く笑いながら冷酷に

 「柴田だよっ!!」

 直樹の言葉に琴子は驚く

 「りょ?!りょう〜ちゃん!?!?!?〜なっなっなっなんで!?」

 あ…あたしと りょうちゃんがあぁぁぁ〜琴子は開いた口が
 ふさがらない思いだった

 な…なんで あたしが りょうちゃんと…エエッ〜!?

 直樹は言葉をさらに続ける「こないだお前ら仲良く一緒にいたじゃん!」

 「今日も一緒に よろしくやってたんだろ!!」

 直樹は半分軽蔑したような嘲笑うような冷たい眼差しで琴子を
 見つめて言う


 「!!」琴子は直樹の言葉に驚き直樹を睨みつけ聞く…

 「そ…それって…どうゆう…意味?!つまり私と…りょうちゃんが…
  って事…?」

 直樹は琴子の質問に答えない…そんな直樹に琴子はショックを
 受けた直樹は…ただ怒って涙目になっている琴子を見つめている
 だけだ……琴子は心の中で思う…

 ひどい…ひどいよ…酷過ぎるよ…何で?なんで…そう思うの…?

 私が…好き…なのは入江くんなのに…琴子の頬に

 涙がポロポロ零れおちる「〜〜」

 気づいた時には琴子は泣き叫んでいた…

 「酷い!ひどいよ!!入江くん!!なんで?!なんで あたしと
  りょうちゃんがなんて思うの?!」

 「それに りょうちゃんは そんな人じゃない!!!」

 琴子の叫んだ言葉に…アイツを柴田を庇う琴子に腹が立ち
 直樹も感情のバランスがコントロール出来なくなっていた

 琴子は直樹に怒り叫んでいた!!

 「どうして!!どうしてそんな酷い事を言うの?!」
 
 琴子は悲しかった…直樹も人が変ったように琴子を攻撃する
 
 「お前はだいたい自覚がないんだよ!!自分が女である事が!!!
  アイツだって男だ!!本気になったらお前ぐらいどうにでも
  出来るんだよ!!!」

 その言葉にさらに琴子が直樹に食ってかかる泣きながら

 「どうにでも出来るって何よ?!」

 琴子は怒りと悔しさのあまり直樹を叩こうと手を挙げる!!

 その時…振り上げた手を痛いほど掴まれ…直樹は冷たく低い声で言う

 「口で言って…判んないなら……教えてやるよ!!!」

 琴子はその言葉に!!!!となるが直樹が素早く琴子を抱えて
 2階に上がる…無論琴子は足をジタバタさせ抵抗する!

 「やだ!入江くん!!いやっ放して!!」

 直樹は自分の部屋のドアに鍵をかけ琴子をベッドに放り投げる!!

 琴子は一瞬 声をあげる

 「キヤッ…痛っな…何する!!!…んっ!んんんう〜」

 琴子はベッドの上に放り投げられたと思ったら直樹が琴子に

 覆い被さってKISSをする!!

 琴子は直樹に両手を押さえつけられて…自由がきかない

 それでも必死に抵抗する!!直樹が一瞬…「痛っ!」

 琴子の唇から離れる…琴子に唇を噛まれたからだ!

 直樹は噛まれて唇から血を滴らせるが手で拭い直樹は

 さらに激しく琴子にKISSをする!!「ん!んんっ!〜」

 琴子は直樹を押しのけようとするが、まったくビクともしない

 痛いほど手首を押えられKISSから解放された瞬間…琴子が泣き叫ぶ!!

 「いやっ!!入江くんっ!!いやぁ〜やぁぁ〜」

 直樹は取りつかれたように琴子の叫ぶ声が聞こえないのか?

 琴子の着ている…衣服を脱がして…琴子の白い肌に口付けてゆく…

 琴子は最初は泣いて叫んでいたが…抵抗をやめ…放心状態になる

 その間も直樹は琴子の躰に愛撫して赤い薔薇のように琴子の
 
 躰中に自分の印を刻んでゆく…しばらくして琴子の嗚咽が聞こえる…

 「ひっくっ…ひっ…くひうっ…う…うう…っく」

 琴子が声を殺して泣いている…

 直樹は我に返り自分のした事に呆然とするが嫉妬の方が強く琴子を

 さらに酷い言葉で傷つける…

 「これで…わかっただろう…」

 直樹の言葉に今度こそ琴子の平手打ちが飛ぶ!!」

 「パァンッ!!!」

 琴子は泣きながら自分の部屋に戻った…

  

 





 

 

 

 
  
華恋
2008年12月04日(木) 23時26分02秒 公開
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あ〜(>_<)やっちまったなっ!て気分で
皆の意見が恐いです〜

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たくさんの「姫」にご奉仕してください。日給5万以上可( ●≧艸≦)  Click!! 彩名 ■2012-08-10 13:25:13 110.3.96.100
うぅわぁ〜ここまでやってしまったの直樹!! ■2008-12-05 07:44:03 125.192.36.83

強引な入江くんは好きですが(笑)まだラブラブでない時は辛いですよね…
琴子には頑張ってほしいです〜
続き楽しみです!!
PEACE ■2008-12-05 01:10:32 210.136.161.152
きゃ〜ついに入江君が!!続きが気になります。 ちゃの ■2008-12-05 00:35:28 221.189.238.162
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